私は改めてカーナビを霞ヶ関に合わせて、墨田分室を後にしました。
時計は午後3時近かったと記憶していますが、妙なところで時間を浪費してしまったので、
今回も滑り込みになる事が予想されました。
案の定、始めてきた霞ヶ関の中央庁舎街のビルには看板がかかっている訳でもないので、
どれが簡易裁判所なのか見分けが付かず、同じブロックを4周も回ってしまいました。
それでも分らなかったので、私は祝田通りに車を止めて、それらしい看守さんのいる入り口に走って行って
やっと場所が分った次第です。
私はまず案内カウンターで『相談窓口』の場所を尋ねました。
少額訴訟の場合、この窓口で相談する事で対話式に訴状を作れたり、どんな書類が必要なのかも
適切に指摘してくれる便利な場所だと聞いていたからです。
すると、いかにもベテランの窓口係りの人が私の背のほうを指差し、『エレベーターホールの横の突き当りです』と、
教えてくれました。
(しかし、指差された場所はエレベーターホールの陰に隠れていて、案内カウンターからは全く見えない場所なので
少々戸惑った事を憶えています)