気持ちもオーバーヒート(T T)

当たり前ですが、自動車は移動の為の道具です。
それが仕事の途中で止まってしまうのは辛い物です・・・・

てな訳でトホホな話はつづきます。


< 平成11年9月26日(日) >

オーバーヒート・・・と、いうよりパーコレーションを繰り返すポンコツ車に 怠け者の私も、 さすがに放置する事が出来なくなりました。

まずは手っ取り早いところでオイル交換です。
エンジン交換をしたとき、M田氏に「オイル交換をしたほうが良いよ」と言われつつも 放置していたからです。
案の定、安いオイルでフラッシングをしてやるとオイルは真っ黒で、オイルエレメントの 寿命が終わっているのも容易に想像できました。

そして私が用意したのはエンジンコーティング剤『Slick50』です。
私はこの『お薬』が好きで愛用しているのですが、価格が結構高いのがたまに傷です。
それが、たまたま立ち寄ったカー用品ショップで在庫処分価格で売っており、即ヅモした次第です。
2,400円(+税)軽自動車用の為、量は少ないのですが2CVにはぴったりです。

オイル交換終わらせてみると(気のせいかもしれませんが)エンジンが静かに回るようになりました。
(実質的には、『薬の効果』より『オイル交換の効果』の方が大きいでしょう・・・・)

『これで少しはマシになったかな?』

と、思いましたが、船橋の知人を尋ねた時に渋滞にハマリ あっけなくスタック してしまいました。
なんと上り坂の途中で止まってしまい、渋滞の原因になりました。(とほほ・・・)


< 平成11年10月03日(日) >

次に手を下したのがエアダクトでした。
元々ボロボロになっていた 『例の紙製ダクト』 は、いつ悪さをするかわからない状態だった為 取り外していました。
このエアダクトには排熱用のファンが特別にあるわけではないので、 「走行すれば冷えるだろう」くらいにしか考えていなかったからです。

[エアダクト] しかし、実際にアルミ製エアダクト に交換してみるとバンバン出て来きます。
それだけでなく、走行後アツアツになってしまっていたキャブレターもダクト交換後は 熱をおびる事もなくなり冷却効果が確認されました。

やはり、 『あるべき所にあるべき物がある』 って言うのは基本ですね。
その後しばらくは、非常に調子よく走行する事ができ、全てが解決したかに思えました。

が・・・


< 平成11年10月09日(土) >

ダクトの交換で気を良くした私は長距離ドライブでその成果を見る事にしました。

ところが準備をしている最中に調子が悪くなり始め、出発直前にまともに走らなくなってしまったのです。
さすがに同乗者からも不安の声が上がり2CVでのドライブは断念する事にしました。


< 平成11年10月17日(日) >

この日もまた、派手なエンスト事件を起こしてしまいました。

2CVは短距離の走行では好調ながら、長時間走行したり渋滞にはまると スパークプラグがカブってしまうか、オーバーヒートをおこしてエンストしてしまうようでした。
そこで、手抜きをしてわずかなキャブ調整でお茶を濁し、買い物などの『足』にしていました。

ところが、イトーヨーカ堂の屋上駐車場へ行くスロープの途中でスタックしてしまったのです。
幸いにもスロープ途中の広い踊り場にバックする余裕があったので事無きを得たのですが、 エンジンが再び回り始めるまでの30分以上の時間、出来る事の全てをやりましたが徒労となってしまいました。


< 平成11年10月24日(日) >

その日、私はキャブレターの分解に着手する事にしました。
燃料と空気の調整程度では事態が好転しなかったからです。
キャブレターの分解する際に思い当たる節は フロートレベル でした。
フロートレベルの調整は以前行っている為、狂っているはずはないと思っていたのですが 確認だけでもと思ったのです。

ところが実際に測定してみるとフロートレベルは15mmしかなく、 規定値の18mm±1 とはかけ離れた物でした。

一寸考えてみれば、キャブレターをエンジンにシッカリ取りつけてある部品ですから、 エンジン交換する際も脱着せずに交換されたようです。

原因がわかれば対策は簡単です。
フロートレベルを規定値にして組み戻したところ、その後のポンコツ車は嘘のように 真面目に働いてくれるようになりました。

やるべき事は早目に一気にやってしまうのがメンテナンスの基本です。

私のように骨惜しみをすると身を滅ぼします。気をつけましょう。
(早くやってりゃ良かった、とほほ・・・・)


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