駄目で元々・・・
「部品が壊れた!」・・・からといって純正部品を買って取り付けるのでは味気無いですよね。
・ 『偽ノロジー』プラグコード・プロジェクト <New!> ・ 幌を自作する <今更ながら更新> ・ 窓を途中で固定する ・ ワイパーブレード ・ 窓の固定ピン ・ シートベルトストッパー(?) ・ エアダクト |
暑い日などには窓を全開にして走るのが2cv流ですが、高速道路や雨の日などには途中までで止めたいのが人情です。
それを実現する為の専用オプション部品もあるのですが、何処で入手すればよいかもわかりませんし、針金を曲げて作れそうな簡素な物です。
・・・と、考えているだけでは窓は止まってくれませんので、旅先で必要に迫られて作ったのがこれです。
正確には愛妻サッチーが
『白魚のような指』
でへし曲げただけですが、見ての通り安物のドリンクホルダーです。
(手抜きをしてネジ止めしていないドリンクホルダーが車内に放置してあったのです・・・)
まあ、強風にあおられて外れてしまう事もありますが、これだけでも随分快適になるから不思議です。
しかも妻曰く
ワイパーブレードは俗に「半年毎に交換」と言われていますが、
長期間放置されていたポンコツのそれ
が切れてしまうのに大して時間はかかりませんでした。(T 。T)
切れてしまったら交換するしか手はないのですが、不幸にもオートバックスで売っているような
代物ではありません。
強いて互換性の有りそうなワイパーブレードをあげるとすれば「Super7」
の物が使えるかな?・・・・
と、思ったのですがこっちのほうが入手困難でしょう。
(むしろ、2CV用なら近所の旧西武で注文できるから・・・)
そこで貧乏人の私が考え付いたのが
リフィール(ゴム)のみ
の交換です。
交換を考慮して作られているわけではないようですが、簡単な構造なのでペンチを使って
ブレードの端を折り曲げればリフィールを外す事が出来ます。
後はオートバックスなどで適当なサイズのリフィールを買ってきて同じ長さに切って
はめ込めばOKです。
しかし、小心者の私には店頭で該当品を見つけられなかった為、家に置いてあった
BXの中古ワイパー
を分解してチャレンジしてみました。
すると考えていたよりもアッサリと交換できました。しかも、2本分取れておつり(?)
がくると言うハイコストパフォーマンス!!
これでもう、雨も恐くありません・・・・(←うそ)
ブレーキの修理から帰ってきた愛車を見てみると、運転席側の『窓の固定ピン』が折れていました。
いつ誰が折ったのかは定かではありませんが、これが無いと窓を開け放す事ができないので非常に不便です。
ところが手元の資料を見ると『固定ピン』だけで160円と書いてあり、
『ウィンドーホルダー』全部だと1800円もします 。
折れているはピンだけなので、最悪の場合『固定ピン』だけ買うつもりで分解してみると、
中から見覚えのあるピンが出てきました。
太さといい大きさといい『安全ピン』その物でした。
近所のDIYショップで大き目の安全ピンを買ってきて合わせてみると「ジャストミート」でした。
しかも、値段は
4本入りで130円
でした。(恐らくもっと安く売っている場所もあるでしょう)
写真は分かり易いように「針」の方だけを切った物です。
オリジナルと同じ部品を作ってはめ込む事もできるのですが、使ってみたところ不便を感じないので
恐らく当分はこのままでしょう。
2CVは空冷式の車の為ヒーターはあまり効きません。
それでもエンジンの暖気を引き込むダクトがある為、街乗りくらいなら結構暖かく過ごせます。
しかし、元々付いていたエアダクトは経年変化でボロボロになってしまい、
何時落っこちてもおかしくない状態になってしまいました。
『落っことして燃えてるくらいなら、外した方が良い』
と、M田氏からも言われていたので外して動かしていたのですが、排熱が上手くいかないのか相次いでオーバーヒート(パーコレーション)を起してしまいました。
(エンコに堪えろ!?参照)
私も度重なるトラブルに手をこまねいている訳にもいかなくなり、エアダクトの交換に着手しました。
用意したのは純正のエアダクトではなくエア配管用のダクトです。
(写真で銀色に輝いているのがそれです。DIYショップ・ドイト西新井店にて購入。φ85mmのものを2m使用。@1550円/1m x 2=3100円)
このダクトはらせん状のピアノ線を厚いアルミホイルで内外から挟み込んでパイプ状にした構造になっています。
その為軽くて丈夫で、金属製なので熱にも強く燃えないというのが特長です。
(逆に純正品は紙製の管の内側にスポンジを貼った物なので燃えやすいのです。)
作業をはじめて驚いてのは、ダクトを取り付ける『車側の配管の太さが』が出鱈目なのです。
恐らく純正品の場合、ダクトの内側に分厚く巻き付けてあるのスポンジ(断熱兼消音用)が配管の太さを違いを補完しているからなのでしょう。
何も対策をしないとダクトの固定もままならないので、ドアの隙間などに貼る『隙間テープ』を巻き付けた上で針金で締め上げました。
これにより気密性も上がるのとスポンジが抜け止めの役割も果たすなどのメリットがありました。
ちなみに固定に針金を使ったのは手元に買い置きがあった事と、近所のDIYショップに固定できるほど長い結束バンド(タイラップ?)が売っていなかった為です。(上記のドイトには売っていました。)
さて、考え事をしながら2時間ちょっとかけて作業を終え、試運転をしてみるとダクトからは
暖かい空気バンバン出ていました。
ちょっとした買い物で走ったくらいでは、交換前のようにキャブレターが熱を持つ事も少なくなりました。(サッサとやれば良かった!)
強いてデメリットをあげるとするとエンジンの(特に不快な)メカノイズが室内に入ってくる事でしょうか。
まあ、音に関してはM田氏からも『五月蝿くなる』と言われていたのですが、我慢できないレベルではないですし、窓を開ければ全く気になりません。
何より絶対に燃えない素材で出来ているのが精神的にもうれしいです。
これに気を良くして2cvでキャンプに行こうとしたのですが、その直前にスタックしてしまい
あえなくダウン。
止まった原因はどうやらキャブレターのようなので、そちら調整すれば完璧となる筈です。
多分・・・
きっと・・・・・