Page04:リアブレーキに躓く

平成18年01月13日(金曜日)

風雲急を告げたのは午後の事だった。

遅まきながら送られてきた見積もりメールをみて「こっちの方が近かったな・・・」 などと思っていたら、携帯電話が鳴った。
番号を登録しているので直ぐに2cvを預けた車検やさんだと分かった。

しかし、電話に出てガッカリした。
『いろいろ調べてみた結果、後輪のブレーキドラムを開ける特殊工具が無いため、車検を通せない』
と、言われたからだ。
直ぐに代車の三菱リベロで車検屋さんへ行ってみたものの、状況が変わるはずもなくアウト。
預けておいた費用を全額返還してもらい、帰路に着いたのだ。
とほほ・・・


平成18年01月14日(土曜日)

こんな時、頼りになるのは正規ディーラーのはずだ。
まあ、車検代行屋さんのような激安価格は期待できないが、細かいことを言う必要が無い分 安心して預けられると考えたのだ。

真っ先に思いついたのはBXを修理に出した事のある同じ区内にある某社。
ダメモトで電話を掛けたところ調子の良い営業が出て『受け入れ可能』と打診された。
しかし、ここにはいろいろと苦い思いをしてきたので結局却下。
そこで、有明にあるメーカー直営店に頼む事にした。
『儲け』にならない試乗ばかりしていたという、後ろめたさもあったしね・・・

そんな訳で、奥方と共に江東区有明にある『シトロエン有明』に向かおうとしたのだが、正月休み明け早々 なので、もし休みだったら意味が無い。
念のため電話を掛け、受け入れ準備をしてもらってから行く事にした。

ところが、意外や意外『2cvの車検は受け付けられません』と言う無常な答えが返ってきた。
しかも、理由は上記の車検屋さんと同じで『工具が無いから』だった事には驚きざるを得ない。
それでもメーカー直営ディーラーかよ!!

電話に出た技術担当曰く、
『工場を立ち上げる時に、探したのですが手に入らなかった』
『”GSTさん”は工具を持っているので対応してくれている』
との事だが、何とも納得が行かない・・・

私は素人なのでエンジンやブレーキのような命に関わるものや、大それた作業が必要に なる整備はこれまで避けてきた。
その為、ブレーキドラムどころか、後輪を外した事も無い。
そんな状態だから2cvのドラムブレーキの構造や『特殊工具』が如何なる物を 指しているのか全く理解できなかったのだ。

GSTさんや某H社に頼む事も考えたが、店までの距離や手間、費用の事も考えると『帯に短し襷に長し』 でイマイチ決断するに至らない。
結局、いつものようにユーザー車検の代行屋さんを探して『素通し』してもらう事に決めた。

(2008-01-18)


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