少額訴訟への道のり

第05章:ぬかに釘

<平成14年09月05日(木曜日)>

内容証明郵便を発送してから2日、小石川郵便局から 配達証明 が送られてきました。
C社のC社長へ催告書が届いた訳ですから、後は期日までに入金されれば 全て解決するのですが・・・


<平成14年09月12日(木曜日)>

催告書が配達されてから1週間が経過し、こちらから提示した入金期限がやってきました。
こちらとしては当然の要求をしている訳ですから、入金される事を期待しつつも、心のどこかで あの人は払うつもりが無いンじゃないか と、誰もが思っていました。

ホームバンキングの端末を使って朝、昼、夕方と何度もチェックするのですが、案の定入金はありませんでした。

困った物です。


これで、C社長は徹底して無視を突き通すつもりである事がハッキリしました。
正攻法でどう攻めても全く無反応ですから、まさしく”ぬかに釘”ってやつです。
(腹立たしさを超えて呆れ返り、アッパレと言ってやりたくなりました)

しかし、どうしても理解できない事があります。

私がC社長の立場で、どうしても払いたくないのであれば
”そんな請求書知らないので、払うつもりが無い"
”うちではそんな仕事頼んだ覚えがないので払えない”
”請求書を出すならXXさんじゃないか”
など、いろいろ言い訳をするでしょう。
いずれにしても電話と郵便で何度も問い合わせをしているのですから、『高い』とか『知らない』とか『分らない』 と、反応するのが普通の感覚であり、無視を決め込む態度は『普通の感覚から遊離して、十分に異常である』としか 思えませんでした。

こうして、普通の話が出来ない非常識な人を相手にするに、少額裁判を起こす事が決定しました。


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