少額訴訟への道のり

第04章:まずは内容証明で

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『内容証明郵便』とはどんなものでしょうか?
私は漫画『カ○チタレ』の第1話で主人公がこれを書いて未払いの給料を請求するエピソード を読んだ事があるので、何となくは知っていたのですが、書いて字の如く 『いつ、誰が、誰に送った、どんな内容の文章(手紙)であるか』を 公的機関である郵便局が証明してくれる 特殊な郵便物です。
(詳しくは各種HPを検索してください)

メリットとして、
有印私文書を”お上”が証人になって相手に届けるので、その内容は裁判の証拠にもなる
裁判へのクッションとなることで、相手を不要に追い詰める事を和らげる(逆切れ対策になる?)
などが上げられる反面、
相手にとっても裁判の証拠に使われる事もある
あまり威圧的な文章にしてしまうと『脅迫』とみなされる事もある
など、デメリットが無いわけではありません。
しかし、法的な裏付けのある書類を送りつけられる事で、相手が(びびって)裁判を 起こさずに債権の回収が出来る場合もあるそうです。
私としては、それを期待する意味もあって内容証明郵便を送る事にしまいした。

ところが内容証明郵便の書き方を調べてゆくと、相手が法人の場合
☆ 主たる事務所の所在地
☆ 法人名
☆ 代表者名
などを書く必要があることを知ったのですが、C社 については会社名とオフィスの住所がわかっていてもC社長のフルネームも正確には分かりません でした。
これは非常に困った話に思えましたが、考えてみればC社の会社謄本を取れば済む事です。
もしも裁判を起こす場合には必須となる書類ですから、これを契機に会社謄本を取りに行く事にしたのです。

ところが、これが大ボケの第一弾となりました

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