でたらめ日記

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平成18年11月分の日記

2006年
11/01 11/02 11/03 11/04 11/05 11/06 11/07 11/08 11/09 11/10
11/11 11/12 11/13 11/14 11/15 11/16 11/17 11/18 11/19 11/20
11/21 11/22 11/23 11/24 11/25 11/26 11/27 11/28 11/29 11/30

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平成18年11月30日(木曜日)

相変わらずCGの続き。

仮とはいっても納期まで1週間しかない為、否応無く巻きが入る。
情けない話だが、これくらいのプレッシャーが掛からないとギヤがトップまで入らない
のかもしれない。

先ずは昨日作りこんだデータのチェックとレンダリングだ。
先方から送られてきた画コンテには多くのコマがあるが、一連の動作に多くのコマを
使ったものや、大して意味の無いコマもある。

今回のコマはどうかと言うとその逆で、難易度はそれほど難しくは無いが、いろいろな物が
出てくるので手間がそれなりに掛かるのだ。
幸いにして昨日の内に形状の作り込みは進めてあるので、作業時間の殆どがアニメーション
設定に費やされた。

一応、夜までチェックを行いレンダリングを仕掛けて帰った。

去年の今日一昨年今日

(2006.12.02)


平成18年11月29日(水曜日)

今日も今日とてCG制作。

とりあえず朝からデータの制作を続けつつ、冒頭場面のレンダリングを画策した。
その為にパソコンを2台重ねて置いてあるのだから使わない手は無い。
サブマシンでレンダリングをしている間にメインマシンで更新を続けると言う算段だ。

さて、今日の目標は言わば2コマ目に当たるシーンだ。
レンダリング中の1コマ目はシールド機が遠くからトンネルを掘ってきて、キーデバイスを
組み込む場所でとまる所まで。
絵コンテに従うと、次はバッテリーロコが特殊セグメントを運んで来るシーン、特殊
セグメントを組み立てるシーンが続くのだ。
その際、画面にはバッテリーロコやセグメントを組み立てるエレクターと呼ばれる部品が
出てくるのでインチキでも作っておかねばならない。

この作業をしていて痛感するのは、自分に『それっぽい物を作るセンスが無い』という事だ。
ビデオや写真を参考にしないで作ろうとすると、何故かそれらしく見えない物になるし、
参考があると過剰に作りこんでしまうという具合だ。
それこそバッテリーロコ以前にセグメントを載せる台車なんぞは単なる板に車輪を付ければ
十分に使えると思うのだが、1時間掛けてもアンバランスな物にしかならなかった。
とほほ・・・

夜まで掛けて何とか2コマ目の作り込みの目処がついたが、相変わらずレンダリングに
至らなかった。
・・・と、いうかビールを盛大に飲んでしまい、仕事が進まなくなったので9時に帰宅。
1時間くらいテレビを見ていたら爆睡してしまった。

去年の今日一昨年今日

(2006.11.30)


平成18年11月28日(火曜日)

のろのろとCG制作。

最も面倒くさいと思う部分に目処がついたので、本格的な作り込みを開始した。
極論すればトンネル掘り以外の部分は大した動きが無いので『止め画に等しい』と、
楽観している部分がある。

しかし、いざ着手してみると新たに造らなければならない部品があれこれ出てくるので
なかなか思ったように進んでくれない。
セグメントを運ぶバッテリーロコなんぞは複雑に作る必要は無いものの、今回のキーデバイス
となる『特殊セグメント』の大きさを考えるとリアルサイズに作るべきか悩んでしまう・・・

それなら出来ている部分のレンダリングをすればよいようなものだが、どのくらいの間合いで
全体を進めるべきか悩んでいる部分もあるため、足踏みが続いた。

結局、11時近くまで手を動かしたものの、レンダリングには至らなかった。
先はまだ、何も見えていない・・・

去年の今日一昨年今日

(2006.11.29)


平成18年11月27日(月曜日)

今日もまたCG。
・・・と、いうか、まだ諦めきれずにPythonスクリプトに挑んだ。

兎に角、この手法のメリットはシールド機の動きとセグメントリングの出現を1つの
アニメーションデータで制御できる事にある。
8月にやった方法も一応は1本のデータで制御しているが、シールド機がトンネルに沿って
滑らかに動かないという問題があったからだ。
この反省からシールド機の動きは是が非でもFollowPathで制御したかったが、
今回のPythonスクリプトが成功しない場合にはセグメントリング用のアニメーションを
別途用意する必要が出てきてしまう。
これはあらゆる意味で面倒くさい・・・

そんな訳で相変わらず『The Blender Python API Reference 日本語版』を眺め続けた。
しかし、書いてある全てのモジュール(?)について具体的な例文が書いてある訳
ではないので基本知識のない私には難物なのだ。
(逆に言うと基本知識さえあれば、十分以上の情報量があるのだろう・・・)
最初の日に書いた『エラーは出ないが無意味なプログラム』に対して、リファレンス
マニュアルにある文言をあれこれ足して行き、エラーが出るたびに書き直す日々なのだ。

ところが、人間と言う物には適応力と言う物があるらしく、暗号文のような意味不明の
文章も3日も反芻いると違って見えてくる。
モジュールやらサブモジュールの位置づけや前後関係がオボロげながら分かってきた
気がしたところ、エラーが出ない組み合わせに行き着いた。
エラーが出ないと言うことは即ち数値の取り出しに成功したのだ。

#################################
#				#
# 軌道上を動くマシンにあわせて	#
# トンネルが出来てゆくスクリプト#
#   blender2.42a / Python2.4	#
#	(2006/11/27)		#
#				#
#################################

import Blender
from Blender import Ipo

CF=Blender.Get("curframe")	# 現在のフレームを取得
SF=10				# デバッグ用の表示コマ

SP = 0.006			# 最初の表示ポイント
Pich = 0.002025			# 表示用のリングピッチ

MAX = (1.0,1.0,1.0)		# MAXの定義 縮尺=1.0 
MIN = (0.0,0.0,0.0)		# MINの定義 縮尺=0.0 

RC01 = Blender.Ipo.Get('Speed01') 		# Ipo”Speed01”を取得
RCL  = RC01[Ipo.CU_SPEED].__getitem__(CF) 	# 現フレームにおけるSpeedの値

##############################################
# Get Object Data (オブジェクトデータの取得)#
##############################################

SSeg001 = Blender.Object.Get("S-Seg001")
SSeg002 = Blender.Object.Get("S-Seg002")
SSeg003 = Blender.Object.Get("S-Seg003")
		:
		:
	   (中略)
		:
		:
SSeg459 = Blender.Object.Get("S-Seg459")
SSeg460 = Blender.Object.Get("S-Seg460")

############################
# Tunnel MAX/MIN (On/Off)#
############################

if CF < SF : SSeg001.size= MAX	# 指定コマでデバック用の表示
elif SP+(Pich *	0) < RCL:	# Ipoの数値が指定以上のとき
	SSeg001.size= MAX	# 	→   表示(大きさ=1)
else: 				# それ以外では
	SSeg001.size= MIN	# 	→ 非表示(大きさ=0)
				
if CF < SF : SSeg002.size= MAX
elif SP+(Pich *	1) < RCL:
	SSeg002.size= MAX
else: 		
	SSeg002.size= MIN
				
if CF < SF : SSeg003.size= MAX
elif SP+(Pich *	2) < RCL:
	SSeg003.size= MAX
else: 		
	SSeg003.size= MIN

		:
		:
	   (中略)
		:
		:
				
if CF < SF : SSeg460.size= MAX
elif SP+(Pich *	459) < RCL:
	SSeg460.size= MAX
else: 		
	SSeg460.size= MIN
上記ソースファイル → 
test03.py
簡略化したサンプルのセット → sample01.blend ・・・ 約470KB(lzh圧縮)

ところが、出来上がったものの、喜んでばかりもいられなかった。
何故なら最新バージョンのBlenderでしか動かないプログラムなのだ。
参考にしたリファレンスマニュアルが最新版を基にしているので、ある意味当然なの
かも知れないが、普段から使っている2.73aで動かす為の知識が無い事が悔しい。
まあ、これを機に2.42に移行すべき時期なのかもしれない。

さて、今後の事はともかく、仕事を進める事にした。
とりあえず2本目のトンネルにも同じスクリプトを組み込み、期待した効果が出ることを
確認してからクライアントにサンプル出しをして本日の作業は終了。
スクリプトを使ったビデオのサンプル → tunnel01.wmv

納期が迫っているので巻きを入れることにしよう。

去年の今日一昨年今日

(2006.11.28)


平成18年11月26日(日曜日)

夕方から仕事。

日曜日だが、昨日サボってしまった仕事が気になったので2時過ぎに会社に行った。

今日の課題は何と言ってもPythonスクリプトの克服だ。
Ipoデータの数値を取り出すことさえ出来れば、今後の仕事にも大いにプラスになる。
それを考えて少々過剰に時間を使っているのだが、どうにも答えを見出せない。

当然インターネットで検索を掛けるのだが『Blender Python ipo』というキーワードで
ヒットする日本語のサイトは辞書のような物なので勉強不足の私には意味が分からない。
せめて各種モジュールのチュートリアルがあれば足ががかりになるのだろうが、それが
見つからない為に、上記のリファレンスマニュアルに書かれた文言を半日捏ね繰り回した
しかし、いつまで経っても数値を取り出すことが出来なかったのだ。

悔しいが、なにも出来ないまま一日を終えることが出来ないのでセグメントリングの
名前変更を延々と行って作業終了。

去年の今日一昨年今日

(2006.11.27)


平成18年11月25日(土曜日)

結局一日休み

仕事が気になったので少々早く起き出したが、『王様のブランチ』を見ていたら家を出る
タイミングを逸してしまった。
それに『明日は雨になるらしい』と聞くと2cvのバンパーの塗装をやっておきたくなった。

そんな訳で、番組が終わったあと自宅から一寸離れたDIYショップに自転車で買出しに出た。
ここには色数は少ないが、1本200円一寸の缶スプレーが売っているからだ。
迷わず白のスプレーとマスキングテープをゲットした。

ところが、わざわざ出てきたのだから『ほかに何か面白い物はないか?』と、店内を
うろついてしまう私・・・
当然時間はダラダラと過ぎていく・・・

奥方に促され帰宅し、作業を始めようと持ったが、状況は芳しくなかった。
冬なので寒いのは仕方が無いが、スプレー塗装には風が禁物だからだ。
元からの怠け癖も手伝って塗装作業は順延にする事にした。

しかし、ここで何もしなかったら仕事をサボった意味がない。
アース不良で点かなくなった方向指示器の改善をする事にした。
単にアースケーブルを引くだけの作業だが、丸型の圧着端子を雌ネジの代わりに使う
作戦がうまくいった。

さて、ここで終わらせるも時間的にまだ早い。
トランクリッドの再塗装やボンネットの継ぎ目へのコーキングなど、出来る事は数々
あるが、どれも今日無理やり始める程の事ではない。
むしろ、以前から問題になっていたインパネ(?)への雨漏りについての考察をする事にした。

正直言ってこの雨漏りが具体的に何処から来る物かはよく分からないが、一番怪しいのは
『お約束』のワイパー周りだろう。
しかし、ワイパーの根元のパッキンをチェックしてみても雨漏りをするほど隙間が
あるようには思えなかった。
そこで、多少脱線ぎみになるが、ワイパーモーターユニットを外して見る事にした。

苦心してワイパーユニットを外し、穴をガムテープで仮止めし、水を掛けてみたところ
ジワジワと雨漏りする場所が見つかった。
どうやらワイパー穴とベンチレーションシャッターの間のパッキンからも水が染み込んで
いるようだ。
とりあえず一歩前進だ。

ところが、外したワイパーユニットにも懸案事項があった。
ワイパーの動き自体は問題ないのだが、何時の頃からか軸がガタガタに緩んでいたのだ。
正直言って入っていたものが抜けるとも考えられない箇所なので謎としか言いようがないが、
これもまた雨漏りの原因になりかねないので修理するに越した事はない。
日暮れが近くなったので、部品を家の中に持ち込み、原因の究明をしてみた。

しかし、部品をじっくり見ても、やはり謎は謎のままだった。
軸と軸受けは部品の前後で圧着してあるので中から何かが抜けるということはありえない。
それなのにクリアランスが大幅に広がっているのが理解しがたかった。
そこで、少々強引にスプライン部をこじ開けて軸と軸受けがどんな構造になっているかを
確かめたところ、ようやく原因が分かった。
結局のところ、軸受けのメタル(プレーン・メタル・ベアリング)と軸の両方が長年の
稼動によって磨耗してしまっていたのだ。
メタルが磨り減るのは仕方が無いが、メタルよりも固いはずの軸が磨耗している事に
少なからず驚いた。

これを修理するには少なくともメタルを交換する必要があるが、調べてみても
リペアパーツなんぞは存在していないようだ。
よって、この部品をそっくり交換するか、ヤフオクに出品されているワイパーユニットを
落札するかなどを含めて調べて回った。
すると、ちょくちょくお世話になっているFPSに安価な社外品があることわかったので
状況を聞くメールを出した。
時差の為に直ぐには返事がないが、これで何とかなりそうだ。

・・・てな訳で、暫くポンコツ2cvは雨の日に乗れなくなりそうだ。
(ていうか、いつまで乗り続けるのか?)

去年の今日一昨年今日

(2006.11.26)


平成18年11月24日(金曜日)

朝から新宿で打合せ。

新宿・花園神社の程近くにある事務所に10時という約束なので、9時少し前に
迎えに来てもらい、電車に乗った。
ここへの最寄り駅は地下鉄の新宿三丁目駅になるが、それだと乗換え時間や運賃が
別に掛かるので、あえてJR新宿駅から歩く事にしているのだ。
しかし、車よりも時間が読めると言ってもハラハラドキドキだ。

幸いにも順調に現地に到着。
早速事務所に入って打合せを始めたのだが、竣工検査やらが続いたらしく担当のY氏は
まともに準備が出来ていなかったらしい。
結局、こちらから送った参考資料を何度か見つつ30分程度で終わってしまった。
なんだかなぁ〜

さて、折角都心に出てきたので寄り道を画策した。
自宅で使うDVD−Rのメディアが底をついてきたし、昨日買えなかったCDも買いたい。
それに輸入食品屋でお買い得品をチェックしたりと、暗に秋葉原を念頭に入れていた。
しかし、時間的には少々早いので各種ショップが開いているとも限らない。
結局のところ、山積している仕事が気になるので大人しく買えることにした。

この心がけが良かったのか、ホームで電車を待っていたら不意にCGの解決策を思いついた。
連日、パスの上を動くペアレントしたデータの位置データを何で読み取るかを悩んで
いたからだ。
結局のところ、パスを使ったアニメはXとYだけの単純な2次関数なので、シールド機の
X座標やY座標を読み取る必要は無かったのだ。

しかし、ここから先が進まない。
Pythonスクリプトを使ってパスアニメのデータを取得するだけだと思ったものの、
いざやってみると不勉強ゆえに使いこなせないのだ。
夜になってようやくパスアニメのIpoカーブ(だったかな)をスクリプトから認識させる
事ができたものの、それど終わった・・・
とほほ・・・

去年の今日一昨年今日

(2006.11.26)


平成18年11月23日(木曜日) :勤労感謝の日

奥方が休みなので休み。

仕事が気になって仕方が無いが、まだ危機感を抱くほど緊迫していないので休めるうちに
休む事にしたのだ。

さて、今日は雨と言う話もあったが、最新の予報によると降水確率は20%程度になっていた。
『これなら自転車で駅まで行けるだろう』と、いう話になり、9時半頃に掛かってきた
F探偵の電話を契機に活動を開始した。

ところが、駅に向けて自転車を走らせようとしたものの、なかなか前に進まない。
漕ぎ出した瞬間、タイヤの空気が抜けている事に気づき、足止めを食ったのだ。
再び家の鍵を空け、空気入れを引っ張り出したのだが、ホースを抜いた瞬間にタイヤ
チューブから勢い良く空気が逆流してきた。
・・・どうもムシ(エア・バルブ)が経年変化で崩壊していたらしい。
玄関先の荷物の中を探したところ、パンク修理セットの中からムシ用のゴムチューブが
辛うじて1個だけ出てきたので空気を入れることが出来た。

ようやく走れると思ったものの、外はチョッピリ寒く感じられた。
まあ、薄手のジャンバーで凌げるレベルなのだが、少しだけ手袋が恋しくなったので、
家に戻って探し始めた。
ところが、手袋を入れていたと記憶しているオートバイ用のジャンバーが何故か見つからない。
奥方曰く、『ハンガーに吊るしておくと型崩れするので畳んだのではないか?』と、
言うのだが、荷物が多すぎて直ぐには見つからなかった。

そうこうする内に奥方の意識は箪笥の上に乗せてあった『銀マット』に行っていた。
これなら水溜りができて難儀しているポンコツ2cvの幌の補強が出来るのではと言うのだ。
寸法の問題があるので直ぐに取り付けられるかは分からないが、当ててみるくらいは直ぐに
出来るので車まで持って行くことにした。

ところが、いざ幌にあてがってみると、横幅も前後長も長過ぎるので直ぐには使えなかった。
それこそ寸法を合わせて裁断すれば良いのだが、少々勿体無い気もする・・・
結局、成り行き上、大きなダンボールを幌の内側全体に入れて補強し直す事になった。
[写真:裁断したダンボール]
[写真:ダンボール屋根の2cv]
ダンボールを幌の内側にセットした2cv。

ダンボールの上から幌を掛けたところ、弛みも無くなり、実に塩梅が良くなった。
考えてみたら、いくら幌の長さを正しく調整しても水に濡れると思いっきり伸びる生地なので
この方法(?)は正解かもしれない・・・
長々と関係ないことに時間を使ったが、ようやく自宅を出ることが出来た。

1時少し過ぎに錦糸町駅に到着。
向かったのは例によって錦糸町の楽天地だが、この期に及んでどの映画を見るかに迷った。
ラインナップとしては
 ・ソウ3
 ・氷の微笑2
 ・トゥモロー・ワールド
 ・フラガール
 ・地下鉄<メトロ>に乗って
 ・椿山課長の七日間
以上6本あったが、生理的に受け付けないと言う理由で『ソウ3』が外れたし、
『氷の微笑2』は『1』を見たことが無いのでピンと来ない。
浅田次郎氏原作の2本はそれなりに味わいがあるだろうが、映画としては一寸弱い気がした。

よって最後まで残ったのは『フラガール』と『トゥモロウ・ワールド』だった。
『フラ・・』は評判がとても良い作品なので見て損は無いと思ったものの、実話なので
展開や結末が見えているのが一寸、難である。
そんな理由により、『トゥモロウ・ワールド』を見る事にした。

− − − − − − − − − − − − − − − − − − − − 

映画の後、奥方がコンタクト屋さんに行くと言うので、ファーストキッチンで小腹を
満たしてから京葉道路を横断する事となった。
一寸怪しげなビル(?)に入り、眼科(??)を経て商品を受け取るのだが、休日の
せいか思いがけず早く終わってしまったらしい。
待たされる事を前提にファーストキッチンに行った奥方としては不本意だったようだ。

さて、次に向かったのは『アルカキット』だ。
ここには100円ショップもあるし、輸入雑貨屋もあるので、買い物をしたり見て回った
だけでも気がつけば7時過ぎになっていた。
ヘトヘトになったので帰ろうかとも思ったが、エスカレーターから見えた
『パン、スープ、ソフトドリンク、サラダ食べ放題』と言う文言が気になり、1階から
レストランフロアへ逆戻りする事にした。

どんな店だろうかと思ったら、並んでいるのはハンバーグやオムライス、スパゲティーと
言ったファミレスレベルの料理ばかりだった。
それでいてメインディッシュに当たる料理は1500円位するので決して安いとは思えない。
しかし、デニーズあたりでも単品料理が1000円くらいで、ドリンクバーやサラダは
別勘定になることもあるので法外と言う事ではない。
食べずに帰ったら疲れた状態で料理をした挙句、スナック菓子を食べて気絶するのが
『オチ』なので素直に食べて帰ることにした。

オムライスやカルボナーラが少々気になったが、炭水化物ばかり摂取しても意味がない
のでエビフライつきのハンバーグを頼みバイキングへGO!
まあ、味に関しては何を食べてもファミレスレベルというか、業務用食材の加工品としか
言いようのない無個性な料理だった。
しかし、所詮は『食べ放題』なので文句を言う方が野暮だ。
塩分過剰ということが無いのが唯一の救いで、結構な勢いで食べ続けてしまった。
(料理の写真を撮った後、今日撮った写真が全て低画質モードだった事に気づいた・・・)

気がつけばアルカキットが閉店するような時間になっていたので帰路に着いたところ、
想定外の雨が降ってきた。
まあ、小雨だったので対して濡れずに自宅に戻ったが、流石にくたびれた。
出来れば、このままお風呂に入って寝たかったのだが、明日の打合せに持って行く資料を
もって帰るのを忘れていたので会社に取りに行った。
それこそプリンターで資料を打ち出して終わりにしても良かったのだが、それだけでは
会話が続かない気がした。
そんな訳で、隣の工区のビデオをサンプルとしてアップロードしたりと余計な時間がかかり、
帰宅したら日付が変わってしまった。

やれやれ・・・

(2006.11.24)

− − − − − − − − − − − − − − − − − − − − 

『トゥモロー・ワールド』

ペアで1000円の激安チケットとは言っても、どうせ見るなら見応えのあるものに
したいと思い、悩んだ挙句に『トゥモロー・ワールド』を見る事にした。
テレビで頻繁に流れているCMが気になっていたからだ。
粗筋はというと・・・
舞台は子供が生まれなくなってしまった近未来(西暦2027年)。
世界の大都市は崩壊し、辛うじて残っているイギリスには難民が押し寄せ、テロが横行していた。
エネルギー省の官僚セオはジュリアン率いる地下組織に拉致され、ある少女を海まで連れて行く事になる。
ところが、この少女にが人類の未来を変えるかもしれない存在である事をセオは想像もしていなかった。

まあ、15秒のCMを見るだけでも『少女の秘密』は分かってしまうくらいだし、
本編でも早々に明かされるので、それ自体は『結末』を予見させる物ではない。
よって、『少女を目的地まで運べるか?』が話の本筋になっている。

・・・感想は、良いとも言えるし、悪いとも言える。
例によってネタバレになる可能性があるので細かく書けないが、単なるロードムービーと
考えるには重い話しだし、SFというには踏み込みが浅い。
あちこちに『ドンパチ』や『爆発』シーンがあるのだが、テロや殺害シーンなので
嫌悪感と悲壮感しかない。
結末は『やれやれ』ってな感じで、終わったような、終わらないような・・・

結論としては『絶対に現実になって欲しくない生々しい明日』を見た気分になったものの、
『プレデター』と同じで、訳も分からずその場に投げ出され、流れてゆく感覚もあった。
井筒監督がこの映画をどう評価するか一寸興味がある。

去年の今日一昨年今日

(2006.11.24)


平成18年11月22日(水曜日)

そわそわと仕事。

今日も基本的にはCG制作がメインだったものの、休み明けの朝一に打ち合わせが控えて
いる事が気になってならない。
しかも、前夜に出したサンプルへのRESが付かないので、このまま闇雲に作業を続けて
よいものかと躊躇ぎみとなった。

実質的な作りこみよりも、シールド機を滑らかに動かす方法の検討などをしていたら電話が鳴った。
親父から即パスされたので何かと思ったらコジマ電気からだった。
何のことは無い。 修理に出したプリンターが仕上がってきたのだ。
月末になるような話だったので思いがけず早く感じたが、ようするに大した不具合では
なかったのだろう。

そんな訳で昼食後にコジマ電機に向かった。
実はこの電話が無くても行くつもりだったので私には好都合だった。
と、言うのも携帯電話を目をつけていたSo702iに交換するつもりだったからだ。
電話機の使用期間10ヶ月以上の機種変更で『1円』特価だったからだ。

とりあえずプリンターは無視して携帯電話の売り場へ行ってみると、前回来たときには
店頭から無くなっていた『白色』の電話も置いてあった。
よって即店員を呼んで・・・とはいかなかった。

と、言うのも現在使っているpreminiUsはデザインや反応速度に不満が無い
どころか全ての点において満足しているからだ。
(カメラはオマケと考えているので深く論じない)
それに対してSo702iは大きさや手に持った感覚には満足しているものの、preminiUsを含めた
ソニエリの携帯としては凡庸と言うか無個性と言うか・・・
まあ、、今後Movaが無くなる方向にある訳だし、FOMAは電話機の機種変更が簡単である
事も含めてとりあえず1歩踏み込む事にした。

てな訳で、P203→F210i→So505i→preminiUsに続き、So702iが
私の5代目の携帯電話に就任したのだが、使い始めて直ぐに不満点が表面化した。
カメラしても音楽再生にしてもメニュー画面から選択する形式になっており、ホットキーが
存在しないのだ。
まあ、どちらも頻繁に使う機能ではないが、preminiUsが便利だった分、不便に感じるのだ。

音楽再生にも不満がある。
再生フォーマットがソニー専用の『ATRAC3』からiPodなどでも使える『AAC』になったのは
よいのだが、埋め込まれているはずの『アーティスト名』などの各種データが表示されないのだ。
まあ、現実問題として表示されていなくても音楽は聴けるし、対応メディアが128MBから
一気に2GBまで拡大しているメリットもあるので痛し痒しだ。

兎に角、携帯電話で遊んでばかりも要られないのでCG制作に戻る事にした。
今日の課題はシールド機の移動をいかにスムーズに行うかの検証だ。
前回は時間的に考える余裕が無かった為、位置と角度を使った通常のアニメを使ったのだが、
曲線を含むシールドトンネルを掘るという動作の設定を考えると得策とはいえなかった。

そこで当然の如くパスアニメに挑む事にした。
まあ、ツールボックスの中から呼び出して軌道に沿って配置するだけなので、大層難しい
と、言う事はない。
慣れない作業ゆえに調整に手間取ったが、それを見越して作った簡略化した軌道なので
自分としては早くできたと思われる。
次は作った『軌道』にシールド機を『ペアレント』するだけで基本的にはOKだ。
IPOウィンドウにSpeedカーブが作成されるのでこれを利用すれば、途中で止まったり、
ユックリ進んだりする調整も可能なので便利な事この上ない。

しかし、シールド機が動き出したからと言っても悩みは尽きない。
軌道を動くシールド機の位置を読む出す方法が思いつかないため、セグメントのオン/オフの
設定用スクリプトを書けないのだ。
これについてはネットで調べるなり、先輩諸兄に質問するなどする事にして、気にしていた
打合せの資料をまとめて一日が終わった。

去年の今日一昨年今日

(2006.11.24)


平成18年11月21日(火曜日)

今日もがっつりCG制作。

昨日に引き続き短納期の説明用CGに注力する事にした。
事実上、トンネルの作り込みが出来れば全工程の5割にも達するような代物なので、
キッチリと作りこんでおかないと安っぽい物になってしまうからだ。

今日もトンネルの基準となるカーブのRと角度のゲージを作りつつ、加工したセグメントを
仕込んでいったが、手作業が多くてなかなか進まない。
Pythonスクリプトを駆使すれば『Dr.H』並にチョチョイのチョイなのかも
しれんが、相変わらずの不勉強にて候・・・

夜までに2本目のトンネルと特殊セグメントの再加工を終わらせたが、シールド機の移動
経路の定義に躓き作業終了。
帰宅してからウルトラセブンをつまみにビールを飲んでいたが、風邪が治りきって
いないのか妙に苦かった。

[CG:シールドトンネル]
作り終えたトンネル。 何となくいい感じだが、道半ばだ。

(2006.11.22)


平成18年11月20日(月曜日)

今週もCGからスタート。

週末には新宿へ打合せに行く事になっているが、とりあえずは納期の切られている
T社技研のCG制作を先行させる事にした。

さて、本日最初の作業はシールドトンネルの制作だ。
先週末に作ったセグメントは本件の主題ではあるが、トンネル全体の中では一部なのだ。
その為、キーデバイスに到達するまでのトンネルを作りこんでおかないと、説明に
行き着かないのだ。
その点、今回の元ネタにしたトンネルはかなり長い経路を再現しているので、流用するのが
手っ取り早い。

しかし、手っ取り早い反面、(現実を反映している為に)移動経路が複雑な上にカーブが
緩めなのが難点だ。
それこそ、流用できるのは『先行トンネル』の分だけなので、どっちしても『後行トンネル』は
一から作らねばならない。
『急がば回れ』と言う事もあるのでトンネル自体を作ることに決めたのだ。

まあ、作業としては基本となるセグメント1リングを極力単純化した経路を通せば
良いのだが、曲線部を作るためには『Rのセンター』を決めねばならない。
それこそ、インチキして作ることは簡単なのだが、セグメントリングをコピーする事を
考えると『割り切れる数字』とか『切りの良い数字』で作ったほうがクールな作業が
可能になる。
それを頭に入れつつ『どうすべかぁ〜』と、パソコンに向かった。

しかし、どうにも能率が上がらない。
私は元々怠けの者なので集中力の持続時間が短い事に加えて、朝から妙な具合に頭が痛いのだ。
風邪だと思ったので食事のたびに薬を飲んだのだが、なかなか良くならない。
結局、頭痛が治まったのは夕食の後だった。

そんな訳で普段なら(?)ささっと出来るような計算に妙な時間がかかったり、出てきた
数値どおりに回転コピーを掛けても思った位置に止まらなかったりと、ダメダメ続きだった。
しかも、作業の最中に先方から『あれこれ修正してくれ』と、メールが入り、形状定義の
やり直しをせざるを得なくなった・・・
まあ、まだ気持ちに余裕があるので、どうって事は無いが、先はまだ何も見えていない・・・

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『3万倍』

夕飯前に妹が仕事から帰って来るや否や、『新小岩まで送ってくれ』と言われた。
何かと思ったら携帯電話を買い換えるのだと言う。
去年の今頃も同じような事を言っていたような気がするが、欲しいと思ったら何が何でも
手に入れたい性分だからいたしかない。

それにしても、昨年大枚払って買った携帯電話を1年足らずで最新型に切り替える
必要性には、真底疑問を感じる。
私も仕事をしている都合上、携帯電話を常に持ち歩いているが『繋がればOK』なので
型遅れで十分だと思っている。
今まで電話機に掛けた最高額が確かP203の4000円で、その後のF210iは
事務手数料込みで3000円、衝動買いしたSO505iも今使っているpreminiUsも
共に『1円』てな具合だ。

ところが、今回妹がゲットしたのは最新型のSH903iだったらしい。
私や兄貴などが貯めたポイントやら何やらをつぎ込む事でかなりの割引があったらしいが、
Docomoショップでの話なので3万円近くしたのは間違いないだろう。
・・・って事は妹の電話機と私の電話機との価格差は3万倍あることになる。

この価格差を別な物に置き換えるなら片やトヨタの『マークX』片や方向指示器の電球と
言ったところか?
それでいて電話やメールなどの基本機能は大差が無いのだから悩んでしまう。

価値観の違いと言ってしまえばそれまでだが、その差は私には理解不能なほど大きい・・・

(2006.11.21)
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『自作幌の困った現状』

平成18年11月20日(月曜日)


半月前にとりあえず張り替えた2cvの幌だが、未だ完成には程遠いのが現状だ。

幌生地の前後長を調整しなかった為、弛みがあるのだ。
まあ、先日高速道路を走った時にも幌は飛ばなかったので、見てくれに目を瞑れば
晴れの日には問題は無い。

しかし、この状態で雨が降ったら間違いなく水が溜まって幌が落ちる事が分かっていたので、
内側に折りたたんだ段ボール箱を差し込んで様子を見ていた。
最初の雨の後に車を見に行ったところ、水溜りは最小限に留まった。
[写真:幌の現状・前から]
[写真:幌の現状・後から]
幌の現状。 内側にダンボールを入れているが、雨が降るとヨレヨレになる。

ところが、車を動かそうとして驚いた。
シートがビショビショに濡れていたのだ。
何が起きたのか直ぐに分からなかったが、どう考えても雨漏り以外には考えられない。
使った生地は『防水ナイロン』なので俄かには信じたくなかったが、『結露』と言う次元の
水量ではなかったのだ。

そこで『防水スプレー』を使ってみた。
玄関に置きっぱなしになっていた買い置きの防水スプレー丸々1本を幌全体に塗布した
ところ、とりあえず雨漏りだけは止まったようだ。
しかし、それでも雨の日にはヨレヨレになるので、湿度の影響を相当受ける生地であるのは
間違いないようだ。

『やれやれ、一安心』と、思っていたら甘かった。
今朝、奥方を送って行こうと車に乗ろうとしたら、今までになかった大量の水が溜まっていたのだ。
そっと乗り込んで内側から水を流そうと思ったが、夜の内に幌が耐え切れなくなったらしく
後部座席は既にビショビショ・・・
ダンボールを仕込んだ位置の関係で運転席と助手席が無傷だったのが不幸中の幸いだった。
とほほ・・・

まあ、それもこれも幌のテンションを調整すれば全て解決するのかもしれないが、
週末に雨が降ったら、それまでだ。
とりあえず、その場限りの対処療法で乗り切るしかなさそうだ・・・

去年の今日一昨年今日

(2006.11.20)


平成18年11月19日(日曜日)

雨の日曜日。

前夜の余韻でいつも聞こえるラジオは全く聞こえず、気がついた時には聞いたことのない
番組に松任谷正隆さんが出ていた。
(カンニングで学校を卒業したエピソードはショッキングだった)

さて、ノロノロと起き出してお好み焼き作りから一日が始まった。
山芋と小麦粉を入れる順番を間違え、奥方に罵詈雑言を浴びせられたが、生地が緩めだった
にも拘らず、バッチリ裏返す事が出来たので『勝てば官軍』だ。
(1週間の運気を全て使い切ったと言う説が有力)

雨が途切れることなく降っていたので車関係の作業は出来ない。
映画を見に行くにしても雨の中を動くのは面倒くさい。
結局、買い物ツアーに出たのだが、自宅を出たのは3時を大きく回っていた。
いつものようにダラダラとテレビを見ていたら船越栄一郎氏のサスペンスドラマに
遭遇してしまったからだ・・・

最初に行ったのは例によって篠崎の河内屋。
ここには先週も着たが、買うのが随時消費する『日配品』ばかりなので、豆腐x2丁、
焼きソバx4袋、牛乳x2L、ミソx1kg、ココナツミルクx1缶、冷凍ソーセージx1袋、
お米x5kgと盛大に買い込んでしまった。
多分、来週も来るだろう・・・

次に向かったのはサミット。
今日は買い物と言うよりも、溜まりに溜まった牛乳パックをリサイクルに回しに来たのだ。
先ほど米を買ってしまった事も有り、ここで買ったのはマッシュルームと小豆の缶詰に加え、
揚げ玉に留まった。

次は一寸気になるジャンクフードがあったので最寄のミニストップへ向かった。
しきりにCMを流している『海鮮フカヒレまん』が如何なる物かを確かめたかったのだ。
店に入って早々、目当ての物はレジの横で直ぐに見つかったのだが、妙に小さく感じた。
CMでは比較対照はアイドルタレントの手だけということもあるが、想像の3割引って感じだ。
それでいて値段は198円と一人前。
高級そうな材料を使っているので仕方が無いのかもしれないが、個人的には外見だけでも
ディズニーランドの餃子ドッグくらいの大きさにして欲しかった・・・

これで味がイマイチだったら嫌なので、1個だけ買って店内で試食をする事にした。
[写真:海鮮フカヒレまん・その1]
[写真:海鮮フカヒレまん・その2]
奥方の手と比較しても小さな肉まんを2つに割ってみると、『海鮮』といっているだけ
あってエビやフカヒレ(本当かな?)が散見できるが、絶対量は少ない。

・・・と、写真ばかり撮っていると奥方にドヤサレかねないので早速食べてみた。
味は・・・悪くない。
キンカハムスープ味を殺さないような味付けなのか、くどさが無い味だった。
スーパーで買った安物の場合、塩辛いだけで肉の味もにも感じないということがあるが、
それがない分、美味しく食べることが出来た。
夏に食べた通販の中華まんは更に優しい味だったが、あちらは1個千円近い事を考えると
200円近い値段も悪くない。
まあ、納得しつつも度々食べる事は無いだろうが・・・

次はドラッグストア『ぱぱす』だ。
目当てである(先週買い忘れた)『クリーム肌水』をカゴに入れた後、何か買う物は
無いかと店内を回ってみたが、所詮衝動買いするような物は何も無い。
時間が時間なので帰路につくことにした。

ところが、外は相変わらずの雨。
緩んだ幌に溜まった雨水を流していたら窓ガラスに滝が出来る状態だ。
それを見ていた奥方は、先週見た長靴の事が気になってならなくなったらしい。
結局、進路を変えて『靴流通センター』へ向かった。

目当ての長靴は外見上普通の長靴となんら変わらないのだが、雪の上を歩く時にも
滑りにくいように靴底に折りたたみ式のスパイクがついているのだ。
この手の靴が雪国で使われている事をテレビで知っていたものの、雪の少ない東京では
見たことが無かった。
それが先週何となく寄ったところ多数並べら得ている事に気づいたのだ。

まあ実際問題、雨の日には2cvで送り迎え(?)をするので奥方が雨合羽で自転車通勤する
事は無いから長靴もスパイクも必要ないものだ。
よって、先週さんざん見ているにもかかわらず、同じ物を手にして悩む悩む・・・
買っても直ぐに使わない事は分かっているものの、車で送り迎えができない事は実際に
あるので、結局買って帰った。

帰宅して直ぐに夕飯の準備。
冷凍庫に長らく鎮座していた鶏肉の塊を使ってのシチュー作りだ。
何時もの癖で鍋は忽ち材料で一杯となり、かき混ぜるのも困難な状態になった。
まあ、それが料理の醍醐味でもあるのだが・・・

その後は、だらだら、たらたらとテレビを見て週末が終わった。

去年の今日一昨年今日

(2006.11.20)


平成18年11月18日(土曜日)

ダラダラと全休。

2cvの幌の調整やら家の片付けなど、やる事は様々あるが実際には『王様のブランチ』を
皮切りに寝正月(?)状態だった。

夕方、奥方が同窓会に行くというので駅まで送って後、テレビを見ながら『黒い豚カレー』に
お餅1個とソーセージを入れた物を食べたり、スナック菓子をもりもりと食べていたら
『IQサプリ』の途中で気絶してしまった。

次に気が付いたのは9時半頃だった。
『見る価値無し』と、思いつつも『エンタの神様』を見ていたら小腹が空いてきたので
ソバを茹でて食べたりしていた。
しかし、『恋のからさわぎ』が終わり、『ナイナイサイズ』が終わったら当然
12時過ぎだった。
まあ、奥方が向かったのは新宿なので終電は遅くまであるのだろうと思ってビデオを
見続けていたところ、1時過ぎになってようやく電話が掛かってきた。
『もしもし〜、終電なくなっちゃったぁ〜!』
「はい、ポンコツ白タクで直ぐに向かいまぁ〜す!」

車に積みっぱなしになっていた荷物を下ろしてから出発し、新宿南口に着いたのは
1時45分くらいの事。
何度か会った事のある奥方の同級生一人を乗せての夜中のドライブは、渋滞ばかりの
昼間では考えられない程快適でありつつも、巡航スピードが速い分制動力で劣る2cvの
ブレーキにはオーバーワーク気味だった。

結局、佃島経由で自宅に戻ったのは3時近かった。
自他共に認める方向音痴の私だが、良く知っている範囲のドライブだったのが幸いだった。

去年の今日一昨年今日

(2006.11.20)


平成18年11月17日(金曜日)

一日中CGに没頭。

昨日は新しいセグメントのCGに取り掛かったものの、預かってきた図面では構造が
分からないところで止まってしまった。
そこで担当者にその旨を伝えたところ、直ぐに図面を添付したメールが届いた。

結論から言うと私の想像は殆ど当たっていたので、作った分はそのまま使えたのだが、
対となる別のトンネルは寸法だけでなく分割数が違うことが分かった。
まあ、寸法が変わっても作り方が変わるわけではないので次々片付けるだけだ。

夜には一通りの形状設定が終わったので既存のデータとの接続を試みたのだが、
シールド機を走らせる調整で躓いた。
迂闊に続けると後が大変なので11時くらいで作業終了。

(2006.11.18)


平成18年11月16日(木曜日)

一寸だけシフトアップ。

昨日はビデオ編集を途中まで進めたせいか、妙な安堵感があって手が動かなかった。
すると午後になってこのビデオの担当者であるS建設のY氏から電話が掛かってきた。
オドオドしながら電話に出たところ、幸い仮編集したビデオが概ね良好との事で、
一安心した。
ところが、このてのビデオ制作が始めてのY氏からしてみると、この先の進め方を
事細かに文章化する事に難儀しているらしく、来週早々に打合せに行く事になった。
良くも悪くも、お客さんの反応があるのは良い事だ。

S建設の件が一歩進んだので、次はT建設の新工法ビデオだ。
基本的に表現方法は難しくないのだが、超短納期仕事なので進められる事はどんどん
やらねば後から大変だからだ。

さて、シールドトンネルなので基本はセグメントの組み合わせになる。
今回は特殊な素材を使ったり、特殊な形状をしているだけで1リング分を作れば
後は連続コピーするだけだ。
そこで、預かってきた資料の中から基本となる図面(イラスト?)をスキャナーで
読み込んで大きさや位置関係の基準に使う事にした。

ところが、またしてもスキャナーが駄々をこねて動いてくれない。
USBケーブルを繋ぐとシステムから認識するし、グラフィックソフトからユーティリティが
起動するにも関わらず、プレビューの途中でハングアップしてしまう・・・
今日はシステムを再起動させたら動き始めたので事なきを得たが、全くもっていい加減に
して欲しいものだ。

スキャニングした画像を少々加工してから本格的なデータ作成を開始したが、ある程度
形が出来始めると確認しなければいけない事がポロポロと出始めた。
結局10時くらいまで作業したが、それ以上進められなくなったので帰宅した。

去年の今日一昨年今日

(2006.11.17)


平成18年11月15日(水曜日)

今日もスロースタート。

朝一番にメールチェックをしたところ、T建設のM氏からメールが入っていた。
前日、見積書を作っていた際に少々確認したいことがあった為、念のため問い合わせたところ、
結局、該当する項目の『有り、無し』2種類の書類を出す事となった。

早速データを修正して印刷する事にしたのだが、こんな時に限って常用しているプリンターの
調子が悪い事に気づいた。
プリンタヘッドを駆動する歯車あたりから異音がして印刷が途中でずれたりするのだ。
まあ、普段使っていない補助のプリンターがあるので問題は無いのだが、使い慣れた道具が
不調なのは気分の良い事ではない。
見積書の発送を母親に預け、プリンターを修理に出しに行った。

向かったのは何時ものコジマ電気だ。
以前にも同じプリンターを修理に出したことがあると共に、買い替えを考えている
携帯電話の下調べだ。
さっさとポンコツプリンタを窓口に預け、携帯電話売り場で『So702i』を見たのだが、
少々がっかりした。
目当てにしているカラーである『白』が店頭から無くなっていたのだ。
まあ、日曜日に別の店で売っているのを見かけているので市場から無くなったわけでは
ないのだが、『買い替え1円』は近所ではここだけなので微妙な話だ。
安価に機種変更の出来る『10ヶ月』という縛りが解けるまで10日余りという、この時期に
悔しい事柄だった。

会社に戻り仕事を再開した。
取り合えず、一昨日の仕事は後回しにして効率の良い地下鉄関係の編集を続行する事にした。
先週末も同じ仕事をしていたものの、不意に着手したCGが元で躓いたので、細かい事を
無視してザクザク繋ぐ事を主眼に作業をしていった。
まあ、これまたコンテンツ(内容)の前後関係などは先方に確認する必要があったり
するのだが、勝手気ままに繋いで行ったところ、9時近くに全体像が出来上がった。

しかし、10分強を目指しているにも拘らず、20分近いボリュームになってしまった。
ここに説明用のCGや図版、解説文を加えてゆく都合上、後から更に大胆な削除が
必要になる・・・

取り合えずダラダラ状態のサンプルをWebにアップして時間を稼ぐ事にした。

(2006.11.16)

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『帝王健在』

昼間、コジマ電気に行った時、何となくプリンターのコーナーにも行ってみた。
修理に出したのと同じ使い勝手のプリンターは幾らぐらいで売っているかの確認だ。
しかし、想像に反し、売り場の様子が自分の認識と違っている事に気が付いた。

修理に出したエプソンのPM−850PTは6色インクを採用した高画質プリンターだと
思うが、当時から『バリバリの高性能モデル』という扱いではなかったと記憶している。
むしろ、コンパクトフラッシュやメモリースティックなどのデジカメメディアのスロットルが
有り、PCに繋がなくても単独で印刷できる事が売りだった。
うちの親父のようにパソコン側の操作を覚えるのが億劫(おっくう)な輩にはピッタリの
プリンターだったと思う。

ところが、時代は進みPM−850PTの受け皿は一層の『単純化』と『高性能化』に
分岐してしまったようだ。
前者はE−700などの『お家プリント』に特化したモデルで、既に一見するとパソコン用の
プリンタには見えない風貌になってしまった。
しかし、最大印刷サイズがポストカード止まりなので個人的には選択肢には入りようが無い。
対して高性能化は『スキャナー』を飲み込んだ複合機として、売り場のスペースを取っていた。
これ1台あればパソコンのお絵かきソフトを使わなくても年賀状の類まで作れてしまう
のを『売り』にしているらしい。
それでいて2万円台前半から売られているので、現在の主流になる勢いだ・・・

この事象を見て、自分が市場の流れから外れてしまったとまでは考えないが、エプソンも
キャノンもプリンターと言う商品を売る事に心血を注いでいる事がひしひしと伝わってきた。

・・・と、ここまできて、やっとタイトルの『帝王』に辿り着く。

プリンター売り場に並べられている商品を見ている間、否応無く耳に響いたのが
ささき いさお氏の歌う『エプソン・つよインク』のテーマソングだった。
同氏のCMソングはヒーロー物調の『ドキレイダー』から続いているよだが、引き続き
進化したヒーロー『つよインク200』の凄さを相変わらずの美声で歌い上げている。
(CGアニメのプロモーションビデオも結構凄い)

最近アニメや特撮の主題歌は歌っていないと聞くささき氏だが、まだまだ帝王健在って
事もひしひしと感じた私だった。

去年の今日一昨年今日

(2006.11.16)


平成18年11月14日(火曜日)

一日中雑用(?)。

仕事はいろいろあれど、一番ホットなのが昨日の話だ。
まあ、受けるとも断るとも言っていないので何なのだが、手ごろなおもちゃではある。

はたまた、新工法とは言っても他所の会社でも同じコンセプトの工法は散見できるので
目新しくもない。
それでいて表現としてはそれ程難易度が高くなさそうなので、『有り物』のデータを
流用する事で直ぐにもサンプルが出せそうな物なのだ。
そんな訳で、既存の仕事は放っておいて、見積書を作りつつサンプルCGをつくっていたら
ほぼ一日が終わってしまった。

ところが、例によってほろ酔い加減になったところでメールチェックをしたらT室長から
別件も含めてメールが入った。
『M氏から連絡があると思うけど、昨日の話、とりあえず12月10日を目安に進めてね』と・・・
酔いもさめるような強行軍になりそうだ・・・

去年の今日一昨年今日

(2006.11.14 TU)


平成18年11月13日(月曜日)

不意に戸塚まで営業。

朝、新聞を読みつつ出社の仕度をしていたら母親から電話が掛かってきた。
何かと思えば『直ぐにT建設のT室長に電話をしてくれ』という、いつもの転送電話だった。

不安を感じつつ、折り返し電話をかけたところT室長は開口一番『今忙しい?』と、
切り出されたので、「暇と言う訳ではないです・・・」と、切り返した。
すると『技研までこられない?』と、言われたので「大丈夫です。今日でもいいですが」
と、言う事になり、神奈川県戸塚にあるT建設の技術研究所へ向けてポンコツ2cvを
走らせる事となった。

事前に紙の地図を見たところ、目的地は概ね国道1号線で横浜新道の料金所の近く
なので、何となく分かった気分で走り始めた。
しかし、相変わらず頼りにしているのは古いパナソニックのカーナビだ。
ポンコツ車の発する騒音で指示が聞こえなかったり、うっかり手前の料金所で降りてしまって
迂回する時に予期せぬ場所にバイパスが出来ていたりと小さなトラブルはあったが
11時過ぎに技研に到着した。
[写真:T建設技研にて]

私としても今日の訪問は急に決まった事だが、先方にとっても急な話だったらしく、
案内されたのは設計室(?)の片隅だった。
内容としては例によってトンネル築造に関する新工法の説明ビデオなのだが、またしても
CG主体になるらしい。
ビデオ自体も目標5分と短いのは良いのだが、納期は年内と釘を刺されてしまった。
正直言って今抱えている仕事よりも面白いのだが、どの仕事を後回しにするかで
頭が痛くなりそうだ。

資料を預かり技研を出たら12時くらいになっていた。
このまま直帰してもよいのだが、片道2時間弱掛かるので軽く昼食を食べる事にした。
その旨を経理(母親)にメールしたところ『美味しい物でも食べてきなさい』と返事があった。
ところが、太い街道筋と言っても気の利いた店が見当たらないし、直ぐ近くがICなので
あまり遠くまで足を伸ばす気にもならない。
どうしようかとウロウロしていたところ、目に入ったのは『カッパ寿司』の看板・・・
見渡す限りファミレスも見当たらないので、仕方なく入った。

しかし、朝食が若干重めだったのに加え、時間的にいつもよりも早かったせいか6皿
食べたら満腹になってしまった。
しかも、ランチ時なので1皿税抜き90円。 自分の貧乏性に苦笑しながら帰路についた。

『ヒデ夕樹』の名曲をシャウトしながら高速を走り、何となく湾岸道路に入った。
(ついでなので葛西のDIYショップに寄り道する事が頭の片隅にあったのは間違いない)

目的は2cvの幌の補強材だ。
先日貼り直した幌は晴れの日にはそれなりにピンとしているのだが、雨が降ると元通りに
垂れ下がってしまう。
それを補う為に畳んだダンボール箱を梁に差し込んでいたものの、その前後左右に
盛大な水溜りが出来ただけでなく、雨漏りまでしていた。
水溜りに関しては幌のテンションを再調整する事で改善できるかもしれないが、雨漏りは
正直言って想定外だった。
防水ナイロンという品名を頼りに発注したものの、屋外での使用に耐える完全防水では
無かったのかもしれない。
そんな訳で、テンションの調整と合わせて防水処理をする必要があるものの、それまでの間、
防水と水溜り対策に使える手軽な材料が無いかを探しにきたのだ。

最初に見たのはお風呂の蓋だ。
2cvの幌の左右幅は約1mなので巻き取り式のお風呂蓋ならばピッタリの幅の製品が
ありそうな気がしたのだ。
しかし、残念ながら並んでいるのは使えそうに無い既製品ばかりだった。
この店では巻き取り式の蓋のコマ売りしていた時期があり、自宅用に買ったことがあるが
販売フロアーの改変に伴い売れない物は排除されてしまったようだ。
結局、2cvの塗装に使ったペンキを追加用に買って帰った。

自宅に車を置き会社に行ったが、結局午前中の打合せの報告やらなんやらをしたくらいで
仕事にならなかった。

(2006.11.14)


平成18年11月12日(日曜日)

一日中買い物。

昨日はバタバタしたのでその分遅く起床。
それでも近所の朝市に行き、買い物をスタートした。
朝一特価に加え、本格的な冬に突入したせいか野菜が妙に安く、あれこれカゴに入れて
いたら奥方が早々にギブアップする重さになった。

『アッコにおまかせ』を見つつ、昼食を食べ、午後から本格的な買い物ツアーへ出かけた。

最初に向かったのは篠崎の河内屋。
いつものように鰹節1袋、豆腐2丁をカゴに入れたまでは良いが、@25円の焼きそばが無い・・・
その後、くるみ1袋やパスタやらを買ったものの、イマイチ精彩を欠いたまま店を後にした。

次に行ったのはスズキのディーラーだった。
最近発売された新型軽自動車『セルボ』のチェックだ。
ポンコツ2cvを駐車場に止めたところ、隣に置いてあったのがセルボだった。
事前に写真で見ていたが、軽自動車ながら尖がったデザインというか、個性的というか、
存在感のあるエクステリアに思えた。

直ぐそばに若い営業がいたので、断った上で実車に乗り込んだところ、少々驚いた。
細部に渡ってデザインが作りこまれており、100万円強の車とはにわかに信じられない
くらいだった。
直接比較していないものの、パッソ/ブーンのレベルは軽く超えていると思われる。

つづけてシートチェックだが、これまた驚いた。
軽自動車のシートは単に座れるだけで十把一絡げ、『座り心地』を論じられるものは皆無だった。
ところが、セルボのそれは従来の軽自動車のそれとは全く異なる乗り心地・・・
異例なほど柔らかくストロークしつつお尻を支えてくれる機能を有していると見た!
まあ、くっついてきた営業氏が、あまり乗り気でないらしく早々に店を後にしたが、
2cvの買い替え候補に入れても良いくらいの車に思えた。

次は奥方の命によりUSB接続の扇風機を探しに、最寄のコジマ電気に行った。
ところが、店に近づくにつれ見えたのは車の列だった。
今の時間PS3が残っているはずも無いので、車列の意味は理解しがたい・・・
行列に並ぶ気にならないので、直ぐにヤマダ電機へ向かう事にした。
・・・が、ヤマダはヤマダで長蛇の列が出来ていた。
こちらの列も意味が分からないが、並んでまで入る気がしないのも同じなので、早々にパス。
大回りして『100満ボルト』を目指す事にした。

ところが、迂回しているうちに行きがかり上、偶に立ち寄る『ショップ99』に出くわした。
特に必要なものがあるわけでもないが、何となく寄ったところ、あれこれ欲しくなる・・・
買ったのは主に『切りタンポ鍋』の材料なのだが、それ以外にもいつの間にかカゴは一杯と
なるのがこの手の店の恐ろしいところだ。

少々疲れ気味なれど『100満ボルト』に到着。
目当てであるUSBファンを探したのだが、発見できなかったので隣の『ピカソ』に
河岸を移す事にした。
しかし、ここでもUSBファンは見つけることが出来ず、特価品の梅干1kgと
キットカットを買って次に行ってみよう!

疲労困憊ながら次はドラッグストアー『ぱぱす』。
トイレの洗浄剤やらの細かいものを買いつつも、当初年頭にしていた『クリーム肌水』を
買い忘れるという醜態を演じた。

帰り道、午前中に寄ったジャンボに改めて寄り、きりタンポ鍋の材料を買い足して帰宅した。
『鉄腕ダッシュ』を見ながら鍋の準備をし、『功名が辻』を見ながら、がっつり食べたら
直後に気絶。
気を取り直してお風呂に入って週末が終わった。

去年の今日一昨年今日

(2006.11.13)


平成18年11月11日(土曜日)

朝から健康診断へ。

ありがたいもので、奥方の会社の定期健康診断には『家族枠』ってのが有る。
毎日デスクワークばかりで運動せず、加えてビールばかり飲んでいるので健康のことが
気になる『お年頃』の私には願っても無い事なので今年も便乗させてもらう事にした。

雨の降る中、向かったのは去年と同じ銀座(?)のクリニックだ。
寝坊により、少々出だしが遅れたが、10時過ぎに検査を開始。
、採尿、採血、身長、体重、聴力チェック、視力検査、胸部レントゲン、バリュームを
飲んで胃のレントゲン、心電図、血圧、脈拍、医師による問診までやって昼頃に終わった。

今回、右目の視力が0.7に落ちていると言われた。
フォーカスエリアが狭くなったというよりも、乱視によって解像力が落ちているのは
間違いない。
しかし、普段の生活には支障が無いので眼鏡やコンタクトレンズのお世話になるかは
まだ考えないつもりだ。

さて、健康診断が終わったので待望の昼食だ。
昨夜から何も食べていないので、何でもいいから食べたいと思いつつも、奥方に連れられて
行ったのは歌舞伎座の近くにある老舗のシチュー屋『銀の塔』だった。
[写真:銀の塔]

ここのシチューは去年も食べたので上手い事は承知しているが、いかんせん値段が高い。
グラタンに至っては目が回るほど高い・・・
店の並びには『ジンギスカン食べ放題1500円』なんてのも有るので少々食い下がって
みたが、『年に一度の贅沢』という奥方には逆らえるはずもない・・・

ここはシチューが名物の洋食屋なのだが、注文をするかしないかの間に『つき出し』が
でたり、セットのご飯は茶碗で出てくるなど、純日本風な面もある。
[写真:つき出し各種]
しかも、これらがどれも塩気が強い典型的なご飯のおかずなのだ。

[写真:グラタン]
[写真:シチュー]
対して、グラタンもシチューも塩分はさほど強くなく、バターとチーズと小麦粉、あるいわ
牛肉そのものやエキスで食べさせるような感じだ。
何度食べても美味いが、ヤッパリ伝票を見ると気が遠くなる・・・
[写真:伝票]

銀の塔を出た後、近くのプロントでコーヒー&ケーキだ。
わざわざデザートを食べる必要も無いのだが、今回もクリニックで金券をもらったので
ついつい寄ってしまったのだ。

さて、何はともあれ、直ぐに帰るのは少々勿体無い。
銀座や有楽町にこれといって用事がある訳でもないのだが、とりあえずソニープラザへ
行ってみる事にした。
しかし、ソニプラは他所で見かけない物があって楽しい反面、自分達は少々門外漢な
気もするのでホワイトニング歯磨き粉『セッチマ』の大チューブだけを買って店を出た。

この後どうするかを考えつつ有楽町駅に向かって歩いていたところ、あるビルの一階で
『ラジオの公開録音』のような物をしていた。
まあ、聞こえてきたのは下手な掛け合い漫才のようなトークなので、そのまま駅に
向かおうとしたのだが、続いたトークに足が止まった。
『・・・モーツアルトの死因って未だに分かっていないんですよね。
その謎に日本の刑事が挑むというストーリーです』と、意味不明なのだ。

怪訝に思い引き返したところ、暫くしてピアノとヴァイオリンによる演奏が始まった。
出だしは聞き覚えのある刑事ドラマだが、所々に継ぎ目無く有名なモーツアルトの
曲が織り込まれる不思議な音楽。
杉ちゃん&鉄平の『刑事クラ 〜モーツァルト殺人事件〜 』のミニコンサートだったのだ。

曲を聞いている間にスタッフからチラシが渡され、合点がいった。
杉ちゃん&鉄平はクラッシックをより身近に感じてもらう事を主眼としたユニットで、
アニメの主題歌をクラッシックアレンジした『アニクラ』も彼等の作品なのだ。
今回の場合、より広い層のウケを狙って刑事ドラマの主題曲とモーツアルトをミックスした
のは非常に面白い。
聞きながら人知れずくすくす笑っていた。

ミニコンサートの後、CDの即売が始まったのだが、結局手は出なかった。
千数百円と安い上にサイン入りという点に惹かれたのだが、どうしてもピアニスターHIROSHIを
思い起こさずにはいられない。
クラッシックと他のジャンルの曲をミックスアレンジする点では同じだが、
HIROSHI氏の場合は一人なのでピアノ1台のみのステージだ。
しかも、その演奏テクニックは『超絶』の域に達しているので、『混ぜ込みました』と、
言うだけでは比較にならないのだ。
そんな訳で、杉ちゃん&鉄平を心の中で応援しつつもその場を後にした。

さて、さて、これからどうしようと考えた。
少なくともお腹が一杯なので、あれこれ食する気にはならないものの、帰宅するには
一寸中途半端な時間だった。
あれこれ考え、向かったのは有楽町駅前の交通会館だった。
2年位前に新聞で『カップ切りたんぽ』なる物の存在を知ったのだが、東京ではここにある
秋田物産売り場でしか売っていないらしいのだ。
それを知って昨年(だったかな?)何かのタイミングで寄ったものの、時間が遅かった
ので閉店していたのだ。
よって今日はそのリベンジだ。

生徒会の演説以下と思われる、どうしようもなく下手糞な右翼の演説を尻目に交通会館に
入ったところ、方向音痴の私としては異例の速さで秋田物産店に辿り着いた。
すると、目当てである『カップ切りタンポ』は直ぐに見つかったものの、1人前で700円
近い値段には少々躊躇した。(値段の事は事前に知っていた・・・)
躊躇した挙句、インスタントではなく、生の切りタンポをゲット。
あわせて銘菓『きんまん』をゲットして帰宅した。

家に辿り着き、暫くテレビを見ていたが疲労からか途中で気絶。
再起動後も何もする気になれず、早々に寝てしまった。

去年の今日一昨年今日

(2006.11.13)


平成18年11月10日(金曜日)

一日中、編集作業。

昨日に引き続き、地下鉄関係の編集を続けたが、相変わらず牛の歩みだ。
基本的には細部の調整は後回しにして、ザックリと全体を繋ぎ合わせる作業をしている
つもりなのだが、一寸した事で躓いてしまう。

今日の場合、シールド機の投入状況の前にマシンスペックを書き連ねようとしたところ、
背景が必要になった。
隣の工区の場合、工場で撮影したビデオが有ったのだが、こちらにはそれに当たるものが
何も無いので手っ取り早くでっち上げる事にした。
手元にあるパンフレットを見たところ、大きさや細部が一部異なるものの、隣の工区で
使われたシールド機とよく似ていたからだ。

ところが、大分時間を掛けて作り終えてみたところ、何となくバランスがおかしい。
細部は合っているはずなのに、隣あったスポークについているカッタービットの位置
などが妙に詰まっているのだ。
『スポーク単位では合っているのに何故??』と、悩んでいたが、暫くしてようやく
スポークの本数が違っている事に気づいた。
直径でいうと前回が10mなのに対して、今回は6.9mと小さいのだから、当然と
言えなくもない・・・
部品を一度分解してから繋ぎ直すのに大分時間が掛かってしまったのは言うまでも無い。

その後、ビデオのデータを途中まで繋ぎ始めたが、取り止めが無いので帰宅した。

(2006.11.13)

去年の今日一昨年今日


平成18年11月09日(木曜日)

今日はビデオ編集。

連日お客さんの反応が無いが故にサボり気味だ。
しかし、作業が進まない事には『請求書を出す事も出来ない=収入が無い』と、経理担当の
母親から言われてしまうと立つ瀬がない。
あれこれ相談した結果、一番作業効率の良い地下鉄工事の編集を優先させる事にしたのだ。

この件についても当然お客さんの要望や意見を聞かないと行けないが、8割がたは
隣の工区のビデオのフォーマットで作ることが出来る。
途中まで作ってしまえばお客さんが重い腰を上げるかもしれないし、問題が無ければ
そのまま進められるかもしれない。

そんな訳で、S建設のビデオ編集を続けて一日が終了した。
と、言ってもまだ始めたばかりだが・・・

髪の毛が鬱陶しいので、帰宅して夜中に散髪した。
記録を調べたところ、前回切ったのは9月の初旬だったので、2ヶ月での切り直しだ。
まあ、バリカンは使えば使うだけ元を取れるので、小まめに切ればいいのってことか・・・

去年の今日一昨年今日

(2006.11.10)
(2006.11.13 一部加筆)


平成18年11月08日(水曜日)

覇気無く仕事。

今日もまたお客さんからのメールはゼロ。
こちらで勝手に進めてくれという事なのかもしれないが、それを含めて何らかの音信が
欲しいのだ。

それと同時に音信不通だった各社が同時に『何時できるんだ?』と、言ってくる事が怖い。
それ故に全ての仕事に中途半端な形で手を付けているのが現状だ。

と、毎日同じような事を書いていたら、H親分の仕事も気になってきた。
8月半ばに『CGをこんな感じで進めておいてくれ』と、言われて以来、何もしていなの
だから何時怒られても仕方が無い。
そこで、CGの前段階としてナレーション原稿的なものを推敲する事にした。

親分から『参考にしてくれ』と言われた短いビデオがあるのだが、それをそのまま3DCGに
する事は可能だが、流石にマルパクリはご法度だ。
そこで文言を書き出し、盛り込むべき内容をを精査する事で動画化の足がかりにする寸法だ。

ところが、元の文章を書き出して編集を始めた途端に手が止まった。
元々究極的に短く纏めた説明文なので、語尾を変える程度では全く同じになってしまうのだ。
仕方が無いので単語を一部入れ替えたり、別の行の内容を追加していたら話が続かなく
なってしまったのだ。

いろいろ考えてみたが、それ以上妙案が浮かばず作業終了。
とほほ・・・

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『日本語を理解できない日本人』

ひらがなが多く、漢字を書いても誤字脱字が多い大学生。
若者の活字離れが言われるようになって久しい昨今、パソコンやワープロ、携帯電話の
普及によって鉛筆やペンで文章をつづらなくなった現代人にありがちな話だ。
否、私もその一人だから良く分かる。

こんな紋切り型の出だしで始まった11月8日のクローズアップ現代だが、その内容は
より深刻だった。
上記のような大学生が社会に出たはいいが、書いてある注意書きの意味を理解できずに
会社に損害を与える事態が現実になってきたらしいのだ。

例として挙げられたのは某大手電機機器メーカーの工場。
22歳の男性は工場内で使われる研磨剤の製造工程のチェックをしていたところ、
規定とは違う数値を示している事に気が付いた。
制御盤には『数値に差異が見られた場合には上司に報告する事』と、書かれていたが
『差異』という意味が理解できなかったらしい。
当然出来上がったのは不良品な訳で、結果的に100万円以上の損害を与えてしまった
と言う、何ともお粗末な話しだ。

ところが、話はここで終わらない。
『日本語の意味が分からないなんてことがあるのか?』と、思った会社側が半信半疑で
工場で働く若者にアンケートを実施したところ、『制御』や『循環』と言った基本的と
思われる単語の意味を理解していない輩がポロポロ出てきたと言うのだ。
信じられないやら、呆れるやら・・・『ザ・シンプソンズ』のホーマー・シンプソン並み
って事なのか?

番組は『理解度の低い輩ほどメールばかりやっていて、読み書きをしていない』と言う
集計を経て、『どうすれば日本語力を向上できるか』という話に移っていった。
(1日中メールばかりやっていると言う男の子は、平仮名と絵文字を使った短いメールしか
出さない。 漢字は難しいから=頭は極力使わないって構図だ) 結局のところ、一日数時間、みっちり日本語を勉強し直させるのが最良の手段らしい。
最高学府を卒業したはずの人材を会社が教育し直すという奇妙な現象だ。

昨今の『単位未履修問題』や『ゆとり教育の弊害』とは直接関係ない話のはずだが、
日本人の基本学力が低下している事だけは間違いなさそうだ。

えっ、私はどうかって?
私はどんな短い文書や日記のRESにも時間を掛けて考える事にしているので、彼らよりは
マシだと思ってます。
仕事に支障が出るほど腕組みしていると言う話はありますがね・・・

去年の今日一昨年今日

(2006.11.09)


平成18年11月07日(火曜日)

ほぼ一日中CGのつづき

どの仕事も『とりあえず』着手して進めているものの、今ひとつ覇気が無いというか、
終わりが見えない・・・
それでも手を動かさない事には終わらないので今日はCGだ。

さて、シールド機自体は作り終わっているので鉄製の函型セグメントの制作をする事にした。
この部品は夏にあくせく作った物と基本は同じなのだが、緩いU字型坂道を築造する為に、
極僅かながらテーパーが付いている。
しかも、この工法の特徴に従い、上下左右に連結させる為、少なくとも上下2種類の
鋼殻を作らないと上手くトンネルが作れないのだ。

しかし、一見単純な形状なれどそれなりに作り込んでおかないと、かえって後から面倒
なのは以前作った時と同じだった。
兎に角これが面倒くさい。
夜には綺麗に出来上がったが、これを動かす事を考えると頭が痛い・・・
[CG:鋼殻トンネルとシールド機]
鋼殻トンネルとシールド機
緩〜い坂道を再現する為に、微妙なテーパーがつけてある

出来上がったサンプルをメールに添付して、質問と共に担当のK氏に送って作業終了。

(2006.11.08)

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『メインサーバーに不安増大』

11月の初めに私が主力として使っているレンタルサーバーに接続できない事があった。
どう考えてもサーバー側の問題だったのでサポート係にメールを出したが、音信不通。
完全復旧したのは不具合に気付いてから30時間近く経っていた。
しかも、サポート担当からの返信が無いし、オフィシャルサイトの障害情報も8月から更新
されていないし、身請け先となった大阪のサーバー会社のサイトには障害情報の項目
すらないので打つ手が無い。

この不具合の原因は何だったのか誰も教えてくれない為、止むを得ず2chを
検索したところヒットがあった。
原因は至極単純なもので、それまで富山のにあったデータセンターのデータを大阪の
ソフトバンクIDCのデータセンターに移し変える事にあったらしい。
それならそうと事前に『xx日○○時〜xx日○○時まで移転作業を行います』と
オフィシャルサイトに案内を出すなり、メールを配信すればよいはずなのに・・・
と、不満が絶えない。
しかも、2chによれば○BI−NETの譲渡先となったJ○esウェブホスティングという
業者は個人データの流出やら長時間のサーバーダウンを連発した過去があるらしい。

まあ、会社のWebSiteやメールアドレスも含めて丸4年も使っているサーバーなので
大事が起きない限り契約を解除するつもりは無いが、何だか嫌〜な気分になってきた。

去年の今日一昨年今日

(2006.11.08)


平成18年11月06日(月曜日)

やる気ゼロの月曜日。

出社して直ぐにメールチェックをしたが、今日も仕事に関するRESが付いていない。
まだ、余裕があるのか、それとも既に諦めているのかは不明だが、納期を切られて
圧力を掛けられないと本領を発揮できない私としてはやり辛い・・・

HDDの余裕も限界に達しようとしているので、不要データの削除やバックアップの準備を
していたら一日が終わった。

(2006.11.07)

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『船の上のピアニスト(The legend of 1900)』

兄貴に誘われるがままビールを飲んでいたらスカパーで『船の上のピアニスト』をやっていた。
何年か前にテレビで見た事のある作品だが、非常にクールな映画なので改めて見直してみた。

主人公である1900(ナインティーン・ハンドレッド)の生い立ちに始まり、ある夜
突然ピアノの演奏に目覚めてゆくあたりは、正しく伝説的天才のエピソードとして華がある。
(現実じゃないけど・・・)
嵐の夜、ストッパーをはずしたグランドピアノと共にホールを滑りながら演奏を続ける
エピソードやジャズピアニストとの決闘(?)も実にクールで面白い。

しかし、その結末は何とも言えずやるせない。
船の上で生まれ、船の中が唯一の世界になった引き篭もり青年の末路と言ってしまえば
それまでだが、『1900は何故船を下りなかったのか?』または『原作者は何故1900が
死ぬ結末を書いたのか?』。
どちらも同じ事だが、多くの選択肢の中から選んだ結末はどうしようもなく悲劇的であり、
『この映画って何だったの?』と、いう疑問が残る。

ゲーテのファンタジー小説『ファウスト』の最後で、主人公ファウストは感極まって
『とまれ、汝はいかにも美しい!!(Verweile doch,du bist so shoen!")』
と口走った事で悪魔メフィストフェレスとの契約を終えてしまう行がある。
無限にあるはずの言葉の中で『ファウストは何故その言葉を口走ったのか?』または
『ゲーテは何故”契約終了”の言葉にそんな長ったらしい言葉をあてがったのか?』

『船の上のピアニスト』と『ファウスト』には共通点が全く無いが『何故?』を反芻して
いると、『何故?』の種類が何となく似ている気がしてくる。
まあ、どちらも凡人には分からない世界なのかもしれないけどね・・・

去年の今日一昨年今日

(2006.11.07)


幌を作ろうピンポンパ〜ン!(03)

平成18年11月05日(日曜日)

3連休の最終日。

前夜の余韻と共に、日曜日ゆえにゆっくり寝ていたい気もしたが、幌加工の作業が
止まっているので、遅めの朝食を食べてから動き始めた。

先ずは窓枠部品の接着から本日の作業を開始した。
一見大変そうな作業だが、上下(前後?)方向に関しては位置決め用のベロが出ているので、
左右の中心を探すだけで殆ど終わったも同然だ。
鉛筆で部品の内と外に線を引き、両面に接着剤を塗って『エイ!ヤッ!!』と貼り付け、
次の工程だ。
先ほど引いた内側の線のさらに内側に沿って生地を切り落とし、折り返して窓枠に接着
すればOKだ。
[写真:窓枠を接着した状況]
窓枠を接着して・・・

[写真:生地の不要箇所の切り落とし]
内側を切り落とし・・・

[写真:生地を折り返して接着]
生地を折り返して、この工程は終了

次は全端の棒の取り付けだ。
これまたグルリと全体を接着してゆくのだが、1面ずつ接着しないと位置決めもままならない。
慎重に位置決めをして最初の接着、乾いたら次の面の接着といった具合に作業を進めたが、
途中で接着剤が無くなり、急遽近所に買出しに行った。
とほほ・・・
[写真:棒を幌に接着]
棒を幌生地で巻くように接着していった。

続けて梁に当たる2本の横棒をカシメ玉で固定したら完成目前だ。
[写真:組み終わった?幌の全体図その1]
[写真:組み終わった?幌の全体図その2]
組みあがった(?)幌
[写真:全端部]
全端も上手い具合に出来ました。

ところが、窓ガラスを嵌める工程に入った頃にはとっぷりと日が暮れていた。
作業中、奥方はずっと『夜の内に作業をしていれば・・・』と、グチっていてシンクロ率は
低下の一方に・・・
正直言って、酔っ払いに返す言葉は無いので、ひたすら愚痴に耐えながら二人係で
窓を嵌めていったところ、6時半くらいに幌は完成した。

さて、奥方は嫌気が差したのか『取り付けは来週に持ち越そうと』言ったのだが、
ここまで出来ていれば取り付けるのは造作も無い事だ。
トランクリッドを家の中に運び込み幌に組みつけようと試みた。
ところがどうやってもトランクリッドと幌のヒンジとが噛合わないのだ。

「もしかして部品を逆さに固定したのでは?」と、一瞬焦ったが、デジカメで撮影した
写真を確認したところ、間違いはなさそうだ。
頭を捻った結果、ようやくクローム・トリムの事を思い出した。
早速、幌のヒンジとトランクリッドを並べたところへ嵌め込んだらアッサリと組みあがった。
この部品はてっきりヒンジを覆い隠す為の目隠しだとばかり思っていたのだが、実は
『関節そのもの』だったのだ。
他の箇所でも感じたが、2cvは薄い板を曲げたり折ったりして造った単純な
部品が多いにも関わらず、実に良く出来ている事を痛感する。

安価な材料を最低限の手数で加工しているだけなので、トヨタの誇る超絶
プレス技術の足元にも及ばないが、素材の選択や設計の巧みさには驚きの連続だ。


[写真:トランクヒンジ構造のアップ]
トランクヒンジの断面構造。 薄い板を丸めた物同士を組み合わせた単純なものだ。

夫婦揃って、ひとしきり感心した後、いよいよ来る前組み付けた。
まあ、ボルト2本を留めるだけなので10分も掛からず取り付けは終わったのだが、
この期に及んで情けない失敗に気が付いた。
元々幌生地の前後の長さを2m強と採寸していたので、入手した生地を切らずに使ったところ
5cm程長かったのだ・・・
そんな訳で、初心者が立てたターフと同じで、雨が降ったら水が溜まって、天井が落ちる事
必死の情けない幌になってしまったのだ。

まあ、長い分には調整が出来るものの、流石に外して再調整する元気も残っていなかった
ので、水溜り対策だけして来週に持ち越しとした。
とほほ・・・

[写真:仮完成した幌・斜め前から見た図]
翌朝撮影した現在の状況
[写真:仮完成した幌・斜め後から見た図]
[写真:仮完成した幌・真後ろから見た図]
一見しわが寄っている程度だが、内側からダンボールで補強をしている・・・

去年の今日一昨年今日

(2006.11.06)


幌を作ろうピンポンパ〜ン!(02)

平成18年11月04日(土曜日)

今日も幌製作のつづき。

なにしろ根がぐうたらな人間なので休日は早起きするのがつらい。
前日は2時からのタートだったが、今日は昼過ぎの作業開始となった。

さて、前日取り外した流用すべき部品を新作の幌に組みつけていった。
先ずは左右のゴムロープを幌の袖口に通し、末端を例の部品にカシメてから最終的な
接着をし、末端をカシメ玉で固定する工程だ。
しかし、場所といい、角度といい一人では作業できない箇所なので奥方を呼ぶことにした。
ところが、思い切ってカシメパンチを叩いても上手く部品が固定されない。
カシメ玉が短いのかとも思ったが、よくよく調べてみると生地を固定させる為に使った
タッピングビスが元で部品が浮き上がっていたのだ。
わざわざ買いに行ったネジを全て外すのも癪だったが、中央の1箇所のみを残して
両サイドをカシメる事にした。
とほほ・・・
[写真:組み始めた幌] [写真:組み始めた幌]
組み始めた幌

いよいよ幌らしい形になってきたので、次は『全端の棒の接着』を使用と準備をしていた。
しかし、突然F探偵から東邦酒場への誘いが入ったので作業が中断する事にした。

もう一息のような気がする・・・

→ つづきを見る

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『東邦酒場』

夕方、探偵からの緊急招集により東邦酒場オフ会が催された。
集まるのはF探偵、宣教師、私、奥方といった、いつもの面子である。
[写真:東邦酒場]
[写真:東邦酒場:店内その1] [写真:東邦酒場:店内その2]

ところが、集合時間である6時を過ぎても探偵が来ない。
暫くして『これから家を出る』とメールが入ったので乾杯の練習をしつつ待つ事になった。
[写真:イカ刺し]
イカ刺し。 新鮮なイカは甘いです。

[写真:カツ煮]
カツ煮。 何故か一度も頼んだことが無かったメニューの一つ
正直言って、ご飯に乗せたくなった

[写真:鳥の唐揚げ]
鳥の唐揚げ。 これまた普通すぎて頼んだことが無かった

探偵が合流し、ようやく本格的にバカ話が始まった。
携帯電話のナンバーポータビリティの話や、デジカメの話をしたような気がするが、
ひたすら『料理がうまい!』を連呼していた以外はよく覚えていない・・・

[写真:イカマヨサラダ]
イカマヨサラダ

[写真:焼き秋刀魚]
焼き秋刀魚

[写真:四川風奴]
イカマヨサラダ

[写真:ぶりのカマ焼き]
ぶりのカマ焼き

[写真:串焼き各種]
焼き物各種

[写真:トマトサラダ]
トマトサラダ

[写真:ソーセージ玉子]
ソーセージ玉子。 見たまんまの味ですが、毎回頼んでしまう・・・

[写真:ポテトサラダ]
ポテトサラダ

[写真:あじ姿造り]
あじ姿造り

[写真:フレンチトースト]
フレンチトースト。 裏メニューなのだが、あまりにも美味かったのでおかわりしてしまった

[写真:みそきゅうり]
みそきゅうり

[写真:チャーハン]
今日はチャーハンで〆ました

帰宅したのは10時半くらいだったので奥方に『幌作りの続きをしよう』と言われたのだが、
酩酊状態での作業は危険を伴うので寝てしまった。

去年の今日一昨年今日

(2006.11.06)


幌を作ろうピンポンパ〜ン!(01)

平成18年11月03日(金曜日) :文化の日

休みなれど超スロースタート。
今週こそポンコツ2cvの幌を完成させようと思いつつも、テレビを点けっ放しにして
いると、なかなか腰が上がらない。
調子に乗ってダラけていたら昼を回ってしまった。

先ずは先週間違えてしまった幌の幅の調整から始める事にした。
折り返す前の左右の幅を1100mmと計ったつもりだったのにも拘らず、折った状態で
1100mmある・・・
片側約50mm折り返しているので、袖口を片方切り落とせばそのまま使える計算だ。
迷わず、接着剤がギリギリだった助手席側を切り落として、再び折り返した。

ところが、どっこいギッチョンチョン・・・
モンテカルロさんから譲ってもらった部品に幌を組み付けようとしたら幌生地の左右が
足りないのだ!
慌てて寸法を計り直したが、自分で書いた設計図どおりだった。
つまり、採寸が間違っていたことになる・・・
正直言って幌生地の左右幅は今ひとつハッキリしていなかったので、モンテカルロさんが
部品を発送するのに使った古い幌生地から採寸した。
まあ、後から思えば我家のポンコツに付いていたのと大差の無い古い生地だったので、
相当収縮していた可能性が高い。
せめて組み付ける部品で現物あわせをすれば良かったと、思いつつも後悔、先に立たず。
とほほ・・・

先週のように長ければ切り直しが利くが、短いのでどうしようもない。
選択肢として『生地を買い直す』『諦めて純正品を注文する』なども考えたが、所詮は
駄目で元々なので、切り落とした袖口を接着して作業を続ける事にした。

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さて、次の作業の前に一寸買い物に出た。
接着剤の使用量を甘く見ていたため、足りなくなったのと、部品の組みつけにタッピング
ビスが欲しくなったのだ。
ところが、接着剤はどこにでもあるものの、所望している長さのタッピングビスが売っていない。
(あるいはステンレス製でバカ高い・・・)
恐らくタッピングビスは実家に行けば手に入ると思ったが、ネジの5、6本の為に
行くのも面倒だったのだが完璧に裏目に出たようだ。

仕方なく接着剤だけ買って帰路についたところ、家の近所のエアコン部品屋が目に入った。
LANケーブルや電気配線も置いてあるプロショップなのでもしかしたら・・・と、
思ったらビンゴだった。
[写真:タッピングビス]
[写真:接着剤G17]
最初からここに来るべきだったようだ・・・
また、とほほ・・・

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帰宅して、ようやく本格稼動だ。
幌生地の端(後ろ窓の下側)を先週外した部品に接着しつつ、タッピングビスで留めていった。
本来はカシメた上で接着しているのだが、ここを広げるのは危険なので止むを得ない処置だ。
仮に経年変化で接着剤が剥がれてきても、ビスで留まっていれば、いきなり全てが
外れる事も無いと目論んだのだ。
[写真:組み付け状況]
タッピングビスで生地を固定している状況

さて、この次の作業をするには既存の幌から各種部品を外さねばならなければ続行できない。
奥方にも手伝ってもらい、幌を外す工程に入った。
基本的な作業は『幌の交換方法』と同じでトランクリッドを固定しているボルト2本を
外すところから始まった。
[写真:トランクの固定ボルト]
トランクを止めている2箇所のボルトを外すと・・・
[写真:トランクを外している状況]
トランクリッドが幌ごと外れる

幌交換の際の『お約束』としてヒンジ部品の『抜け止め』である『クローム・トリム・エンド』を
外さなければならない。
[写真:問題の皿ビス] [写真:さび付いて回らない]
トリムエンドを固定している皿ネジ。
新品時から定期的にチェックしない限り、外れない可能性が高い

  ところが、このネジは錆び付いていることが多く、回そうと思ってもねじ山を舐めてしまう
事が多いようだ。
トランクリッドを外すのには片側が外れれば良いので『ねじ取り剤』なる物も併用しながら
試したところ、上手く外れたのは1箇所に止まった。
(当然他はドリルで破壊した)

こうしてトランクリッドが外れたのだが、トランクヒンジは酷いの一言だった。
[写真:サビサビの部品郡] [写真:降り積もったサビ]
腐食して崩壊した部品

ヒンジの溶接が自然に千切れるなど、サビによる侵食が広範囲にわたっている事は
分かっていたが、まさかここまでとは思わなかった。
トランクリッドを外した途端、サビで崩壊した部品がコーンフレークの如く降り積もった
くらいで、逆に言うと、今までヒンジの役目を果たしていた事自体が不思議だった。

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さてさて、流用すべき部品を回収したものの、サビや塗り損ねたペンキが付いているので
直ぐには組みつけられなかった。
そんな訳で、ポンコツ2cvをブルーシートで覆い隠し、夜は部品の清掃作業となった。

皿ネジを外す事に成功したトリムエンドを奥方が磨いている間、私はもう一方をどう
するべきか悩んだ。
ドリルを使って幌の部品から外せても、結局ネジがトリムエンドに残っていては
流用できない事になる。
すでにダメで元々な状況なので、ドリルを使って残留したネジの場所を削ったところ、
上手い具合に穴が開いてくれた。
トリムエンドはアルミの無垢材で出来ているので、これならタッピングビスで固定できる。
[写真:クローム・トリム・エンド]
何とか使えるようにしたクローム・トリム・エンド

夜の9時過ぎまで、こんな感じで作業を続けたが、これ以上続けられなくなったので終了した。

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去年の今日一昨年今日

(2006.11.06)


平成18年11月02日(木曜日)

のろのろとCGの続き。

朝一でメールチェックをしてみたが、相変わらず何処からも仕事関係のメールは入って
いなかった。
昨日の仕事に関しては本編集への取っ掛かりが出来たのだが、その前の仕事のCGが
中途半端なところで止まっていたので続きをする事にした。

ところが、資料を収めていたファイルが見当たらなくなった。
まあ、無くても困らないような物ばかりなのだが、シールド機の図面を見たいと思った
矢先なので非常に歯がゆい・・・
幸いにして外見の仕上げ作業だったので、ビデオを見ながら何となくでっち上げて行った。
しかし、たったそれだけでも、『あっちのバランス、こっちのバランス』を考える必要が
あり、結構な時間が掛かってしまった。

夜には完成したので、帰宅した兄貴と祝杯(??)を上げて一日が終わった。

去年の今日一昨年今日

(2006.11.06)


平成18年11月01日(水曜日)

引き続き仮編集。

昨日の段階で9割がたの部品編集を行っていたので、今日は完成を目指して単純作業を
ひたすら続けた。
ただ、単純作業といっても一部前後関係が反転している箇所もあるので、あれこれ
入れ替えながら整合性をつけるのが『編集処理』の醍醐味でもある。

あれこれやり続け、夜には全ての部品編集が終わったので、全体編集に向けての
枠組みをピックアップする事にした。
今回のビデオは先月作ったビデオと殆ど同じフォーマットで作れるのだが、個別の
事象も多い為、どこにどれを当てはめるかを順序だてないと後が面倒なのだ。

「結構なボリュームになるなこりゃ〜」と、思いつつ、羅列した文章をメールに添付して
お客さんに送って作業終了。

去年の今日一昨年今日

(2006.11.02)


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