専門店でさじを投げられても、メーカーからの回答が無くても、こんな小さな部品が無い事で
セルモーターを交換するのも馬鹿馬鹿しいですし、
<平成14年11月26日(火曜日)>
ベアリングを取り扱う店は、以外に身近にあるものです。
そこで以前から知っていた、亀戸にあるベアリング専門店を尋ねる事にしました。
(実際、私が辞めた会社も地元では老舗の工具屋ですから相談に乗ってくれるはずですが、やはり気が重いものです。)
入って直ぐに若々しい店員さんが対応に当たってくれたのですが、残念ながら返ってくる答えは
秋葉原の店とほとんど変わりありませんでした。
しかし、親身になって相談に乗ってくれただけに、入手できない理由もハッキリしてきました。
パイプ状の軸受けが『0.5mm飛び』で存在しない理由は、『一般的に使われる実績がない』と言う事よりも
ベアリングを製作する素材に起因していると納得できたのです。
原因は厚さ1mmの薄い板をプレス加工して作る為、外径を設定すると内径は自動的に決ってしまうのです。
例えば外径14mmだと
内径は14mm-板厚(1mm)x2=12mm
となる訳です。
この理由により、サイズの小さいベアリングを11.5mm拡張しようにも、規格上外径12mm、内径10mmの
物を加工する羽目になってしまい、そもそも使い物になりません。
いろいろ思案した結果、一番近いのはこれしか無いという事になって
外径14mm、内径12mm、長さ15mm
のベアリングを1個だけ買って帰る事になりました。