でたらめ日記

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平成18年10月分の日記

2006年
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10/31

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平成18年10月31日(火曜日)

朝からまじめに(?)お仕事。

昨日に引き続き、パーツ単位での編集を続けていったところ、時間の掛かる事・・・

メインカメラとサブカメラの2台体制だった撮影はデータ量も2倍近いので時間が掛かる。
1台で撮影した回の方が楽にも思えるが、実際には後々の編集を考えて
『撮れる時に撮れる物を撮る』
事が多いので前後関係がバラバラな事が多いのだ。

そんな訳で、夜までかけて出来たのは全体量の9割がた・・・
目処がついてきたような、そうでないような・・・

先はまだ遠い。

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『挑戦者ソフトバンク』

ナンバーポータビリティー(以下MNP)が導入されて始めての週末に騒動が勃発した。
ソフトバンクにMNPの受付が殺到した為にシステムが不安定となり、2日とも早々に
受付を停止してしまったのだ。
MNPは『入る顧客』だけでなく『出る顧客』が発生する為、NTTとauにも影響が
発生し、ブーイングの嵐となった。

この件においてソフトバンクの旗色は非常に悪い。
『ADSLの価格破壊』をうたって無料モデムをばら撒いた時にも、実際に使えるまでに
3ヶ月や6ヶ月待たされたり、解約の手続きが上手く機能しないなどのトラブルを
発生させた『前歴』を指摘する向きもある。
言われてみれば確かにそうだ。
それこそ、統合直後のメガバンクだけでなく、東証ですらシステムダウンするのだから、
MNPの受付でパンクするのは読みが甘いと言われても仕方が無い。

さて、孫社長の毎度の手法は既成概念を破壊し、規制緩和を進める事で広く消費者に利益を
もたらすというものだが、そこにはドン・キホーテ的な印象が常に付きまとう。
巨大な既得権益者に一矢報いようとする庶民のヒーロー像があると同時に、己の能力を
過大評価する傾向があるように見える。
否、実際には1兆数千億円の借金ができる巨大企業になっているにも拘らず、中小企業的な
体質が抜けていないのではないのかと思えてしまう。
『通話料0円』というサプライズも孫さんらしいかもしれないが、販売店の人間も
報道でその内容を知ったと言う話しを聞くと、脇が甘いとしか言いようが無い。

まあ、考えてみるとNTTの母体はもろに国策企業だし、auに至っては国際電電と
トヨタがタッグを組んだ超巨大勢力だ。
敵に回すのには大き過ぎる様が、益々風車に突進してゆくドン・キホーテとダブってしまう。

しかし、既得権益にあぐらをかいている輩は見ていて気分のいいものではない。
料金は高いし、電話機のデザインに不満のあったDOCOMOの製品もauが力を
付けてきたからこそ、差が少なくなってきているのだから、ソフトバンクにも更に
頑張ってもらいたいものだ。

去年の今日一昨年今日

(2006.10.31)


平成18年10月30日(月曜日)

もたくたと仕事。

先週末にやった作業に関してはお客さんの反応があれば何かをしなければいけないが、
なければ他の仕事が出来る状態になった。
それこそ同じ件のCGを途中まで進めていたので、形状定義の完成を目指すまで歩を
進めようかと思った。
しかし、抱えている仕事はこれだけではない。
H親分の仕事はもう少し無視するにしても、新宿でやった地下鉄工事の編集は一切進めて
いなかったので、かなり心配になってきた。
そこで、心を落ち着かせる為にも六本木の仕事を一時停止して地下鉄の仕事に着手した。

この仕事はつい先日完成した隣の工区と同じフォーマットで構成すれば大枠が決まる
のだが、個別の事象も多いので全く一緒ではない。
そこで全体編集をする前段階として、『カッター部品搬入』とか『前胴搬入』のように
撮影日時や内容別に粗編集を重ねる事にした。
極論すれば、ここで作った『プロジェクトファイル』を時系列に並べれば全体編集と
同じ意味になるのだ。

しかし、相変わらず最初から足踏み状態になった。
メインカメラの撮影時のホワイトバランスが上手く取れておらず、色調整が必要なのだ。
作業としては大したことは無いのだが、諸般の事情でMSP7.0ではなく旧版である
5.2Jを使うため時間が掛かるのだ。
それこそ、編集時でバサバサ切り落とす事は分かっているのでファイル単位での色調整は
本来不要なのかもしれないが、編集は水物なので考えずに手を動かした。
(レンダリングが終わるのを待っていたとも言う・・・)

夜になり、ようやく素材が揃ったのでシーン毎の仮編集を始めた。
殆どが夜の8時、9時に撮影を始め、終わりが明け方の3時、4時って状態だったので、
改めて見返していると感慨深い物がある。
そんな事を10時くらいまで続けていたが、編集の途中でハングアップが頻発するように
なったので作業を中止した。

怪しげなHDDを酷使している事に一抹の不安を感じながら帰宅した。

(2006.10.31)

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『校長先生の珍回答』

連日、『いじめ自殺』や『必修科目未履修』の話題がテレビニュースのトップになっているが、
悲しい事にそれが引き金になったかのごとく、新しい自殺のニュースが駆け巡っている。

驚いたのは保護者の前で校長や担任教師が『いじめが有りました』とハッキリと話した
ビデオが先行して報道されていると言う事。
そして、それがあるにも拘らず、相変わらず
『あの時、アー言ったのは、長時間拘束されていて意識が朦朧としていたから』とか
『言葉によるいじめと自殺の因果関係は確認できない』
と、平然と言って述べる校長と教育委員会の思考原理だ。

信じられない事に校長の弁の究極的な落とし所は
『因果関係については死んだ生徒に聞かないと分からない』
と、なっているようだ。
『いじめが原因で自殺します』と遺書に書いても『額面どおりに受け取るべきか分からない』
と、都合よく解釈して自殺ゼロを実現している人たちにとって
『死人に口無し』は便利極まりない。
『盗人に追い銭』にしない為にも自殺は絶対にやってはならないと、思う。

それにしても、『必修科目未履修』の責任を感じて自殺した校長先生も、ある意味情け無い。
『そんな事、何処ででもやってますよ』と、責任を微塵も感じない輩と比べれば、まだ
まともなのかも知れないが、江戸時代じゃ有るまいし、校長が死ぬ事で未履修がチャラに
なるなんて事はありえない世だから『無駄死に』に等しい。
やはり、迷惑をかけた生徒を無事に送り出してから退職するのが、責任の取り方だったと思う。

気軽に他人を殺し、気軽に自殺をする・・・
変な世の中になったものだ・・・

去年の今日一昨年今日

(2006.10.31)


幌生地を折りはじめたけど・・・

平成18年10月29日(日曜日)

午後から作業。

気が付けば昼近くまで惰眠をむさぼった為、前夜仕込んだおでんを食べてテレビを見て
いたら2時過ぎになってしまった。
流石にこのまま一日を終えるのは勿体無いので、いよいよ幌生地の加工をする事にした。

部屋を片付け、何ヶ月か前に購入した生地を広げて作業を開始したものの、『布』は
私にとって未知の素材ゆえになかなか手が動かない。
素人考えで行けば既存の幌から採寸した図面を元にザクザク切断して、折り返し、接着
するだけなのだが、それすら難しい。

購入した生地の横幅は1200mmと言う事になっているが、両端にホツレ止め処理が
されているので、化粧切りをしないと全ての作業を始められない。
しかし、片側に基準線を引こうとしたのだが、金属や木材と違ってヨレヨレしているので
端から15mmのところへ印をしても、定規を置くと直線にならないのだ。

まあ、実家から2m物の金属定規を持ち出してきたので辛うじて片側に線を引くまでは
できたが、反対側を平行に切り落とすのは更に難題だった。
それこそ、この裁ち落しで幌の寸法が決まってしまうのだから、失敗は許されない。
しかし、上記と同じ理由で平行に寸法を出すのは至難の技なのだ。
考えた挙句、基準線に差し金で直角を出し、巻尺で寸法を決めて印を打っていってから、
2m定規で線を結んでみた。
引いた線は打った点を通らない事があるが、一応平行な布地が出来上がった。

さて、次は左右両端の折り返しだ。
幌全体を引っ張って固定する『ゴムロープ』を通す為の袖口であり、両端を折り返して
接着するだけの構造になっている。
鉛筆と定規を使い基準線を引いて接着材を塗るのだけの話だが、ここでも悩む私。
上から下まで両端を折り返してしまうとゴムロープの端は袋の中になってしまい、
フックを引っ掛けられなくなってしまう。
恐らく、工場での順番は下端の固定が最初になると思うが、既存の幌を分解しないと
ゴムロープを取り出せないため、50mmほど接着しない分部を残して折り返しを
接着していった。
[図:幌の構造]
寸法を出して裁ち落とした幌生地
[図:幌の構造]
鉛筆で書いた線に沿って接着剤を塗っていった

接着剤を基準線に沿って塗り、付属のヘラで延ばしていったところ丁度良い幅に広がって
くれたのは良いのだが、正直言って片側を施工した時点で接着剤が足りなくなってきた。
それこそ片側だけ施工して買出しに行けばよかったのだが、ヘラに付いた余分な接着剤を
反対側に塗ってしまったので後に引けなくなった。
結局無理やりに塗り伸ばす事に成功したのだが、終わってから横幅を計ったら計算よりも長い・・・
どこかで寸法を取り間違えたようだ・・・
[図:幌の構造]
左右両端を折り返した幌生地
作戦成功! ・・・と、思ったら寸法が違っていました。 ガックシ・・・

まあ、短いわけではないのでやり直しはきくが、接着剤が無いのでどうしよもない。
結局、それを含めて買出しドライブに行き、週末が終わった。

去年の今日一昨年今日

(2006.10.30)


幌の部品を分解する話

平成18年10月28日(土曜日)

何となく全休。

山積みの仕事を無視している為、否応なしに2cvの改修をせねばならないものの、
全塗装を強行した時の勢いは無い。
では、何をすべきかを考えると幌の掛け換えの準備を始めた。
掛け換えの作業を進めると、否応なく既存の幌を分解する必要に迫られるのだが、
それ以前の段階すら着手していなかったのだ。

先ずはモンテカルロさんから譲ってもらった部品の加工から始めた。
我家のポンコツ車のトランクヒンジは錆びて朽ち果ててしまっている為、交換する事に
したものの、中古ゆえに幌の残骸が付いたままになっている。
細かい構造は分からないが、外見上はリベット(カシメ玉)2箇所の止まっているだけ
なのでそこから攻める事にした。

ところが、わざわざ買ってきたドリルの刃を食い込ませた瞬間にリベットが回転を始めて
二進も三進も行かなくなった。
ヤスリを地面に置いてドリルの回転で削り落とす事も試みたが、上手く食いついてくれない・・・

しばらくオロオロしていたところ、見かねた奥方が手を出してきた。
プライヤー2丁を使ってリベットを固定し、ドリルを回す作戦だ。
ところが、リベットが小さい為、クランプするのには限界がある。
状況は変わらず、ドリルの刃は抜けそうに無い・・・

作業は頓挫し、「やっぱり、幌の自作なんて無理だったのか・・・」と、思った直後に
もう、どうにでもなれ!
と、プライヤーでリベットを引っ張ったところ、アッサリと引きちぎれた。
考えてみればリベットやカシメ玉はアルミや真鍮などの柔らかい金属で出来ている
ので、最初からドリルは必要なかったのだ。
この為にわざわざドリルを買いに行った事が大いに勿体無く思えてしまった。
トホホ・・・
[写真:ヒンジの部品その1]
[写真:ヒンジの部品その2]
2つに分解した部品

部品が外れたので構造を観察してみたところ、幌生地の端部を外した部品にカシメてから
グルリと1回りさせる形で接着している事が分かった。
試しにカシメてある部分をドライバーで引き起こそうと思ったが、金属疲労+サビの
腐食で折れる可能性が多大なので触らない事にした。

[図:幌の構造]
幌生地を固定するための構造断面

さて、ここに幌生地を接着すれば作業が先に進むのだが、外した部品も若干サビが
発生している為、接着の支障になりかねない。
一応、サビ落としをしてから次のアクションを考えることにしたところで手が止まった。

おっかなビックリで、作業は進まない・・・

去年の今日一昨年今日

(2006.10.30)


平成18年10月27日(金曜日)

成り行き上、昨日の続き。

昨夜、Web配信を行ったビデオをに対する反応が来るのを今や遅しと待っていたところ、
午後になってようやく電話が掛かってきた。
ところが、担当のK氏は電話に出るなり昨日の話しを脇に置いて
『以前、仮編集した(Web配信)したビデオデータをもらえるか?』
と、切り出してきた。

こちらとしてはお客さんの要望に答える必要があるので、如何なるフォーマットで出しても
差し支えない。 しかし、目的(ターゲット)が分からないと、何かと支障がでるのでるのもまた事実だ。
そこで、何に使いたいのかをよくよく話を聞いてみると、昨日のビデオと同じく放送局に
送って使いたいらしい事が分かった。
それならば業務用フォーマットで発送するに越した事がないので昨日のビデオも含めて
ダビングする事にした。

さて、昨日のビデオはデータの羅列でしかないので、以前のビデオの用意を始めた。
これとて編集済みのデータを右から左にコピーすれば頭を使う事は無いのだが、
個人的に『時間的に短すぎるのではないか?』と、思い始めてしまった。
長いビデオを短くするのは難しい事ではないが、短いビデオを長くするのは問題が起こり易い。
そこで、何となく再加工を始めてからコピーを始めた。

データが揃ったのでDVCAMとDVDにダビングをすれば作業が終わりだ。
しかし、短いビデオと言っても10分のダビングに同じだけの時間が掛かるのは仕方が無い事だ。
途中で下らない間違いに気づき、やり直すのにも同じだけの時間が掛かってしまう。

そんな作業の最中、下らない作業に時間を割くことになった。
先日の雨が元で壊れた居間のテレビを運び出す作業を否応なくやらされたのだ。
しかし、運び出すのはブラウン管式としては最大級の52インチテレビだ。
重量が何十キロあるのか分からないが、弟と二人が掛かりで引きずり出すのに10分以上
掛かってしまった。
兎に角、このテレビはただデカイだけで歴代のテレビ史上、音質、画質共に最低としか
言いようが無い・・・

そんな肉体労働が間に入った事も有り、ビデオのダビングが終わったのは6時過ぎに
なってしまった。
この後、送り状とラベル印刷をして母親に発送を頼んでこの件は終わったが、他の
作業をするのには時間が中途半端になってしまったので9時過ぎに帰宅した。

(2006.10.30)


平成18年10月26日(木曜日)

一日中ビデオと格闘?

昨日は六本木にロケに行ったが、撮っただけでは終わらない。
今回は私が編集を行うのではなく、資料として某所に提出する為の物なのだ。
その為、取捨選択するためにもクライアントに早急に見せる必要があるのだ。

さて、撮影した動画をダビングする為にも加工するためにもHDDに取り込んでいくのだが、
流石に三脚を使っているので手ブレを起こした物は無い。
しかし、カメラが古い為に露出不足を起こしている箇所もあるし、色温度を逐一測定して
いない為、納得に行かない色の箇所も散見できる。
まあ、色調整や露出補正は私がやらなくとも先方で2次加工する時にすれば良いだけ
なのだが、やはり見ていて気分のいいものではない。
バリエーションくらいのつもりで各種補正を加えていった。

夜になって一通りの作業が終わったものの、この先どうするかが問題となった。
上記のように最終的には極力生に近い状態のデータを渡す必要があるのだが、その前に
現場サイドの検閲(?)を受ける必要がある。
一応『何を撮ったか』を見せる為に、Web配信の用意はしたものの、テレビ画面と
ビデオのモニターとでは見え方に違いが有るのが気になる。
そこでVHSかDVDにダビングして送るのが手っ取り早いのだが、最近の現場事務所には
ビデオとテレビの視聴環境があるとはかぎらないのだ。

その辺の事情をお客さんに問い合わせるメールを書いて作業終了。
昨日のロケのせいか、背中が痛くてしかたが無い・・・

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『帳尻あわせ』

某公立高校で『必修科目を教えていない為、生徒が卒業できない』と言う事が発覚したが、
調べてみたらこのインチキは全国各地で行われていたことも分かり、大問題になりつつある。
そもそも、このインチキを隠蔽する為に公文書に嘘を記載していた事も分かり、果ては
刑事事件に発展する可能性まである。
社会保険庁の『分母調整』と同じく大量の処分者が出る事は必至だが、気の毒なのは
インチキの代償(補習)を押し付けられる生徒達だ。

ニュースを見ていて苦笑するのは各校の校長先生の答弁だ。
『過去に遡って調べたところ、10年前からやっていたことが判明しました』と、
他人事を決め込む輩もいれば、
『倫理的地理の授業』という新語を持ち出し、『地理の授業を受ければ倫理も履修したと
みなすと考えていた』と、いい年こいて意味不明の説明をする者もいる事だ。
誰もが口で謝っても、どれだけ酷い事をしたかを理解していないのが凄い。

この間のいじめ自殺の時と同じで、書類上の数値を上げるためには公文書の改ざんも
常套手段と考える団体の性癖が見え隠れする話だ。

去年の今日一昨年今日

(2006.10.27)


平成18年10月25日(水曜日)

午後から六本木にロケ。

昨日とうって変わってよい天気になったので、朝からロケの準備を始めた。
機材については最初から最低限にするつもりでいたのだが、問題は車をどうするかだった。
一応会社のインプレッサを仮に押さえていたが、貴重な足車なのでできれば使いたくない。
ところが2cvは日曜日からストップランプとバックランプが点かなくなるアクシデントに
見舞われ公道を走れなくなっていたのだ。

そこでダメモト。にわかチェックを始めたところ、バックランプの点かない理由は
直ぐに判明した。
明るい場所で見たところ、一目瞭然。
トランスミッションに設置されているバックランプ用の配線が抜けていたのだ。
外した覚えは無いし、ギボシなので車の振動で外れるような代物ではない。
三角のサイドパネルを1週間開けっ放しにしていたので悪戯をされたのかもしれないが、
切断されたわけではないから可愛いものだ。

次がメインイベントであるストップランプのチェックだ。
土曜日から何もしていない状態なので、先ずはヒューズが切れていないか確認したところ、
どれも切れている様子は無いし、腐食もしていない。

はっきり言って手詰まりだが、ブレーキスイッチの配線をいい加減な電線で直結して
車の後ろに回りこんだところ・・・点いている!
もしかしたらバックランプも関係しているのかと思い、実験してみたが変化は無い。
否、あるはずが無い・・・
結局のところ、『原因不明で復旧』と言う、お得意のパターンになってしまった。
そこまで楽しませてくれなくても言いンだけどねぇぇ・・・

そんな訳で、インプレッサを徴用する必要が無くなったことを伝え、燃料を補給してから
昼過ぎに六本木を目指して出発した。
まあ、朝一ではなく、午後2時に事務所に顔を出して打ち合わせなので、これ以上楽な事はない。
ところが、ドッコイ、ギっちょんちょん・・・
1時15分くらいに六本木交差点に着いたので軽く昼飯でもと、思っていたら
駐車場が空いていない!

撮影機材があるので極力現場の近くに止めたいと思っているにもかかわらず、行くところ
行くところ、ことごとくふさがっているのだ。

周辺をぐるぐる回っていたら、反対車線に空き駐車場を発見!
迂回してたどり着いたら既に車がいる・・・
くやしいので、その場所を5周ほどしたら新たな空きが見えたので慌てて向かったのだが、
自分の前にいた車が駐車場に吸い込まれていった・・・
ぐやじぃぃ〜〜!!

時間は無常に過ぎてゆき、約束の2時が迫っても空きスペースは見つからなかった。
仕方がないので担当者に電話を掛けて待ってもらう事にしたが待てど暮らせど車は
動かないし、空きスペースも見つからない。
僅かな可能性にかけて狭い裏通りを走っていたら違法駐車のオンパレードだ。
そこを慎重に走っていたらババァが運転するBMW5シリーズが対向車線からねじ込んで来た。
元々擦れ違うのがやっとの道幅なのにババァの車幅間隔なので、ポンコツ2cvは
行き場を失ってしまった。
こうなると二進も三進も行かないので、仕方無く縁石に乗り上げて無理やりに擦れ違った。

こんな事が何度かあり、結局、車を止めるまで1時間近く六本木交差点界隈を放浪して
いた事になる。
気温が高かった上にノロノロ運転だったので、オーバーヒート(?)でエンストする事
3、4回。 全くもって、仕事をする前からぐったりだ。

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さて、向かう事務所は建設中のビルの4階にあるのだが、ここへ行くのはこれが初めてだ。
事情は連絡済みとはいえ大幅に遅刻しているので、否が応でも余計に緊張してしまう。
ところが、最寄のエレベータが調整中だというので、別の場所のエレベータを使って
くれと、経路を説明された。
そこで乗り口のある下のフロアーを目指したのだが、建設作業中のビルの中は方向感覚が
怪しくなってくる。
幸い経路を示した立て札が見つかったので迷子にはならなかったが、方向音痴の私には
緊張に拍車を掛ける事となった。

事務所に行き、K氏に言われたI氏を訪ねたところ、
この方も何やらバタバタ右往左往していた。
暫く待って現場に向かったのだが、I氏は『現場を案内してくれ』と、言われただけで
撮影内容を知らなかったのだ。
そこでK氏に連絡を取ってもらったのだが、K氏も所長から連絡を頼まれただけで
イマイチ分かっていないらしいのだ。
仕方が無いので方々に電話をかけて『何を撮影したいのか』を問い合わせて、ようやく
合点がいった。
話を聞くと年末にテレビ局が取材に来る事になったものの、その頃には粗方の工事が
終わってしまうので、今の様子が伝わらない。
そこで、(雑然としているが)今のHOTな様子を撮影しておきたいと言う事らしい。
結局のところ、今編集しているビデオとは直接関係の無いが、お金になるのだから
別に問題は無い・・・

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撮影を終えて地上に上がってきたのは6時過ぎの事。
相変わらず一人で機材を運んで撮影する上に、久しぶりの撮影だったので体中が痛い。
そんな訳で、駐車場に戻り、先ずはコンビニで飲み物を購入。
会社にメールを入れたりして小休止をしてから車を出した。
すると表示された駐車料金は4500円だって・・・
30分毎に500円の駐車場に4時間以上止めているのだから当然なのだが、やっぱり
安い金額とはいえない。
土地が余っていないから仕方ないのだろうが、やっぱり六本木は好きになれないな。

普段なら仕事を続けている時間ではあったが、自宅に戻って一日が終わった。

去年の今日一昨年今日

(2006.10.26)


平成18年10月24日(火曜日)

朝からCG。

今日は午後からロケの予定が入っているたが、夜半から降り始めた雨は一向に止む気配が
ないどころか、激しさを増していた。
まあ、昨日の話しから察すると屋内(地下)の撮影なので雨の影響があるのは機材の
搬入搬出の時くらいだ。
しかし、いくらカメラだけ気をつければいいといっても雨の日の撮影にいい思い出が無い。

そんな訳で担当者であるT建設のK氏に朝一で電話をかけた。
「エッグですけど、おはようございます。」
『何?』
「雨が降ってますね」
『降ってるね・・・』
「撮影、明日に延期できませんか?」
『そうしようか』
と、アッサリ延期が決まった。

出社して早速CGの続きを始めた。
今日の目標はカッター部の完成だ。
一番面倒くさい『カッターリングの形状定義』は終わっているが、カッタービットを
配置しないと土山を彫ることが出来ない訳だし、第一格好が付かない。

しかし、これらのビットの形状は大概写真やイラストを元にでっち上げる事が殆どだ。
特殊なビットならともかく、アップになる事は無いので『それらしい物』が付いていれば
良いのだが、私はそれが一番苦手なのだ。
今回は図面に形状の平面図が出ているので大きさと位置はそのまま使えるのだが、立体
構造や支柱はデッチアップとなる。
あっちのバランスとこっちのバランスを調整する作業は時間が掛かるし、やっていて
じれったいのだ。

カッタービットが一応出来たので、次は『とげとげ』だ。
正式名称は知らないが、補助的に土山を掘る為の物だというのは素人にも分かる。
上記のカッタービットと違って単なる『とげとげ』なので後回しにしたのだが、いざ
着手すると結構面倒くさい・・・
ビデオの静止画からトゲの本数は読み取れるので、そこから大凡の配置間隔を割り出して
いったのだが、完成してみたら太さや高さが雰囲気に合わず、何度か調整を加えた。

夜にはカッターがほぼ完成したのでサンプル出しの為にもアニメ設定を加える事にした。
ぐるぐる回転するカッターとも違うが、特定の角度を往復するだけなのでさほど難しくない。
しかし、一寸悩んだのが『コピーカッター』の動かし方だ。

このシールド機は四角いトンネルを掘る為の物である上に、カッターの軸がセンターに
無いので下側の両隅に掘り残しができてしまう。
そこで、両隅に達する時だけ出てくるアニメ設定にする必要があるのだ。
まあ、基本的にはカッターの動きに合わせて出たり入ったりするだけなので難しくない
のだが、カッターリング用のアニメとコピーカッター用のアニメがばらばらに存在する
事が気になる。
特定の角度に達したら出始め、特定の角度で止まり、逆転したら引っ込むという
スクリプトを書けば言いだけの話だが、経験不足故に『どのような計算式』にすれば良いか
思いつかな無いのだ。
まあ、所詮はサンプル出しなので今回は無手勝流で済ませたが、今後の課題が残った。

[cg:掘進機制作途中]
制作途中の掘進機。 動画版はこちら → machine03.wmv(約2MB)

去年の今日一昨年今日

(2006.10.26)


平成18年10月23日(月曜日)

今週もスロースタート。

山積みになった仕事をどのように片付けるか迷うが、やはり先週着手したCGの続きを
やる事にした。
CGに没頭していると他の仕事が出来なくなるが、どの仕事もつまみ食いで進められる
ような物じゃないので仕方が無い・・・

ところが、昼ごはんを食べた後、暫く仕事場を追い出される事になった。
親父に福祉関係の来客があるらしく、人数的に4畳半では手狭だからだ。
そんな訳で、向かったのはコジマ電気。
前から目をつけている携帯電話を買う算段だ。

まあ、今使っている携帯電話に不満は全く無いので交換する『必要性』はゼロに近い。
しかし、同じレベルで気に入った携帯電話が『1円』で売られている事を知って以来、
どうにもこうにも落ち着かないのだ。
このままでは仕事に集中できないので、煩悩を振り払う為にも買ってしまう事を決意した。

店に着いて直ぐ、商品を手に取り『色をどうするか考えている人のポーズ』を取った。
ところが、普段なら呼びもしないで声を掛けてくる店員が何時まで経っても寄って来ない。
フロアーには家電関係の店員はいるのだが、肝心のドコモの係員は客よりも重要なのか、
書類と睨めっこをして微動だにしない。
まあ、一言声を掛ければ良かったのだろうが、何だか馬鹿馬鹿しくなってきたのでデジカメの
コーナーを冷やかして帰る事にした。
[写真:20周年記念パッケージ]
Windowsの棚に『20周年記念パッケージ』を発見。
いろいろオマケが付いているらしいが、基本的に興味無し

帰り道に実家の近所で巨大クレーンが目に入った。
総武線の線路に掛かっている歩道橋を諸々の理由により撤去する工事なのだが、見ていて
奇妙な印象を持った。
それこそ、仕事ではこれよりも大型のクレーンを目にしているはずだが、広い場所や
高層ビルの間など見慣れぬ風景の中での事。
それに引き換え生まれて以来30余年見慣れた風景に現れた”それ”は非現実感を伴っていた。
ゴジラやウルトラマンが目の前に現れたら、きっとこんな感覚なんだろうと思った。
[写真:20周年記念パッケージ]
場所もクレーンも見慣れているはずなのに不思議だ

会社に戻ったので仕事を再開しようかと思ったが、親父への来客はまだ居座っていた。
仕方が無いので弟の部屋で漫画を読んでいたところ、やっと帰ってくれた・・・と、思いきや
一人だけ問診のような事を続けていたのだ。
結局、仕事場に戻れたのは3時近くになってしまった。

ポチポチとCGの作業をしていたら携帯電話がなった。
昨日の今日なので「F探偵かな?」と、思ったところT建設のK氏からだった。
今はこの件の仕事に没頭しているのでビクビクする必要な無いのだが、完成に向かっている
とは言い難いので出るのが怖かった事・・・

恐る恐る電話に出たところ、編集の進行状況の問い合わせではなく、追加のビデオ撮影の
依頼であることが分かり胸を撫で下ろした。
曰く『明日か明後日くらいの午後から来られるか?』と言う事なので早起きも不要で
楽チンそのものだ。
当然「いつでも大丈夫です」と、即答したが、むしろ撮影自体が久しぶりだし、足車の
2cvが直ぐに動かせない状態である事が
気に掛かった。
まあ、余裕はあるのでどうにでもなる。

夜までCGの作業を続けていたところ、懸案だったカッターの造型が上手くいったので
兄貴とビールを飲み始めたら酒が進む事進む事・・・
いつも以上にハイテンションのまま帰宅したものの、ビデオを見ている途中で寝てしまった。

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『メイドさん受難』

’06年現在、総合オタクタウン秋葉原の象徴が『メイドさん』と言っても過言ではない。
彼の地を歩いていると、いたる所でチラシ配りをしているし、兎に角目立つ存在だ。
中にはタレント性を持たせて活動の場を広げるなど、単なるコスプレの域を超えた
存在になりつつある。
(日曜日のプチオフ会の時、視線の先にメイド服を着た女の子談笑していたが、彼女達と
共に入ってきたのが60絡みのおっさんだったので大いに気になった・・・)

ところが、そんな彼女達に痴漢行為を行う不貞の輩が出現したと、各テレビ局はこぞって
報道を始めた。
しかし、どの局を見ても、なんだか切り口がシックリと来ない。
痴漢も立派な犯罪だから報道されるのも分からなくも無いが、何だか珍奇な物を見るかの
ような雰囲気で、『痩せ型、目がね、チェックのシャツ、黒いズボン』という犯人像は
最後の最後に持ってくる有様。
結局、追っかけているのは卑劣な犯罪者ではなく、被害者側に立つメイドさんなのだ。

街にオタク狩りが現れて以来、警察官の職務質問が増えたという報道も別の日にあったが、
不特定多数の人と物が集まるカオス世界には善人以外も多く集まるという事だろう。
私は年に何回かしか行かない町だが、悪所には近づかない事にしよう。

去年の今日一昨年今日

(2006.10.24)


平成18年10月22日(日曜日)

結果的に全休。

日曜日としては異例の9時過ぎに起き出したものの、何だかやる気が起こらない。
昨日も昼前に作業を始めたものの、ストップランプが点かない原因が思いつかないし、
午後から出掛ける予定があったので、大きなことが出来なかったのだ。

2時半くらいに自転車で自宅を出て一路秋葉原を目指した。
F探偵のサイトにある掲示板のプチオフ会を兼ねて、ヨドバシカメラでデジカメの物色だ。
ところが、出る間際までウルトラセブンの名作『狙われた街』を見ていたため、少々遅刻。
待ち合わせの場所に行ったところ、F探偵、越谷の尻軽女さん、藤原海苔太君と既に
全員集合していた。

直ぐにデジカメのコーナーへ行き、あれこれ小型のデジカメを見ていったが、主役である
越谷の尻軽女さんは初心者だからか目をグルグルさせていた。
一通り商品を見た後、『記録メディアを買うならあそこが安い』と、某所へ移動しようと
思ったのだが、雨が落ちてきた。
まだポツポツって感じだったので迷ったが、結局近くの喫茶店でデジカメ談義の続きを
遣って解散した。

さて、帰り道は探偵の新型FXであるスズキ・エブリーを運転させてもらった。
それなりの車齢の軽自動車なのでクラッチにもアクセルにも『癖』があるが、大した
問題ではない。
これ以上削る物が無い『究極的にシンプル』な車のはずなのに、古くても雨風が防げて
エアコンも効く上に、iPodで音楽まで聴けるのだから日本製の軽自動車って
『凄い』の一言だ。
(駅の駐輪場に止めた自転車まで積んでもらった!)

帰宅したものの時間が時間なので作業が出来るはずも無い。
そこで『ちび丸子ちゃん』でも見ようとテレビを点けたら日本シリーズの第2戦だった。
これだから、あたしは野球が嫌いなんだよぉ〜!!

これが元で毎週見ている番組は全てお流れになった。
結局、12時前に寝てしまったとさ・・・

去年の今日一昨年今日

(2006.10.23)


平成18年10月21日(土曜日)

今週も2cvいじり

先週無理やりに全塗装を行った我家のポンコツ2cvだが、未だ完成には程遠い状態だ。
塗装で言えば刷毛跡や液ダレを削り落とし、クリアー塗料で上塗りをしなければいけないし、
幌やバンパーの交換、雨漏り対策など数え上げれば切が無い。

しかし、方向指示器やヘッドライトを組み付けないと公道を走れないのも、また事実。
バンパーのサビも雨漏りもは昨日今日の話では無いので「あえて」無視するにしても、
自動車として使えないのではオブジェでしかない。
そんな訳で、奥方が塗装の仕上げをするのと平行して外した部品を組み戻す事にした。

すると例によってサイドパネル(三角の奴ね)の方向指示器が点いてくれない。
原因は『アース不良』だと分かっているのだが、サビの侵食を止める為にも塗装は欠かせ
ないので痛し痒しだ。
アースの引き足しを考えつつも、適当な電線が無いので後回しにする事にした。

次は後ろの方向指示器だ。
まあ、ネジが各三箇所、電線も各三箇所ギボシを差し込むだけなので大したことは無い。
むしろ自作したプラスティックカバーの雌ネジの付け直しに手間取った。
そんな訳で、直ぐに作業は終わった筈なのだが、動作確認をしたところストップランプが
点かない上に、右側のウインカーが妙に暗い事に気がついた。

方向指示器については「ここだけ違うワット数の電球が入っていたのかな?」くらいの
気持ちでカバーを外してみたが、電球には問題が無かった。
しかし、カバーを外した状態で方向指示器を動かしたところ、どういうわけか車幅灯と
ストップランプまで同時に点滅してるではないか!
「どおりで暗いはずだ・・・」などと言っている場合ではない。

玉切れの類で無いことだけは確かだが、直ぐに配線をチェックしてみたが上記の通り、
繋ぎ忘れの起こるような代物ではないので頭をひねっても答えが出ない。
確認の為に、ウインカーリレーを弄っていたら正常だった左方向まで動かなくなるなど、
次第に傷口が深くなってゆく・・・
(リレーは直ぐに直った・・・別の問題を抱えているけど・・・)

唸っていても良いアイデア(?)が浮かばなくなったので自転車で実家に行く事にした。
群馬のシトロエンショップ・モンテカルロさんに発注していた荷物が届いたと連絡が
入っていたからだ。

[写真:モンテカルロさんからの荷物]
群馬のモンテカルロさんからの荷物。感謝感激です!

発注したのはワイパーブレード2本と『トランクのヒンジ』だ。
実は我家のポンコツは幌の交換を長らく放置していたのが祟って、トランクヒンジや
その付近の部品サビてボロボロになってしまい、トランク自体が落ちてしまう可能性が
出てきたのだ。

[写真:モンテカルロさんからの荷物]
窓枠の下は既に半分消失している

実はこの部品は幌にリベット止めされている為、独立した部品としては入手することが
出来ない特殊な部品なのだ。
否、本来は幌を交換する際に自動的に交換される物なので、本来は『交換不能』なのだ。
しかし、『幌の自作妄想』というコンテンツを立ち上げ、それようの材料を殆ど集め
終わった事も有るので、ワイパーを注文する際に”さりげなく”相談したところ
『本来幌の付属品だが、まだ再利用できそうな物がある』と、譲ってもらえる事に
なったのだ。 ありがたやぁ〜

直ぐにでも幌の掛け換えをしたいところだが、それよりもウインカーを直さなければ
幌どころではない・・・
自転車を漕ぎつつ気がついたのは『またしても』アース不良だった。
あれこれ確認しているうちにウインカーのユニットを外した状態で動く事に気づいては
いたが、それ自体が『異常な状態』である事に気づいたのだ。
電球が点灯するのは『電気が流れているから当然』なのだが、ボディーがアースになる事で
回路が成立するのだから『中吊り状態』で作動する事自体がおかしいのだ。
結局、取り付けネジの当たる場所を磨いてから”確りと”ネジを締めたら正常に動き始めた。

ところが、一難さってまた一難。
『ナンバー灯のカバーが汚れているな』と、思い、掃除をして組み戻したら、またしても
点かない・・・
これまた、サビによるアース不良なのは間違いないのだが、逆に言うと今まで点いていた
事の方が不思議な状態だったのだ。
あまりにもサビが酷かったのでヤスリでゴリゴリ削って、ようやく点くようになった。

しかし、日が暮れるまであれこれ試したが、ストップランプだけは点いてくれなかった。
その上、この時点になって初めてバックランプまで点かない事に気がついた。
トホホな気分になったが、これ以上はどうする事も出来ず、作業終了。

車が動かせないので近所のスーパーへ買い物に行って一日が終わった。

去年の今日一昨年今日

(2006.10.23)


平成18年10月20日(金曜日)

のそのそとCG仕事。

ビデオのストーリ作りがある程度まとまってきたので、清書をしてお客さんにメールした。
これで形の上では手が離れたのでCGに集中する事にした。

ところが、そう思った矢先に恐怖の電話が掛かってきた。
親父の受け答えに聞き耳を立てていたら・・・
『はい、いつもお世話になっております。』 → 売り込みの類じゃないな・・・
『えぇ、えぇ・・・、ははは・・・』→ 親父も知っている人だな・・・
『それから、お加減はいいんですかぁ・・・』 → 病気になった事のある人だな・・・

親父も良く知っていて、大病を患った人ってことは・・・
やっぱりH親分だった!(泣)
受けたくない電話は数々あれど、その中でもブッチ切りのダントツナンバーワンだ。
恐る恐る電話に出たところ、当然聞かれた質問・・・
『で、何処まで進んでるの?』
進んでるもなにも、親分の仕事をバックレる事、早2ヶ月。 
やらなきゃ、やらなきゃと思いつつも全く何も出来ていないので言い訳のしようが無い。
仕方が無いので有りのままに現状を伝えると、意外にもあっさり話題を変えてくれた。
その代わり、岡山で撮影したビデオの一部を静止画として取り込む仕事を依頼された。
難しい仕事ではないし、『直ぐに欲しい』と言うので超特急で作業した事はいうまでも無い・・・

その後、CGの制作に復帰したのだが、キーポイントになるカッターの形状を上手く
作ることが出来ず頓挫した。
オマケに宣教師が遊びに来たのが切欠となり、つられて大酒を飲んでしまって、デンジ・エンド

(2006.10.23)

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『盆暗(ぼんくら)』

ニュースやワイドショーで毎日いじめ自殺や殺人事件、北の核実験に加え、数年間で
数日しか仕事をせずに満額の給料を貰っていたなんて公務員が発覚するなど大凡スッキリ
出来る話題が無い。

そんな中、宝くじを偽造して3億円を騙し取ろうとした20歳のプータローが逮捕された
話には不本意ながら笑ってしまった。

この男、数字の部分を切り取り、テープで貼っただけのお粗末な偽造券を3枚持ち込み
その場で”御用”になったらしいのだが、
『直ぐにバレるとは思わなかった。生活が苦しく、遊ぶ金欲しさにやった』
と言うコメントには呆れ返った。

これを聞いた時に思い浮かんだ言葉が『盆暗』だった。
広辞苑でこの言葉の意味を引くと
(もと、ばくちの語で采を伏せた盆の中に眼光がとおらないで常にまけるという意)
ぼんやりしている人、うつけもの

と、ある。
単に知能指数が低いというよりも『物事を見通す能力の欠けている人間』、『思慮の浅い人間』
の事だと理解している。

今回の詐欺男の場合に当てはめると、自分の作った偽造券が『直ぐにはバレない』と
思う『自惚れ』に加え、『偽造を見破られないだろう』と『窓口の人を盆暗扱い』する
大盆暗だ。

そもそも、ろくに仕事もせずに『遊びを優先さる人生観』ってのが私には理解できない。
・・・え、こんな下らない文章を書いているなら仕事しろよって?
はい、その通りです・・・反省しています・・・

(2006.10.20)

去年の今日一昨年今日


平成18年10月19日(木曜日)

今日も匍匐全身状態。

引き続き台本の枠組み作りをしていたが、やはりお客さんの意見もいかないと、これ以上
進められる状況でなくなってきた。
しかし、どう説明すれば良いかも含めて悩みは尽きない。
現実逃避の為にもCG制作を進めることにした。

今回のシールド機は一見すると単純な形状なのだが、外形が四角な上に、回転軸が中心に
無い特殊な構造をしている。
今まで経験したことの無いものを作ると言うのは技術的に面白いと言えば面白いのだが、
『それらしい』物に見えるようになるまでの先は長そうだ。

11時半くらいまで作業をしたものの、見通しは立たなかった。

去年の今日一昨年今日

(2006.10.20)


平成18年10月18日(水曜日)

うつうつと仕事。

引き続きビデオのストーリー作りをしてみるが、やはりシックリとこない。
仮のタイトルとして『xx通り地下通路整備工事 ○○・XX建設共同企業体』と、して
みたが、そこへ『〜 △△工法実施工記録 〜』と、サブタイトルを付けるべきか、
はたまたメインタイトルとサブタイトルを交換するべきか・・・
主語をどうするかを決めかねている状態で手が止まった。

しかし、このままでは同じ事の繰り返しなので気分転換にCGに着手する事にした。
同じ工法のCGを作ったばかりなのでセグメントなどは流用可能だが、やはりシールド機は
一から作る必要がある。
ただ、今回のシールド機は同じ工法ながら今までに手がけた事の無い動きをする為、
興味深いと言う事も有った。

ところが、以前もらった資料にはユニークな構造の『肝』になる回転軸の位置寸法が記載
されていなかった。
この寸法(位置関係)が分からないと切刃自体の寸法を割り出せない為、定規で測った
数値から比率を割り出してみた。
しかし、出来上がった物は何だか形がおかしい・・・

何とも釈然としない事も有り、図面をスキャニングしてCGソフトに取り込むことに
したのだが、またしても下らない躓きに陥った。
使用したキャノンのスキャナーはUSB接続なのでケーブルを繋げば直ぐにスキャンが
可能なはずなのに上手くいかない。
グラフィックソフトを起動させ、スキャナーを呼び出すところまでは問題ないのだが、
なぜかプレスキャンのまま先に進めないのだ。
不思議でしかたが無い・・・

都合3、4回ほどPCを再起動させて様子を見たが自体は進展しない。
しかたが無いのでオフィシャルサイトにある『自動インストールサービス』を使って
ドライバーの更新・再インストールを行ってみたが状況は変わらなかった。
流石に頭にきたのでドライバ以外のアプリケーションを総入れ替えして、やっと作業が
出来るようになった。
正直って、キャノンのスキャナーと私とはフィルムスキャナーの頃から延々と相性が
悪いらしく、使うたびに似たような事を繰り返している気がする・・・

さて、今日は親父の誕生日会というか、会社の創立35年の記念という名目の食事会が
行われる事になっていた。
ところが、自ら6時半に予約を入れたのにも拘らず、5時半を過ぎた時点で『早く出掛ける
準備をしろよ』と言い出した。
向かう店は小岩なので車なら10分も掛からないのにだ・・・
本人は『時間は常に前倒し、余裕を持っている』つもりらしいが、これほど無駄な時間の
使いかたはないし、相手や周りの都合は眼中に無い我侭もいいところだ。
私が『まだ1時間前だろ!』と一喝したら暫く大人しくしていたが、結局6時過ぎに
出掛けていった。

奥方が遅くなりそうな事が分かっていたし、仕事が中途半端だったので私が店に着いた
のはを6時半丁度だった。
それにも拘らず、先発隊は既に一通りの料理を食べ終わったに近い状態だった。
やっぱり前倒しか・・・・

40分ほど遅れて奥方が到着。
更に料理の注文を重ね、鱈腹食べて店を出たのは8時頃だった。
まだ時間的に早いし、少々歌いたかったので兄弟揃って近くのカラオケボックスへ直行。
2時間ほど歌い続けたが、私は自主的に『ヒデ夕樹しばり』だった。
やっぱ、誓いのバラードはいいわぁ〜

去年の今日一昨年今日

(2006.10.19)


平成18年10月17日(火曜日)

朝からモタくたと仕事。

今日の目標は『簡易編集データのアップロード』と『ビデオのストーリー作り』だ。

さて、データのアップロードは概ねデータを変換するだけだと考えていたのだが、
先週編集した物を改めて見直したところ無用に長いと言う事に気が付いた。
特に『マシンの引き移動』はビデオテープ足掛け3本にわたって撮りっぱなしにして
いた物なのでスピード調整がまだまだ足りないのだ。

そこで、10倍速にスピード調整した加工済みデータからマシンが静止しているシーンや
カメラの前で人が邪魔をしているシーンを更に切り詰めた。
これを更に10倍速に設定したので、結果的に100倍以上のスピードアップとなった。

しかし、『もういいだろう』と、データ変換したものの、何となく見てみたら、まだまだ
長すぎるように感じた。
まあ、最終的には本編集の時に調整すればいいわけだし、お客さんの意見も聞くべきだ。
そのままアップロードしようかとも考えたが、やはり生理的に受け付けられず再々調整して
から配信にかけた。
そんな事もあり、相変わらず予定していた時間を大幅に遅くなってしまった。

データ配信が出来たので今度はストーリー作りだ。
例によって5W1Hに当てはめれば大枠になるのだが、『xx土木工事』というタイトルで
ストーリーをつくっても、なんだかシックリこない。
もともと新工法の実施工状況として撮影を始めた経緯があるので、考えてみれば当然
なのかも知れない・・・
思いついた文言をポチポチと打っていったが、とても人に見せられるレベルではないな・・・

去年の今日一昨年今日

(2006.10.18)


平成18年10月16日(月曜日)

朝からド緊張・・・

朝食を食べ終わり、奥方を送り出そうと思っていたら携帯電話がなった。
また親父かと思ったら、なんと相手はT建設のK氏だった。
この人に関する仕事はポチポチと進めてはいたのだが、実際問題他の仕事のアオリもあって
ろくに進んでいなかったのだ。

そんな訳で用件は当然『何処まで進んでますか?』という、最も聴きたくないセリフから
はじまった。
しかし、手元にある素材を繋ぎ合わせたまではいいが、それをどう膨らませればいいかで
頓挫していた事も有り、何を聞かれてもシドロモドロになってしまう私・・・

兎に角、状況を打開する為にはK氏と打合せをするべきだし、手駒を見せて
『何もしていないわけで無い』と言う事を主張する必要があるのだ。
結局、K氏も何だかんだ忙しいらしい事も有り、例によってデータのWeb公開で
お茶を濁す事にした。

ところが、K氏から名詞を貰っていなかった事も有り、先方のメールアドレス分からなかった。
この場合『わが社の名前で検索をかけて空メールを送ってください』と言うのが最も
正確で手っ取り早いのだが、少なからず負い目がある。
そこで受話器越しにメールアドレスを聞いてメモを取る事にした。

取りあえず電話を切り、直ぐにメールを出そうと試みたのだが、自宅のADSLモデムが
通信不能な状態になっていた。
仕方が無いので何度かリセットを繰り返してみたのだが、回線がつながる様子が無い・・・
やむをえず携帯電話からメールを出してみた。
ところが出した途端にメールは返ってきてしまう・・・

メールデーモンのメッセージを見たところ『相手側ホストの都合で送信できません』と、
かいてあったので「もしかしたら携帯メールを受け付けないのか?」と思えてきた。
そこで、会社に走りPCからメールを出したところエラーが出なかった・・・と、いうのは
勘違いだった。
エラーメッセージはウィルスチェックソフトにスパムメールと選別されたらしく、
専用ホルダーに紛れてしまったのだ。

こうなるとK氏に確認しなければどうにもなら無い。
直ぐに連絡を取ってみたのだが、生憎現場にいるらしく『折り返します』と言われてしまた。
結局、電話が掛かってきたのは昼休みが終わる直前だった上に、知らされたメアドに
『いい忘れた部分があった』という単純ミスだった・・・・
アドレス帳を書き直してメールを送ったところ、直ぐに返信があり事なきを得たが、
妙な気を回した事がこんな全時代的なトラブルになるとは・・・

妙な疲労感を感じつつ仕事に戻ったが、この仕事は何処から手を付ければよいか漠然と
し過ぎていて牛の歩みになってしまう。
止せばいいのに昨日やった全塗装の件をダラダラと書き始めたりしたことが足を引っ張り、
帰宅は11時近くになった。

(2006.10.17)
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『いじめ自殺者は0人』

福岡で起きた『いじめが原因と思われる自殺』は『元担任教師が切欠で起こっていた』と
朝から晩までセンセーショナルに報じていた。
焼香に来た元担任教師に対して少年の親はカメラの放列の前で罵声を浴びせ続け、果てには
『(自殺した少年は)からかい易かったから』という言質まで取るに至った。

この教師はベテランの域に達する教師でありながら相当問題の多い人物だったらしく、
いじめの率先の他にも人権侵害に至るような言動をいろいろと行っていたと畳みかけた。
元日本テレビの熱血アナウンサーはこの件を報じている最中、怒りに震え、ついには
悔し涙を流し始めてしまった。
マスコミとしたらその教師の顔と名前を公表し、吊るし上げたいと喉から出掛けている
かに思えた。

さて、この事件で一番悪いのは誰なのかは未だわからない。
元教師も酷いが、いじめに関するコメントが二転三転する無責任な校長も相当酷い。
しかし、先生方を取り仕切る教育委員会や某組合が腐りきっている故の結果に思えてならない。

通常、組織と言う物は地位が上がれば上がるほど、それに比例して責任も大きくなって行く。
例えば学校で何かが起きた場合、それが良いことでも悪いことでも、本人を直接
知っているはずの担任ではなく校長先生がインタビューを受ける。
それは学校の責任者だからだ。
教育委員会ともなれば校長先生の上司に当たるはずだから、当然いじめ自殺の件についても
道義的であっても相当な責任を追う立場にある。
この場合の『責任』とは、マスコミの前で頭を下げ事だけではなく、『自殺の原因を解明
する』ことを含んでいる。
それにも関わらず、こと後者の話になると急に消極的になる傾向にある。

兎に角、教育委員会の思考論理は『表題』に顕著に現れている。
他のいじめ自殺の報道でも引用されていたが、教育委員会が公表している過去数年の
いじめ件数は毎年2〜3万人原因を分類しない自殺者は毎年100数十人いるらしい。
それにも拘らず、『いじめが原因と認定する自殺者は0人』という結論を導き出している。

例え『いじめが元で自殺します』という遺書をマスコミを経由して突きつけられ、
『いじめがありました』と、親の前で認めておきながらも『いじめが自殺の原因であるかは
分からない』と、サラリと言ってしまう精神構造を私は理解できない。
確かに世の中には額面どおり受け取ってはいけない文章というのはあるかもしれないが、
『いじめが元で自殺します』という文章を教育委員会の会議にかけも、自殺した人間の
心を分析出来るはずが無い。
身内から問題が発生することを嫌う隠蔽体質故に、『分からなかった』と結論付けるのが
”落ち”だろうし、そんな会議の内容は苦労して情報開示しても黒塗りで出てくる可能盛、大だ。

今回の事象を見ていたら、何故か崩壊直前のソ連の報道を思い出した。
各地の『責任者』が共産党の集会などで現状を報告するわけだが、
『同士、書記長!xx地方の作物は例年通り豊作です。』という報告に対してゴルビーは
『君はそれを本当に信じているのかね?』と、苦笑しながら問い正したという逸話めいた物だ。
農作物の出来は天候に左右されるから悪い年だって有るはずだが、責任を取るのが嫌な上に
体制が崩壊する末期状態なので現実を無視した数値を報告することが慣例化していたのだ。
しかも、そんな出鱈目をみんなが『知らぬふり』を決め込んでいた。

科学によって作られた理想の世界観の正体が『矛盾に満ちた幻』だった事は歴史に裏付け
られている。
しかし、固い殻の内側にいる人たちにとっては未だ覚めぬ夢なのだろうか?

去年の今日一昨年今日

(2006.10.16)


平成18年10月15日(日曜日)

2cvの全塗装2日目。

奥方のテンションは全く下がらず、日曜日だと言うのに9時過ぎに作業を再開した。
兎に角、今日の目標は2度目の全体塗装だ。
昨日は下地が良い場所も悪い場所もあったので不均一だったが、一応1層目を塗ったので
順調な作業を期待していた。

しかし、そんな思いは一刷毛目から打ち砕かれた。
同じ塗料を塗り重ねているにも拘らず、濃度の如何に関わらず1層目の塗料が2層目を
弾いてしまうのだ。
仕方が無いので『返し筆』どころではなく刷毛を捏ね繰り回す感じになった。
そうする事により既存の塗料となじみ始めるのか、辛うじて塗り重ねることが可能に
なるのだ。
はやり、自分の知識と違った一寸特殊な塗料だったらしい・・・
泣きを言っても仕方が無いので、奥方と共に二人が掛かりで『塗料を塗り広げ』
いったところ、3時過ぎに一応2度無理目を完了した。

[写真:2度塗り目完了:斜め前からの図]
[写真:2度塗り目完了:正面からの図]
[写真:2度塗り目完了:斜め後ろからの図]
2度塗りめを終了。 遠目にはピカピカになった!

ところが、塗料の濃度が不均一だった為か、あるいわ上記のような基本を無視した塗装を
行った為か、ところどころ元のグレーの面が透けて見えるのだ。
個人的には3度塗り目を行う必要性を感じたものの、2度塗り面は乾ききっていないし、
塗料が底を付いていない状態だ。

同じ塗料を買うのには葛西まで走る必要があるが、ライトや方向指示器を外した状態だし、
生渇きの状態で走るのは塗装面にとって自殺行為だ。
事実上『今日の作業はここまでか?』と思ったのだが、奥方は果敢にも部分的な3度塗りを
開始してしまった!
作業中に何度も話題に上ったのだが、新車では絶対に考えない遊びをしている訳で、
ここまで来ると『どうにでもなれ!』って感じなのだ。

その後、ヘッドライトを塗ったりして本日の作業完了。
遠目には艶々でピカピカだが、近くに寄ると刷毛目と液垂れだらけなので、来週は
それらの水研ぎとクリア塗装が待っている。

その後も新規購入したバンパーの塗装や幌の架け替えも残っているし、レストア作業
まだまだこれからなのだ。

去年の今日一昨年今日

(2006.10.16)


平成18年10月14日(土曜日)

『2cvを刷毛塗り全塗装!』

朝からポンコツ2cvのレストアに没頭。

土曜日は大概昼近くまで寝ているが、今日は奥方が張り切っていることもあって8時半に
活動を開始した。

前夜に引き続き2cvの部品の状況を追跡したところ、なんと最寄の配送センターに
到着していると言う事が分かった。
夜の内に成田を出ているので当然とは当然だが、母親に着払いの送料を渡すのを忘れて
いたこともあったので、先ずは外食を兼ねてポンコツ車で家を出た。

実家の母親にお金を預け、いつものようにサイゼリヤに向かったのだが、生憎開店前・・・
仕方が無いのでその足で最寄のマクドナルドに行く事となった。
[写真:2cv]
Macの駐車場にたたずむポンコツ2cv
[写真:ベーグルサンドセット]

ベーグルサンドセットを食べ始めて直ぐに母親から電話が入った。
予想通りとはいえ、9時に到着したと言うのはタイミングが良すぎるくらいだ。
食事の後、近所のDIYショップでシリコンシーラントとコンパウンドを買ってから
荷物を回収して帰宅した。
[写真:バンパーのダンボール]
バンパーの入っていた段ボール箱。 航空便の迅速さは凄い!

さて、注文した物が全て揃っている事を確認したが、それを脇に置いて先週の続きを始めた。
ずばり『はけ塗り全塗装作戦』の開始である!!
敢えて書かなかったが、先週買ったペンキも今週探していたタミヤパテも全てここへの
布石だったのだ。

この件は元を正すと奥方の
『みじゅいろの、つぅるっつぅるっの2cvにするぅ〜!!』
という言葉が発端になっている。
即ち錆びサビのポンコツ2cvをピカピカツルツルの2cvに変身させる計画であり、
『その為にはウン10万円出してもかまわない』と、言う気合の入った話しなのだ。
(幌の色として『ダークベージュ』を探していたのもこの計画の延長上にある)

しかし、そうは言っても全塗装というのは大事だ。
全塗装を依頼する金額があれば程度の良い中古車が選り取り緑だし、埼玉のキャ○ルに
行って美味しいフランス車を満喫する事もできるのが実情だ。
それ故に塗装屋さんに見積もりを取る事すら金額が怖くて出来なかった始末だ。
(昨年末にメールで見積もりを取ったら、『現物を見ないと分かりません』と言われた・・・)

そこで誰もが考える(?)のが缶スプレーを使った塗装だろう。
『近所迷惑を顧みず』という事をクリアーすれば、安価に塗装をすることが出来るはずだ。
なにしろ購入当初から心底ボロな固体だったので初期レストアのころから塗り替えと
言わないまでも同じ色の塗料はずっと探していたのだ。
しかし、現代の自動車において『灰色』なんてのは絶滅しているし、その他の汎用品も
含めても希望に近いものすら見つからなかった。
そんな事もあって初期レストアの際には2種類のプラサフで何となく近い状態にしたままで
現在に至っている。

今回奥方が希望した『水色』と言うのもまた微妙な中間色なのでメガネに適う物が皆無だった。
強いて言えば日産マーチのエアブルー〈#T11〉が近いらしいのだが、オートバッ○スの
類の店で売っていない上に、若干緑に色が傾いたメタリック(マイカ?)なのだ。
奥方はあくまでも緑色や赤を含まない、白に青(ブルーではなくシアン)が入った
ソリッドな水色希望していたのだ。

まあ、『無いなら作ればよい』と言う考え方も有るが、それだとコンプレッサーや
スプレーガンなどの投資が必要になるので大事になる。
『それならプロに任せた方が・・・』と考えてしまうので、話が元に戻ってしまうのだ。

ところが、先週葛西にある巨大DIYショップに行ったところ何となく見た住宅用ペンキの
コーナーに奥方の希望する色の塗料を発見してしまった。
当然スプレー塗料ではないので刷毛かスプレーガンが必要になるが、前者なら風で他所様の
家の壁を汚す事も無いし、大した道具も不要と言うメリットもある。
まあ、『液垂れ』や刷毛むらが発生する可能性はスプレーの比ではないが、後処理で何とか
ならなくも無い。
むしろ『こうなったら刷毛塗りしかない!』と覚悟をきめたのだ。

− − − − − − − − − − − − − − − − − − − − 

話を元に戻す。

そんな訳で二人掛かりでマスキングやらなんやらと、本格的に塗装する準備に取り掛かった。
奥方はマスキングもそこそこに『早く塗ろうよ!』と主張したが、私としては
やはり塗装の基本は下地作り
と、言う点は外せなかった。
兎に角、我家のポンコツは心底ポンコツなのでボンネットやトランクリッド、タイヤハウスなどの
一部は400番くらいの粗い耐水ペーパーから水研ぎを始めなければいけない程、酷い
コンディションだったのだ。
これについては先週もやったつもりなのだが、1週間足らずで風化が進んだ気もするので
改めてチェックをしながら外せる部品を外していった。
[写真:塗装直前:前から]
[写真:塗装直前:後ろから]
塗装直前の水研ぎ状況
前のオーナーがつけた凹みやその後に出来た火脹れの補修は最低限に留めた

すると、初期レストアで補修した筈のサイドパネルや取り付けボルトが想像以上に錆びて
いることが判明した。
単なる表面処理にとどまらず、今後もいたるところを補修する必要があることに頭を抱えた。
[写真:水研ぎ中のサイドパネル]
水研ぎ中のサイドパネル。 ちなみに黄色く見えるのは初期レストアで塗ったパテ
[写真:ウインカーの取り付け穴]
ウインカー取り付け穴のアップ。 水が染み込んでボロボロに錆びていた!

奥方にせかされた事も有り、いよいよ塗装を開始した。
どこから塗るか悩んだ結果、一番塗り易いボンネットから始めることにした。
[写真:塗装開始!]
ボンネットから塗装を開始

ところが、この塗料の性質なのか猛烈に塗りにくかった。
ボンネットの全長は1.5mくらいあるが、刷毛のラインは1ストロークで3分の1も続かないのだ。
最初は塗料が濃すぎたのかと思ったので少々薄めたところ、今度は塗料が上手く乗らず
ムラが出来る始末・・・
刷毛を使った塗装は親父の趣味に無理やり付き合わされる形で何度となくやってきたが、
こんな事は初めてだった。
基本通りに作業が進まないため、不本意ながら『返し筆』をしたりして無理やりに塗り
広げていくしかなかった。

どうにも納得のいかない状態で何処まで作業を続けるか迷ったが、奥方に促される形で
サイドパネル1枚を除いて全ての面の塗装を行った。
しかし、『1回塗り用の塗料』と書いてあっても1回で終わらない物は終わらない。
最後に塗ったトランクリッドの写真を見ると分かるが、刷毛目とか液垂れ以前に下地が
透けて見えるの状態なのだ。
[写真:トランクリッド]
日暮れ直前に塗ったトランクリッド。 暗がりで塗ったのでメタメタだ・・・

当然重ね塗りをする訳だが、如何に速乾性の塗料と言っても一層目が乾いていない状態では
百害あって一利無しだ。
それに完全に日が落ちてしまった状態では作業を進められるわけも無く、ざっと後片付けを
してから近所へ買い物へ行って一日が終わった。

<→ 翌日につづく>

去年の今日一昨年今日

(2006.10.16)


平成18年10月13日(金曜日)

仕事をしたような、しなかったような・・・

出社して直ぐにメールチェックをしたところ、例によって届いているのはスパムメール
ばかりで仕事に関係する物は皆無だった。
それこそ前日完成したビデオの発注なり修正依頼を期待していたのだが・・・

仕事は山積みなのだが、それ以外にも難題が発生していた。
実家の足車である兄貴のインプレッサのセルモーターがまたしても不調になったのだ。
症状は以前と全く同じで、セルを回してもモーターが空転したり、異音を立ててエンジンが
掛からない事が頻発しているのだ。
この症状に陥っても3、4回セルを回せば辛うじて始動するので今日まで放置していたが、
いつ何時出先で動かなくなっても不思議ではない。
そんな訳で、昨年
12月と今年の4月に引き続き分解清掃をすることにした。

[写真:インプレッサのエンジンベイ]
インプレッサのエンジンベイ概観。 丸印がセルモータの位置
[写真:セル・モータ]
スカスカしているので作業性は良い

通算3回目だけあって順調に取り外しは終わり分解清掃を始めた。
不具合の原因は相変わらずスラッジによって回転軸の動きが重くなっていたからなので、
CR−Cを吹きつけながら無理やりギアを回すと『それなりに』動くようになってきた。
しかし、動くようになったと言っても滑らかとは言い難いし、そもそも半年毎にスラッジで
固着する事自体が異常に思える。
やはり根本原因を絶たない事には半年後に同じ事をする事になる。

素人ながらに考えたのは一番大きなベアリングの油切れだ。
しかし、そこへアクセスする為に分解しなければならない電磁石部分のネジ2本がどうしても
外れてくれなかった。
工具箱の中に丁度よいドライバーが入っておらず、前回分解した時にネジのアタマを
相当ナメてしまったのだが、今回はそれに輪を掛けてナメまくってしまった・・・
あれこれ手を尽くして片方を外すことができたが、もう一方は『ネジハズシ剤』を
使っても外すことが出来なかった。
結局、ねじ山を完全にナメてしまいジ・エンド。
まあ、分解できたとしても肝心のベアリングを交換できるとは限らないので諦めてることにした。

さて、油を注したセル・モーターを組み戻せば作業は終わりだが、一番この車を使う
母親に現状を伝えたところ『また同じ事になるならセルを交換したほうが良いのでは』
と、言う事になった。
しかし、スバルの純正品は相当高価だろうからと言う事も有り、中古品を探しに
自動車部品のジャンク屋へと向かった。
(ここには幼稚園時代の同級生のいるらしいのだが、名前も顔も全くわからない・・・)

ところが、ストックヤードを探してみたものの、一見似てはいても全て非なる物であり、
探しているセルモーターは見つからなかった。
仕方が無いので型式を書いたメモだけを置いて帰ったところ、その道中で連絡が入った。
同業者で目当てのセルモーターを持っている店を見つけたらしいのだが、提示された価格は
予想外の9千円。
まあ、高いと言っても店の利益は千円程度なので仕入れ価に近いのだが、4、5千円位を
考えていたので即答を避ける事にした。

早速インターネットであれこれ調べてみたが、状況は芳しくなかった。
ネットオークションにはインプレッサ用のセルモーターがそれなりに出品されて
いるのだが、WRX用がほとんどで目当のFG2用『23300-AA380』は皆無だった。
結局、『絶対数が少ない為、中古市場には出回っていない』という結論に達した。

最終的に
☆ 純正品交換 → 5万円コース
☆ リビルド品への交換 → 1.6万円コース
☆ 中古品への交換 → 1万円コース
以上3つの案が出たものの、最終的にはオーナーである兄貴の意見を仰がなければならない
ので、結論は先延ばしとなった。

この後、仕事に復帰したものの、何をやっても中途半端な状態だったので10時前に帰宅した。

− − − − − − − − − − − − − − − − − − − − 

『海外取り寄せ、損か?得か?』

月曜日からサボりにサボっていたポンコツ車の補修作業を始めたのだが、それが切欠で
ボロボロに錆びたバンパーを新品に交換する事にした。
それこそ、昨日今日錆びた訳ではないので、もっと早く交換してしまえば良かったのだが、
車の買い替えも視野に入れていたので放置していたのだ。

問題は何処に発注を掛けるかだ。
2cvのバンパーは方々から取り寄せることができるのだが、業者によって値段が様々なのだ。

国内A社国内B社国内C社海外F社
\32,550\23,100\13,500※\8,394($69.95)
※1ドルを120円で計算 。

一概にボッタクリと切り捨てるわけには行かないが、単純に国内の3社を比較しても
1万円単位での差がある。
そんな訳で海外を視野に入れると更に差が広がる計算だ。
以前、座席用のゴムを注文して味をしめたこともあり、アメリカの業者に発注を掛けた。

ただし、バンパーはお世辞にも小さな部品ではないので送料が気になるところだ。
いくらバンパー自体を安く買ってもアメリカからの送料は”それなりに”請求される
事が予想された。
そこで、オイルエレメントやブレーキパッドなどの消耗品を同時に発注して、国内業者の
最低価格との差を縮める作戦に出た。

商品国内C社海外F社
フロントバンパー\13,500$69.95
バンパーテープ\0(上記に含まれる為)$4.5
ブレーキパッド\4500$28.88
ブレーキワイヤー\2,450$20.48
オイルエレメント2個\2,500$17.90
小 計\23,350$141.71(\16,956)

『小計』の時点で6千円強の差額が生まれているが、航空便だと送料は確実に1万円を
超える事が予想された。
そこで考えたのが『船便』だ。
到着に4週間から6週間掛かる上に商品追跡が出来ないなどの不便があるが、何年も
放置していたくらいなので、全く問題にならない。

「えいや!」と、火曜日の昼間にオンラインオーダーを掛けたところ、翌日返信が来た。
(アメリカのショップだが、日本人スタッフがいるので日本語でやり取りが出来るのだ)
内容は『クレジットカード番号と有効期限をFAXで送って欲しい』
『商品は揃っているので、連絡があれば直ぐに発送できる』
『送料はヤマトの送料代引きで70ドル前後+消費税です。到着は1週間以内です。』
と、言うものだった。

当然、悩んだのは最後の行だ。
船便の送料を5千円未満と目論んでいたので予算オーバー(?)になるが、アメリカの
国際郵便(?)の航空便と比べれば大幅に安い。
しかも、船便だと1ヶ月かかる物が、航空便なので1週間以内に届くと言うのはうれしい。
以前、シートゴムを船便で買った時にも感じたが『時は金なり』なのだ。

最終的にはカードの決済時期のレート換算と着払い送料が出ないと総額は確定しないが、
結果的に国内のC社で購入した方が若干安かったかもしれない。
この業者が安い理由はヨーロッパの業者から仕入れているからと分かったので、
『次はそこに直接注文すれば更に安いか?!』と、考えたりもした。
まあ、滅多にやらない部品の発注にハラハラ、ドキドキしたり、リスクを負うのも何なので
今回は善しとしよう・・・

ちなみ、この文章を書いている時点で荷物が『米国ヤマト運輸 シアトル支店』を出荷
したところまで把握している。

P・S
夜中に再度チェックしてみたところ、既に成田に到着していて、国内宅急便に乗っているらしい!
考えてみると凄い話だ。

(2006.10.13)

14日の朝一で部品が届いた。
送料は『70ドル前後で着払い』と言う事になっていたので「8500円くらいかな?」と、
思っていたら『8375円』という結果となった。

[写真:送料着払いの伝票]
送料着払いの伝票。 

メールで予告されてはいたが、送料と共に消費税を請求された。
伝票に記されている『課税標準 20,562円』の意味はイマイチ分からないが、
関税というわけでもないし、送料に対する税金でもないようだ。

結果的に国内の某ショップで買った方が2千円ばかり安上がりという結果になったが、
主にパンパーの大きさ故に送料が嵩んだのが原因だ。
しかし、このショップに在庫が無ければヨーロッパからの便を何週間か待つことになる訳だし、
ケース・バイ・ケースともいえる。

やはり、外国からと言うよりもその都度、見積もりや在庫の確認をしてから発注を掛け
なければ、一概に何処が安いとは言えないようだ。

今回の2千円は楽しい授業料だったと思えた。

(2006.10.16)


平成18年10月12日(木曜日)

朝からナレーション組込みの仕上げ。

昨夜は録音してきたナレーションをタイムラインに配置するにとどまったので、今日は
本格的な調整作業である。

録音の際にI氏にもいわれたのだが、画面との同期をすると共に、間延びぎみのところを
積極的に切り詰めていった。
しかし、もともとPCででっち上げた仮ナレーションで間合いを計っていたので削れる
箇所は最低限にとどまったし、『工法の特長』の項では逆に時間が延びてしまう事態になった。
まあ、何事も『間合い』と言うものが必要で、それを無視すると耳障りで不自然な物に
成りかねないので痛し痒しだ。

ナレーションの配置が終わったので今度はBGMとのレベル調整だ。
これはナレーションの配置ほど難しい訳ではないのだが、主観が絡んでくるので何度やっても
悩みが尽きない。
それこそ、自分なりにOKを出すものの、全体をレンダリングして見直す度に気になる
箇所が出てきたやり直しになる。
今回はWeb配信するまでに、それを3回も繰り返した。

後はお客さんの反応を待つしかないので、久しぶりに10時前に帰宅した。

− − − − − − − − − − − − − − − − − − − − 

『嫌われ松子の一生』

『セカチュウ』や『電車男』のように小説を映画化したものを間を置かずテレビ化したり、
『タイヨウのうた』のように、ほぼ同時に映像化するパターンも出てきた。
無名作家の書き下ろしを映画化するのとは違って、リスク無くある程度の収益や視聴率が
確保できるし、相乗効果も狙えるから増える一方だ。
『嫌われ松子の一生』もCM制作の鬼才を監督に据え映画化されたことが記憶に新しい。
映画版を見るに至らなかったものの、興味があったのでついつい見てしまった。

第1話の感想は『歯がゆくってならなかった』に尽きる。
主人公松子が殺され、死体で発見されるところから始まる物語は悲壮感に満ち溢れている。
それにも拘らずセクハラ校長にしても校長の腰巾着の教頭にしても、どちらかと言うと
コメディ調の配役で固め笑いを誘う。
しかも、メインBGMは明るく軽快な『イン・ザ・ムード』。
内容の陰鬱さとは180度違った方向性を持たせているのが印象的だった。

主人公である世間知らずのお嬢チャンはつかないでよい嘘をついたり、同僚教師の財布から
黙ってお金を拝借したりして転落してゆく。
本人は善意でやっているつもりでも、罪は罪。思慮が浅いと言うか、何と言うか・・・

絵に描いたような幸せな善人が転落人生を歩む『暗い物語』と『明るい雰囲気』の
落差が物悲しさを倍化させている。

要潤が演じる元生徒が松子の人生にどう関わってくるかが興味深いし、来週も見なければ・・・

去年の今日一昨年今日

(2006.10.13)


平成18年10月11日(水曜日)

午後からナレーション録音の立会い。

朝、自宅でのろのろと出掛ける用意をしていたら親父から電話が掛かってきた。
「なんだろ?」と、思いつつ出たところ
『T建設から電話が掛かってきたので、折り返してくれ』
と、言うのだが、指定された電話番号は携帯電話に登録されていなかった。
まあ、このタイミングで会社に電話を掛けてくる人間は限定されるのだが、念のため
「誰さんから掛かってきたの?」と、訪ねたら。
『わかんねぇ』と、相変わらずやる気なし。
転送電話よりも性質が悪い・・・

憤慨しつつ指定した番号に電話を掛けたところ、予想通り午後からナレーションの立会いを
するI氏だった。
問題はその内容だ。
恐る恐る用件を聞いてみたところナレーション原稿を一部修正したいと言われた。
I氏曰く『語尾に変更と文言の削除』と言われたものの、今の今まで放っておいて当日の
午前中に原稿修正というのには眉をひそめた。

早速会社に行き、メールに添付された原稿を確認したところ、確かに大した修正とは
いえないレベルだった。
それこそ、最初の読み合わせの際に口頭で修正しても間に合うレベルと言えなくも無いが、
一応N女史に原稿を転送してから会社を出た。

天気は良くなかったが雨に降られる事無く水道橋駅に到着。
いつものように徒歩で都営三田線の春日駅近くにあるマンションを目指した。

さて、仕事の前に腹ごしらえだ。
目的地の周りを見渡し、入ったのはマクドナルドの隣の豚カツ屋だった。
前回は少々ギリギリでのスタジオ入りだったので、今回は余裕を持って会社を出て
ゆっくりと食事を楽しむつもりだった。
ところが、昼時だった事もあり店内は人でごった返していた。
若干躊躇したが、カウンター席に空きが見えたのでズカズカ入っていたら、待たされた事・・・
結局、目論見がハズレ、慌てふためいて店を出た。

予定通り(?)にスタジオに到着。
N女史と雑談をしていたところ間を置かずT建設のI氏が到着したので、直ぐに読み
合わせが始まった。
まあ、今回のビデオは工事記録ではなく工法の説明なので具体的な文言が少ないうえに、
私がでっち上げた文章を基にしているので専門性が薄かったのかもしれない。
本番直前での原稿修正だったのにも拘らず、殆ど問題も無く本番録音に入った。

1回目の録音の後、通しで聴きなおして問題点をリストアップ。
2回目で訂正とバリエーションを録音するといういつものパターンとなった。
時として再々追加録音をすることがあるが、今回は2回でキッチリ終わった。
録音技師が余計な事をしなければ、もう少し早く終わった筈だが、善しとしよう・・・

天気が怪しいし、忙しいので新小岩にとんぼ返りをして、駅前アーケード街に行った。
非常に下らない話だが、ポンコツ車の板金に使う為に『タミヤパテ』を買いたかったのだ。
車の板金なので通常は車用の『薄付けパテ』を使うところだが、案外高いからという理由だ。

ところが、見事に当てが外れる事となった。
2、3軒有ったと記憶していたおもちゃ屋の類が1軒も見当たらないのだ。
見落としたのではないかと引き返す際にも探したが、やっぱり影も形も無かった。
少子高齢化の影響かどうかは分からないが、街のおもちゃ屋は『絶滅危惧種』に思えてきた。

会社に戻り、早速持ち帰ったナレーションの組込み作業に入った。
今回もWAVファイル形式のデータをCD−Rで貰ってきたので、DATからの取り込み
作業も無く、切り出し加工を行う事ができた。
一応、夜中までに全ての配置を終わらせたが、仕上げには微妙な調整が必要なので
完成は明日へと持ち越しになった。

去年の今日一昨年今日

(2006.10.12)


平成18年10月10日(火曜日)

のろのろと仕事。

今日は午後からナレーション録音の予定・・・と、思っていたら勘違いだった。
打合せのメールを確認したところ、またしても日付を1日間違って記憶していた・・・
まあ、無駄足を踏む前に気が付いたのだから問題ない。

さて、目の上のタンコブである編集を一日続けたところ、ある程度まとまってきた。
しかし、手元の素材を繋ぎ合わせただけなので、まだ部品レベルなのだ。

取りあえず、先方からの催促が入る前にアクションを起こさねば・・・

− − − − − − − − − − − − − − − − − − − − 

『裸の王様』

一昨日、北朝鮮が行ったと言われる『地下核実験』が眉唾である可能性が高くなってきた。
その根拠は
1.核実験にしては爆発力が小さい
2.空気中の放射性物質が検地できない
以上2点に集約できるらしい。
いずれも実験が失敗して核爆発が起きなかったか、最初から核兵器でなかったかと考え
られなくも無い。

ただ、上記の実験が小型ロケットに乗せられる核爆弾(戦術核)によるものだとしたら
同じような結果が得られるらしく、専門家は戦々恐々としているらしい。
なにしろ『目の曇った人間には探知できない人工衛星』を打ち上げる事のできる国なので、
戦術核どころかトランクサイズの核爆弾、あるいはボールペンサイズの核爆弾だって
作れるかもしれない・・・
きっと、将軍さまの指導を受けて科学力を集結すれば『ど○でもドア』くらい右から左だろう!
(褒め殺し終わり)

まあ、実験が失敗、あるいは偽装だったとしても対外的には『地下核実験』は成功した
訳だから、それに見合った責任を負ってもらうだけの話だ。
北朝鮮と言うよりむしろ、中国が今後どう動くかが興味が沸いてくる。

(2006.10.11)

去年の今日一昨年今日


『ポンコツ車のレストア開始?』

平成18年10月09日(月曜日) :体育の日


結局、3連休。

仕事が溜まっているので会社に行きたい気が半分有ったが、結局寝過ごしてしまった。
だらだらと食事をしたり、テレビを見ていたらあっという間に2時過ぎになってしまった。
このままでは昨日や一昨日の繰り返しになるので遅まきながらポンコツ2cvの補修を
することにした。

我家のポンコツ2cvは購入以来ろくに洗車もしないまま乗りっぱなしにしてきた。
特に不動に陥った時期や仕事が重なって全く乗れなかった事も有って最後にワックスを
掛けてから2年以上が経過していた。
それが祟ったのかサビの進行が加速度を増し、あちこち火脹れが発生していたのだ。

特に酷いのが右前のタイヤハウスだった。
平成12年の大晦日に当て逃げ(?)された 傷はサビもせずそのままなのだが、
ウインカー近くに発生したクラックがいつの間にか酷い火脹れになっていたのだ。
[写真:補修箇所]
[写真:補修箇所アップ]
着手した補修箇所。 クラックを剥がす前を写し忘れた・・・

早速、めくれ上がった塗装片をマイナスドライバーなどで剥がし、下地処理に入ったところ、
この場所は前のオーナーによって補修された場所だと判明した。
火脹れした塗料片の厚みが0.5mm以上あったので「異常に厚いな」と感じていたが、
ヤスリがけをしたところ、下地塗料の下にパテの層が見つかったのだ。
そもそも、購入当初からあちこちに傷やら凹みがあったし、ところどころ色が変わって
いる車なので不思議ではない。

そんな訳で、直しはじめたら全身パテ盛りだらけになる可能性がある。
正直言って買ってきたポリパテで足りる範囲でしか直さない方針で作業を始めた。
[写真:ホツルのポリパテ]

さて、さびを落としたところにパテを盛る訳だが、今回買ったホルツのポリパテは歯磨き粉
くらいの粘度しかない。
ポリパテは化学変化で硬化するので厚く盛っても問題はないのだが、硬化前に垂れてる
可能性が高いので、薄めに塗り重ねつつ処理を行った。
(まあ、厚盛りしても削り落とす分が勿体無いしね)
[写真:補修途中]
『塗り→削り』を3回繰り返し、やっとここまで
本当は薄付けパテで更に細かい傷を埋め、サフェーサー、水研ぎと作業を進めたいところだが、
そこまでやるとメニューは無限に増えてしまう。
奥方に『あと何年乗るつもりだ』と一括されたことも有り、最低限の補修で止める事にした。

まあ、ボディーワークはやり始めると大層面白いのでさっさとやれば塗装にも着手
出来たのかもしれないが、結局のところ上記の箇所プラスアルファくらいをパテ処理した後、
洗車をして終わりになった。
やはり、連休と言わず、週末にコツコツやらないと終わりそうに無いな・・・

去年の今日一昨年今日

(2006.10.10)


平成18年10月08日(日曜日)

今日もスロースタート

またしても昼近くまで爆睡していたが、お腹が空いたので起き出した。
有り物で昼食を食べ、いつものように『アッコにおまかせ』『噂の東京マガジン』を
見終えたら、当然2時を過ぎた。

流石に2日続けて引き篭もるのも嫌なのでポンコツ車でドライブに出る事にした。
向かったのは葛西の巨大DIYショップだが、何ヶ月ぶりか分からないくらい久しぶりだ。
(後から日記で確認したら2月の19日以来なので7.5ヶ月ぶりだった)
まあ、探しているものを『自作』するなら近所のDIYショップでも用事はこなせるのだが、
面倒なんで既製品がないかを探しに行ったのだ。

ところが、半年以上来なかった事も手伝って、店内は随分と様変わりしていた。
『こんな業務用建材、誰が買うんだ』と言った類の物が影を潜め、ありふれた物プラス
アルファーな品揃えに変わっていたのだ。
しかも、1階フロアーの4分の1くらいが食品や酒も扱うスーパーに改装されており、
面食らった。
ビールの値段を調べたら最安値を更新していたので1ケースをゲット。
他にも食品を買い、車に押し込めてから再びDIYショップ側の買い物をすることにした。

さて、上記のように陳列商品が大幅に縮小された為、探していた物は見つからなかった。
よって、早々と方向転換して車の補修材やペンキを見て回った。
ポンコツ2cvは何時手放しても良いように手を掛けないで乗っているものの、これ以上
風化が進むと普段乗るのにも支障が出かねないからだ。
悩んだ結果、紙やすり、ペンキを買って店を後にした。

今までのパターンからするとこの後は隣になるイトーヨーカ堂に行くのだが、流石に
寄り道をする名目がないのでパス。
それこそ、先ほどビールを買ってしまったので河内屋に寄るのもためらったが、一応
MR.シェフのチェックだけした。
・・・が、お買い得品には出会えなかった。

時計を見たら7時を回っていたので帰宅しようかと思ったが、一応オートバックスにも
寄ることにした。
結果、先ほど買うのを躊躇したチューブ入りのポリパテだけを買って店を出た。

道路事情の関係(??)もあって次は100円ショップに寄った。
すると、駐車場にスバル360が止まっていたので、ついつい横付けしてしまった。
[写真:スバル360との記念写真]
スバル360との記念写真。 何故か奥方にウケが良い車だ。

100円ショップは来る度に商品が入れ替わっているので何度来ても飽きないのだが、
『以前、ここで売っていた筈なのに』って事もしばしば有る。
実は、葛西まで探しに行った物を以前見た覚えが有るのだが、残念ながら探しても見つから
なかった。
それでも何だかんだ買い物カゴには商品が入っているのだから不思議である。

流石に疲れていたので帰り道にあるトンカツ屋によって夕食終わり。
帰宅してからもテレビを見るだけ見て終わった。

去年の今日一昨年今日

(2006.10.10)


平成18年10月07日(土曜日)

だらだらと休養。

惰眠をむさぼっていたところ、母親からの電話で目が覚めた。
まあ、『連絡が入ったら兄貴を駅まで迎えに行ってくれ』と言う他愛の無いものだったが、
これが無ければ昼過ぎまで寝ていたのは間違いない・・・

ノソノソと起き出して例によって『王様のブランチ』を見ながらブランチだ。
ところが、プリントースト作ろうと思っていたにも拘らず肝心の牛乳がない。
仕方が無いので近所のスーパーに自転車を走らせた。

ブランチを食べて一息ついたものの、特にする事がない。
否、本当は沢山あるのだが、平日の疲れも手伝ってやる気が起きない。
そんな訳で、いつものように夕方までビデオの消化していた。

一通りビデオを見た後、再び近所のスーパーへ向かった。
朝市も安いものが沢山あったが、夕方は夕方で『キャベツが1個100円』などの広告の
品があれこれあるからだ。
まあ、主に夕食用の具材を買うにとどまった。

だらだらとテレビを見ながらポテトチップやらなんやらを食べていると、どうしてもお腹が
空く時間が遅くなってくる。
私は料理をするのが嫌いじゃないので「今日はラーメンを作ろう!」と、台所に立ったのは
9時過ぎの事。
買ってきたラーメンにはスープが付いているのでお湯で溶かして、茹でた麺を入れれば
食べられるが、野菜炒めぐらいは上に乗せたいと考えた。
すると肉を炒めている最中に盛大な火柱が上がった。
まあ、私が炒め物をするときは常に全開バリバリなので良くある事だが、後から見たら
換気扇のフィルタが焦げていた・・・
[写真:換気扇の焦げ跡]
焦げた換気扇のフィルター。 奥方からファイヤー禁止令が出た・・・

遅い夕食を食べてマッタリしていたら、11時過ぎに妹から呼び出しのメールが入り、
ファミレスに行った。
流石にラーメンの後なのでコーヒーも進まず、ピザを少々つまんで不健康な夜は更けていった。

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『人造人間キカイダーThe Animation』

突然の『ライオン丸』復活にショックを受けていたら、今度はキカイダーがアニメで
復活すると言う情報が飛び込んできた。
『世も末かな?』と、思いつつもどんな感じなのかは自分の目で見ないことには評価できない。
ところが、放送は『MXTV 土曜午後10時30分』からという。
毎週カーグラフィックTVを録画している時間なので少々悩んだが、キカイダーを
録画する事にした。

第1話『孤独な人形』を見終えた感想は概ね良好だった。
特撮版ではなく石ノ森章太郎氏の漫画を画風まで忠実に再現する画作りでアニメ化した物だった。
不完全な良心回路という行(くだり)は特撮版にもあったが、『コウロギのジェミニーを
ピノキオの良心』にするというエピソードが出てくる辺りも漫画そのものだ。

流石に第1話なので今後の展開までは分からないが、原作通りならば先が分かって
しまうと言う事も有る。
まあ、『それでも楽しめるか』というのが作品としての評価基準になる訳だ。

去年の今日一昨年今日

(2006.10.10)


平成18年10月06日(金曜日)

悶々と作業。

とにかく六本木のビデオ編集が目の上のタンコブ状態・・・気になってしかたがない。
それにもかかわらず、作業をしていてもメリハリがないというか、面白くないと言うか・・・

いずれにしても早急に処理をして他の作業をしたい気分だ。

(2006.10.10)

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『ウィキペディア・サーフィン』

日ごろ分からない事や度忘れした事があると、ついついインターネットで検索を掛けてしまう。
中には純日本人(例えば中○田ヒデ)を『在日朝鮮人だ!』などと、事実無根の噂を垂れ
流している場合も有るが、それを含めて情報の宝庫であるのは間違いない。

情報の宝庫と言えばやはり百科事典だろう。
古今東西の森羅万象に関する情報を1つにまとめて物が百科事典だが、言葉や物は常に
増殖と風化を続ける性格がある。
その点ネット上の百科事典『Wikipedia』は紙数に限度がない上に常に更新を続けている。
素人でも気軽に参加できるため、内容の正確さが何処まであるかは不明だが、誰かが
間違いに気づけば直ぐに修正を加えられる。
ある意味究極の百科事典だろう。

さて、先日の『ライオン丸』もそうだが、個人的には子供の頃(30うん年前)にライブで
見ていたテレビ番組の内容を詳細に覚えている事は少ない。
どれも正義の味方が悪の組織と戦う『勧善懲悪』であった事は覚えているが、格闘シーン
以外のストーリーは殆ど記憶にない。

ところがWikipediaではそんな大昔の特撮番組の詳細まで分かってしまう。
監督や俳優の名前だけではなく、全ての話のタイトルや必殺技、挙句に当時の裏話まで
書いてある場合も有るから興味深い。
しかも、文言にはWikipedia内のリンクが貼られている場合もあり、一度入り込むと
なかなか出てこられなくなる・・・

『ネットサーフィン』という言葉があるが、時として『便所の落書き』のような屑情報に
しかで合えない事もある。
それに比べて『ウィキペディア・サーフィン』の情報は広くて深く、洗練されていて読み
応えがあるから非常に楽しい。
中にはかつてのヒーローが最近の作品に脇役として出演していた事に気づかず
地団駄踏んだり、一番興味を持っていた頃のアニメの声優が若くして次々と亡くなって
いる事に悲しんだりもする。

まあ、これらを知っていても”生きる上”で何の役にも立たないのだが、子供の頃に
感じた漠然とした穴を埋めのに役立っている。

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ウィキペディア・サーフィンの事を先ほど書いたところ、永らく確認しそびれていた疑問を
思い出した。

10年位前にシトロエン・ゲームラリー(だったかな)で出題されたカルトクイズに
『ドラえもんの初代声優はだれ?』ってのがあった。
本放送時に私は幼稚園児だったので正確な記憶があるはずがないが、記憶のデータベースを
掘り起こしたところ聞き覚えのある男性の声が出てきた。
しかし、同時にダミ声のおばさんだったような気もして確信がもて無かった。

そこで『自信は無いけれど』という前提で『富田耕生』氏の名前を上げたところ、他方で
『野沢雅子』さんという説が上がり、それが大多数となった。
まあ、野沢さんなら『ダミ声』で演じていても不思議ではないので、私もその時は納得した。

ところが、不意にウィキペディアで検索してみたところ、ついに結果が出た。
ドラえもんの初代声優は『富田耕生』
しかも、ウィキペディアの記述には続きがあって、
『野沢雅子さんは2代目』とあった。

30うん年前の印象的な記憶はどちらも間違っていなかったらしい。
正直言って、これには自分でも驚いた。

まあ、『それがどうした!』と、言われたらそれまでだが、下らない知識も正しいに越した
事は無いですから・・・

(2006.10.06)
去年の今日一昨年今日

(2006.10.06)


平成18年10月05日(木曜日)

ちょぼちょぼと仕事。

編集の前段階のような事を始めたが、やはり編集方針を決めないと先に進めなくなった。
しかし、お客さんの方からのリクエストが全くないので手探りであるのは否めない。

結局のところ、手元にある映像は実施工全体の一部分なので、これを使って全体を
再構築する必要がありそうだ。

担当のK氏に連絡を入れたいような、入れたくないような・・・

(2006.10.06)

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「風よ!光よ! まだ来ない!!」

『怪傑ライオン丸』の主題歌である『風よ!光よ!』を聞きたいが為にAmazonでCDを
注文した訳だが、この文章を書いている時点ではまだ到着していない。
朝から何度もポストを見に行くが状況は全く変らないのだ。

まあ、Amazonの配送状況で確認すると、到着は『10/06〜07』になっているので不当に
遅れているわけではない。
しかし、注文をしたのが一昨日(3日)の昼間なのに、この待ち時間は少々解せない。
なまじっか昨日(4日)の早朝に『お客様からご注文いただいた 商品を本日発送させて
いただきました。』なんてメールを寄越したものだから、余計にそう感じる。
(佐○のメール便だからなのか伝票番号での検索ができない・・・)

考えてみると、今までAmazonで古本や中古CDを買ったことがあるのだが、新品を直に
買うのはこれが初めてだ。
中古品はAmazonから直接はなく、登録している業者が個別に発送を行うので中1日も
有れば届いた気がする。
通販は扱う商品点数が少ないほど小回りが利くが、Amazon程の規模になるとCD1枚の
発送にも何段階もの余計な工程が加わるのか?

ぷんぷんビーーーム!

こういう状況になるとネットによる音楽配信の有りがたさを感じてしまう。
音質云々の問題を無視すれば『待ち時間無し』で何時でも何処でも好きな歌や曲を入手
できるのだから便利極まりない。

そこで各種音楽配信サイトで『風よ!光よ!』などのヒデ夕樹氏の歌が入手可能かを
調べてみたが、全くカスリもしない。
やはり”この手のコンテンツ”を求るパイが小さいと言うか、一部のJ−POPとは
隔たりがあるようだ。

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『ヒデタ樹 スーパー・ベスト』

悶々とした気分で仕事をしていたら夕方4時過ぎに佐川の兄ちゃんがやってきた。
封筒(?)が固いダンボール紙で出来ている為、ポストに入らなかったらしい。
[写真:佐川メール便]

そう、待ち焦がれたCDがついにやってきた。
ヒデタ樹 スーパー・ベスト~海のトリトン/人造人間キカイダー~ だ!!
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0009RJE1A

1 海のトリトン
2 夢の舟乗り
3 おいらは淋しいスペースマン
4 ブロッカー軍団マシーンブラスター
5 小さなわが家
6 わが子よ
7 忍びのテーマ
8 力石徹のテーマ
9 風よ光よ
10 ゴーゴー・キカイダー
11 戦え!!人造人間キカイダー
12 フラッシュ!イナズマン
13 鉄人タイガーセブン
14 戦え!ウルトラマンレオ
15 青春の旅立ち
16 さすらいのスターウルフ
17 駆けろ!スパイダーマン
18 誓いのバラード
19 この木なんの木
20 日立この木なんの木 (Vocal Version)

早速CDを聴きながらこの文章を書いているが、
電流火花が体を走っている!
しびれるぅぅ〜!!

これだけソウルフルでカタルシスに満ちたCDが2千円足らずで手に入った事に
涙がちょちょ切れている。
今度カラオケに行ったら自主的にヒデ夕樹縛りで端から歌ってしまうかもしれない。
(イナズマンFをシャウトしたら血管が切れそうだな・・・)

それにしても携帯電話でこのCDを丸々聞こうとするとメディア容量が足り無くなったし、
ウルトラマンレオはもう1曲の主題歌も聴きたくなった。
欲しい欲しい病に火が点かないように気をつけねば・・・

(2006.10.05)

去年の今日一昨年今日

(2006.10.06)


平成18年10月04日(水曜日)

いまいちエンジン不調。

六本木の仕事は、ある程度キャプチャーが進んだので編集に着手しようかと思ったのだが、
編集方針を決めていないのでどこから手を付けるべきか躊躇した。
悩んでいても作業は終わらないので、とりあえず不要に長い『マシンの引き回し』シーンを
ザックリ繋いで10分の1くらいに圧縮する作戦に出た。
なにしろDVテープ2本に渡って撮りっ放しなので、そのままでは使いようがないのだ。

ところが、繋ぎ合わせを始めて直ぐに3本目のテープの存在に気が付いた。
恐る恐る再生してみたところ、既にキャプチャーしてあった部分の前段階が写っていた。
これまた1時間近くあるので「どうしようか」と思ったが、素直にキャプチャーを
することにした。

3本目のテープ(撮影順序からすると1本目)の前半には、何のシーンか良く分からず
使えるか否か判断の出来ないシーンが写っていたが、とりあえず『引き回し』だけを
取り込んでディスクスペースを空ける作戦だ。
まあ、撮影の途中でテープを取り出したらしく、タイムコードが途切れていてキャプチャーに
一手間掛かったが一応完了。
本格的な時短作業に移った。

さて、手持ちのソフトで出来るのは10倍速までなので、テープ1本が約90分を9分に
するのが限界だ。
諸般の事情により編集ソフトはMSP5.2Jを使ったせいか変換スピードは、かなり遅い。
加えて早い段階で色調整もしたかったので更に時間が掛かる事・・・
結局、このシーンの素材作りで丸一日近く掛かってしまった。

帰りがけに缶ビールを3本ほど飲んだが、久しぶりのせいか気持ちが悪くなった。
肝臓が疲れているのか?

(2006.10.05)


平成18年10月03日(火曜日)

のろのろと仕事復帰。

昨日は脱線してしまったので、遅れを取り返すべく作業を再開した。
しかし、HDDの残量の少なさは変わっていないので、悩みは尽きない。
自分で撮影した分のキャプチャーが終わったので全体量を確認したら溜息が出た。

正直言って、取り込むデータはこれだけではない。
全体を見直して不要なデータを削除するとか、長時間の定点撮影を100分の1くらいに
『時短』するとかしないと、CGの作業スペースが確保できない。

複数の仕事がこう着状態になっているが、コツコツとやるしかなさそうだ。

(2006.10.04)

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『風よ!光よ!』

日曜日の夜中に妙な特撮番組を見てしまったせいか、火曜日の昼間になっても主題歌が
頭の中をぐるぐる回っている。

ドラマの内容は旧作と全く違って珍奇でエロいところがあるが、反芻しているうちに
評価が微妙に変わってきた。
『ガイキング』のように主役メカのデザインだけを流用しつつも『異世界物』にひねって
いるので素直に感情移入できなかったり、『妖怪人間ベム』のように設定をそのまま
引き継ぎながら、説明的過ぎて全く面白くないのよりもましかもしれないと思い始めたのだ。
そんな下らない事を仕事の合間に考えているので、クッシー(串田アキラ氏)の歌う
主題歌が頭から離れる様子はない・・・

離れないものだから余計な事を考えた。
「CDって売っていないのかな?」と。

しかし、串田氏の歌う『風よ!光よ!』は放送開始直後なので流石に未発売。
そこで旧作を視野に入れる検索を掛けると『なつかしの特撮主題歌集』の類にヒットが
あったものの、絶版商品な上にマニアックな人気が有るのか結構高価だった。
そこで目線を変えて検索を掛けたところ、耳から鼻水が出るようなCDに行き着いた。
私がこよなく愛する『マシンブラスター』の主題歌を含むヒデタ樹氏のベスト版だ!!

このCDはスーパーベストと謳っているだけあって、1曲目が『海のトリトン』に始まり
最後は『この木なんの木』で終わるというので、聞く前から涙がちょちょぎれそうだ。

早く届かないかなぁ〜

去年の今日一昨年今日

(2006.10.03)


平成18年10月02日(月曜日)

先週の続きのはずが脱線。

先週に引き続き、ビデオのキャプチャーをするつもりで朝からパソコンに向かった。
キャプチャーは一度設定をすると、暫くは手が空くので探偵から頼まれた雑用をする
筈だった。

雑用と言うのはMOに収められたデータをバックアップするだけの事。
ところが、預かったMOをドライブにマウントさせてみたところ、ところどころ読めない
データがある。
確かに探偵にそんな事を言われた気もするが、『はい、そうですか』では面白くない。
なんとか成らないかと足掻く事にした。

MOは光磁気ディスクに分類される記録メディアなので書き込み時以外は磁気の影響を
受けることはないし、ケースに入っているので物理的に傷つく可能性も低い。
しかし、ケースのシャッターは簡便なものだし、ドライブ内部の気密はあまり高くないので
タバコの煙や細かい埃が結構付く事がある。
そんな訳で、読めなくなったディスクへの対処は『クリーニング』しかない。
MOのシャッターを手で開け、軟い布なので曇りをふき取り、埃の類をブロアーで
吹き飛ばす訳だ。

そんな処理を加え、改めてディスクをマウントさせてみると、読めなかったファイルが
読めるようになった。
しかし、残念ながら全部を読めるようになった訳ではないので、同じ事を何度も繰り返す。
すると、また少し読めるようになる・・・

作業がなかなか進まないのには別の事情もある。
WindowsPCではMACフォーマットのディスクを読む事ができないので
どうしても専用ユーティリティーを噛ます必要がある。
ところが、元々標準的なソフトではないせいか、MOの読み書き遅延やらの関係も有るのか、
作業中にフォルダーの中身が表示されなくなったり、ディスク自体を認識しなくなったり
するのだ。
とにかく、あらゆる意味で安定しない。

なんだかんだで一日掛けてしまったが、この間のファイルの復活と一緒で読めない
ファイルは読めないままだった。
チョッピリ悔しい・・・

去年の今日一昨年今日

(2006.10.03)


平成18年10月01日(日曜日)

朝一で秋葉原へ。

前夜、探偵から電話があり、宣教師と共に秋葉原へ行く事になっていたのだが、実際には
用事らしいものは何もない。

彼の地に到着し、主に探偵の後を追いかけながら町を歩いていたら怪しげな外国人が
中古のカメラを売っているのが目に付いた。
その中で大いに気になったのがマミヤの中盤カメラRB67ProSだ。
仕事で偶に使っているカメラだが、親父が30年ばかり前に買ったカメラなので
相当ヤレている。
それと比べると、怪しい外人の売っているRBはピンサラと言ってもいいコンディション
だし、プリズムファインダーと6x8版のオートワインダー付いている!
思わず「ハウ・マッチ?」と尋ねたら『カメラに書いてある』と日本語が返ってきた。
慌てて値札を探したところ、プリズムファインダーに『30,000円』と書いてあった。

内心『キターーーーー!』ってな状態だが、生憎持ち合わせがない。
・・・というか、どう考えても使う機会がない。
1年に1回使うか使わない中盤銀塩カメラに3万円かけるのなら、コンパクトデジカメを
買うほうが遥かに現実的だ。
同じく、ニコンFM2にモータードライブMD−12とf=35mmくらいの単焦点
レンズがついて売っていたが、35mmの銀塩は上記のRB67よりも使っていない始末だ。
少なからず後ろ髪を引かれたが、その場を後にした。

その後、私があきばお〜で安いミニDVテープを10本、探偵が激安のCD−Rを
10枚スピンドルで3個買ったが、雨が降ってきたので1時間足らずで秋葉原を後にした。

帰りがけに新小岩のデニーズで遅い昼食を食べながらバカ話に花を咲かせて帰宅した。
すると、奥方はまだノンビリしていたので一寸ごろ寝してから買い物へ出掛けた。
まあ、鰹節x2袋、きな粉1kgx1袋、冷凍ほうれん草と、細かく買い物籠に入れたが、
米の在庫が無い事を不意に思い出したのでセーフ。
念のため自宅近所のスーパーに寄り、ブロッコリーや特価品のひき肉を買って帰宅した。

− − − − − − − − − − − − − − − − − − − − 

『ライオン丸G』

寝る前にHDDレコーダーに堆積していたタモリ倶楽部をDVDに追い出していたら
『予約録画が出来ない可能性が有ります』的なメッセージが出た。
まあ、ファイナライズを掛けるだけだったので直ぐに終わったのだが、どの番組が
影響するのかを確認する為に、番組表を見たところ気になるタイトルが目に入った。
『ライオン丸G』
どう考えても”あの”特撮時代劇しか思いつかない。

慌てて録画予約を入れ、正座して時を待った。

ば〜ん!

核戦争を思わせる画像処理された映像が流れつつ、石橋蓮司さん(だと思う)の重々しい
ナレーションが始まったので『北斗の拳』の様なSFかと思ったらイキナリ肩透かしを
くらった。
『なぁ〜ん、ちゃって!』と、軽いノリのナレーションに変わり舞台が2011年の
新宿歌舞伎町(ネオ歌舞伎町)である事が知らされた。
なんじゃこりゃぁ〜!!!
主人公の名前は『獅子丸』と踏襲されて入るが、ホストの源氏名。
(ネオ歌舞伎町で最低と評価されたダメダメホスト)
借金をチャラにする為に、同じような借金を抱えたキャバクラ嬢と共に『ホスト狩り』の
囮になるというのが第1話の筋書きだった。

『巨人の星』などのスポ根物は現代では『笑いの対象』にされてしまうので、それを
避ける為にもお茶らけるのも分かる。
ある意味『シャンゼリオン』に近い設定かもしれないが、それにしても酷い。
世界観やセリフにしても、聞くに耐えられないような卑猥な表現が含まれていて、
とても子供の見ている時間では放送できない番組だ。

唯一の救いは主題歌を串田アキラ氏が歌っていることだろう。
ポップ調の軽薄なノリにアレンジされたヒデ夕樹の名曲『風よ光よ』を熱い魂で
歌い上げている。

第1話はジョンレノンのような風貌のホームレスから刀を受け取り
『風よ、光よ、忍法獅子変化〜!』
と変身したところで終わってしまった。

仕方がないので、毎週見ることにしよう・・・

去年の今日一昨年今日

(2006.10.02)


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