仁川までのフライトは美味しい機内食に舌鼓を打ち、ビールまで飲んで気をよかったが、
気流が乱れていたのか時折ジェットコースターに乗っているかの如き急降下感があった。
そう、天気だけは順調ではなかったのだ。
案の定、降り立った仁川国際空港は雨だった。
実際には天気予報も雨だったし、所詮雨の多い季節なのでこれまた予定通りと言える。
しかし、東京が雨から曇りになったので『ひょっとしたら』と都合の良い期待していたのだが、
こればかりは仕方が無い。
我々は迎えに来たガイドさんに案内され、マイクロバスに乗り込んだのだが、乗り合わせたのは我々を含め3グループ、たったの8人。
夏休みを過ぎたオフシーズンの平日という事もあるが、実にミニマムなツアーだ。
移動中はガイドさんに簡単なハングル文字入門やツアー中に行きたい場所を聞かれたりしながら、
和気藹々な雰囲気で過ごせ雨は窓の外の風景でしかなかったが、ホテルに着く前に立ち寄る
お土産屋さんの駐車場では傘をささざるを得ず、面倒くさかった・・・
お土産屋さんや免税店はツアーに組み込まれていたのだが、イマイチしっくり来なかった。
秋葉原にも免税店はあるが、システムを理解していない私には単なるブランド品の置かれた
ショッピングモールに過ぎない。
何より日本人向けに作られている為か、雰囲気はハッキリ言って銀座にいるのと変らないので、
まだ韓国に来た実感がなかったのだ。
銀座や日本橋のデパートにいるようで、どこ国に来たのか良く分らなくなる・・・
それでも流暢な日本語を操る店員さんに取り囲まれていると観光地のお土産屋さんの真っ只中に
いると感じたのは間違いない。
気を確かに持っていないと蛇に睨まれた蛙のように我を忘れそうになる。
日本製のキャラクターも目立つ(写真左及び中) 唐辛子のマスコット(写真:右)はお土産としてポピュラーなようだ。
一応買って帰るお土産の味見と称して『朝鮮人参チョコ($7)』と『サボテンチョコ($6)』を買ってその場を後にしたのだが、初めてした外貨での買い物は頭の中がグルグルしてきた。
(お姉さんによってはウォンをドルに換算してから円へ変換している人までいたのだ・・・)