平成14年度:車検奮戦記(3)

<平成14年01月10日(木曜日)>

排気管からホースで水を溜めてみると直ぐに水が滴り落ちてきました。
しかし、予想に反して水が漏れているのは先ほどの穴 (実際には穴のように思えた場所) ではなく、鉄板を丸めて円筒形に仕上げてある継ぎ目からだったのです。

排気の漏れている継ぎ目の写真
排気の漏れているのは継ぎ目だった!
この継ぎ目は溶接がされているわけでもなく単純に2〜3重に折り曲げられカシメてあるだけの 実に単純な構造になっています。
また、更に詳しく見ると1枚の鉄板を丸めてあるのではなく、何故か2種類の厚みの鉄板を 丸めて加工していることがわかりました。

実はボロボロになって剥がれていたのは表面を覆う薄い方の鉄板(下記の絵で言うところの緑色の部分)で、緩んだ継ぎ目以外は 無傷である事がわかったのです。
断面の構造図
雑な絵ですがこのような構造でカシメてありました。

エキスパンションボックスをよくよく見ると、車の真下に当たる部分が若干潰れており、 恐らくこれが原因となってカシメが緩んで排気が漏れるようになったと思われます。

結論的に言えば原因がわかったものの、構造上溶接で直る物でもないので『車検を通す為だけの』 場当たり的補修にとどめる事にしました。
(とりあえず、この日の作業はここまで・・・)

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