エンコに堪えろ!?
2CVに限ったことでは無いですが、古い車は些細な原因で突然止まってしまいます。(T 。T)
止まりたくて止まっているわけではないのでクラクションを鳴らして いぢめないで 下さい。


ようやく戻ってきた『給料の3箇月分号』ですが、やらねば成らぬことが山積していました。

1.交換したエンジンのオイル交換
2. 風化しきった外装のワックスがけ
3. ボロボロになっているエアダクトの交換



正直に言って、どれも残暑厳しい季節では非常に辛い作業です。
根性の無い私はとりあえず涼しい季節になるまで、だましダマシ乗る事にしました。

しかし、そんな甘えを神様仏様(?)は許してくれませんでした。


埼玉から車を引き取ってきてから2日後のことです。
妹が『秋葉原に行きたい』というので復活した『給料の3箇月分号』で 颯爽と迎えに行きました。 ところが、妹が出てくる間にボンネットを開けてみると、 なにやら ガソリン臭い のです。

良く見るとキャブレターにつながっている燃料パイプからガソリンが『ポタポタ』と 滴り落ちていました。
最初はホースバンドが無い為にニジンでいるのかと思ったのですが、更に良く 調べると燃料ホースにひびが入って漏れ出てはあ〜りませんか(X 。X)

修理あがり早々だというのに燃料ホース(1000円)を買ってくるまでの間、 また安置・・・じゃなくて安静にする事になりました。

しかし、これは序章にすぎませんでした。


<平成11年9月23日(木曜日)>
その日はお彼岸の中日でした。
私の家族もお墓参りに行き、お清め(食事会)もつつが無く終わらせ休日を エンジョイする事にしました。


『秋葉原に行こう!』

妹の一言により、私と妻の合計3人は一路蔵前橋通りを走り始めました。

ところが、そこはお墓参り帰りの車で溢れ返って大渋滞になっていたのです。

走りつづける事でしかエンジンを冷やす事の出来ない2cvはたちまちオーバーヒート (パーコレーション)を起こしてしまい、エンストしてしまいました。

後ろから来る車に散々クラクションを鳴らされ、妻と妹の冷たい視線を浴びながらも 車と同乗者を置いて帰るわけにもいかず、悪戦苦闘すること1時間と30分・・・・
普段なら30分くらいで着ける彼の地を目の前にして、私は半べそをかきながら U−ターンせざるを得なかったのです。



その数日後、千葉の船橋にいる知人の所に用事で行く事にしました。

『あの日のエンコは大渋滞が原因だ』
そう考えた私は2cvで高速道路を爆走させました。
ところが高速道路を降りるとまた渋滞・・・・ エンジンはどんどん怪しくなっていきました。

そして最悪にも 上り坂の途中で エンジンが止まってしまったのです。

『牛よりも重い荷物を載せて馬よりも速く走る事の出来る道具』 も周りの人々からみれは 単なる渋滞の原因にしか見えないらしく、 激しいクラクションの浴びながら、私は再びエンジンがかかるまで途方にくれたのでした。

も〜〜〜やだぁ〜〜〜!!!


こんな事が、その後も何度か続き私は今度こそ真面目に対策を講じる事にしたのでした。


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