平成14年度:車検奮戦記(7)

<平成14年01月15日(火曜日)>

その日は朝一番で車検屋さんへ車を引き渡すのに、やり忘れた事は無いかと少々バタバタしていました。

前日にわかってはいたのですが、テスト走行をすると前進をするときだけブレーキから『キー』っと、言う異音がするのです。

原因に心当たりがあったので、ブレーキパットを外してみると案の定、妙な当たり方をしている形跡がありました。
単純にパットの残量を見た際に、取り付けを上手く行わなかった為だったのですが、時間を 浪費したツケがこのような形で露呈していました。

結局、積んである不要な荷物を玄関に下ろしたりしているうちに車検屋さんは到着してしまいました。

すると、ここでも問題発生。
車検屋さんがウィンカーなどのチェックしたところ『ナンバー灯』と『ブレーキランプ』が切れている事を 指摘されてしまったのです。
慌ててジャンクボックスをかき回して交換をしたのですが、ナンバー灯は点いてくれません。
実は前回の車検の時もナンバー灯を指摘された前科があるので、少々焦ってアース不良なども疑ったのですが、 にわか作業では改善されずに車検屋さんに任せる事にしました。

我ながらトホホな状態でした・・・


<平成14年01月16日(水曜日)>

午後になって、車検屋さんから
『セルモーターがガーガーいってエンジンがかからない・・・
何か特別なやり方があるのですか?』
と、『泣きの電話』が入りました。

普段私がエンジンをかける際にはセルモーターが『回らない』って事は良くあるのですが、 電話で聞かされて様な症状は体験して事がありません。

シトロエン・メーリングリストで、
『そんな時はドライバーの柄で軽く叩くと直る事もある』
と、呼んだ記憶があるので、車検屋さんに伝えたら
『それも試したのですが・・・』と、情けない声でつぶやかれました。

このセルスターターのトラブルとしては『日本の軽自動車でも良くある』と、 車検屋さんも言っていましたが、私は経験した事が無いので悩んでしまいました。
(セルをず〜っと、回しっぱなしにしてエンジンをかけようとした事は容易に想像がつきましたが・・・)

しばらく経て再度電話が入り、
『押しがけでエンジンをかける事にしたが、プラグがカブったみたい』
と、言われて、この日は車検ラインを通す事を断念。翌日に再挑戦する事にしました。


<平成14年01月17日(木曜日)>

昨日のことがあったので、車検の合否や他のトラブルの電話が無いかと思い、 一日中電話を待っていたのですが、何の音沙汰もありませんでした。

最近の車検は基本的に1日で終るので、夕方自宅の駐車場にポンコツが無いのを見て
『あ〜今日も駄目だったのか・・・』と、諦めていました。

ところが夜になって残業を終えて帰って来た妻が駐車場を見た時には 車が止めてあり、ポストに車検証と鍵が入っていたのです。

納車された時間には確実に自宅にいたので、車検やさんには少々不信感をいだきましたが、 結局今回の車検屋さんに払った費用は

自賠責保険 2万7600円
自動車重量税 2万5200円
登録印紙代  1,400円
車検代行料 15,000円
値引き(2回目なので) ▲ 3,000円
(切れていたストップ及びナンバーランプの補修は無料サービス)
合計で6万6200円でした。

今回は車検に伴なう不要な整備をしない『単純なユーザー車検の代行コース』を選んだので、 彼らの実質的な取り分は『1万2千円』と言う事になります。

当然一度に複数台を持ち込んでラインを通すのでしょうが、大の大人が2人で車で来て、 納車までするのですから、儲けが出るのかと心配になってしまいました。

なんだか投げ込まれていた封筒が 『お願いだから次回は勘弁して』 と、懇願しているようで、妻と2人で苦笑してしまいました。

一応(?)めでたしめでたし・・・

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