写真修正<Lesson01>

共同構内に水を入れる

Page-03(水面のマスクを作る)

水を入れる準備が終わったら別レイヤーを用意して『水面のマスク』を作ります。

まずは写真の右側に写っている水道管の半分くらいまで水に浸かっていると仮定して、水面のラインを画面にあわせて引いてゆきます。
実はこのマスクを作る作業が、一連の作業の中で最初の関門であるとともに、仕上がりの精度を左右する重要な仕事といえますので、時間をかけて精密に行いました。

おおよその水位を決めて、まずは画面に直線的でに書き込んで行きます。 ちなみに、この様な作業には単純なペイントツールよりも ベクトルツール が向いています。
私はペイント・ショップPRO7.0というソフトを使っているのですが、 一度引いた線や図形を後から再編集出来るので非常に便利です。

[写真:マスク加工過程01]
マスクの加工過程01

[写真:マスク加工過程01の部分アップ]
マスクの加工過程の部分アップ:壁の凹凸には未だラインが合っていません。

直線による水位が決ったら、壁や物などの凹凸に合わせて水の修正を行います。
また、ベクトルツールによるデータのままだと水面のエッジがシャープすぎるので、通常にピクセルデータ(ラスターデータ)に変換後、『ガウスぼかし』などで自然な感じにボカしました。

[写真:マスク加工過程02]
マスクの加工過程02

[写真:マスク加工過程02の部分アップ]
マスクの加工過程の部分アップ02:壁の凹凸にラインを合せました(シャープネス修正済み)

下図が完成したマスクです。
ベクトルツールを使って引いたラインの他に若干のレタッチを行いました。
[図:完成したマスク]
完成したマスク画像

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