夏の空騒ぎ(幌編)

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平成17年7月02日(土曜日) くもり

次から次へと続く仕事の納期に追われ週末も休んだ気がしない。
この日も午後から仕事をしようと思っていたのだが、CG制作は取り留めの無い作業なので乗り気がしないまま 時間だけが過ぎてしまった。
それに夜は兄弟会議の予定になっていたので仕事の出来る時間は縮まるばかり・・・
スロースターターの私が短時間でまとまった仕事を仕上げられるはずが無いので、付け焼刃の仕事はしないことにした。

しかし、そうかと言って夜まで撮り溜めたビデオを見続けるのも少々空しい。
そう思い外を見ると、どんよりと曇ってはいるが雨は降っていない。
これは絶好の機会である。

我が『給料の3ヶ月分号』の幌は耐用年数をとっくに過ぎて雨は染み込み放題・・・
最近では風化して裂けたところを梱包用のテープで貼り付けている非常に情けない事になっていた。
そんな訳で、重い腰を上げることにしたのだ。

[写真:ほころびた幌]
ほころびた場所はこれだけではない事実・・・

先ずは幌の漂白からスタート。
幌の漂白は4年前の秋に一度行っているが、その時防水をしっかり しなかったので再びカビだらけになっていたからだ。
[写真:幌の漂白]
漂白で綺麗になったんだけどねぇ〜


問題はこの後である。
風化して穴だらけになりつつある幌なので普通ならば漂白するまでも無く、サクッと交換した方がはるかに 楽なはずである。
しかし、前回の2cv日記で書いたように風化しているのは幌だけではない。
ハッキリ言って今後も長く乗り続けるのならば幌交換だけでなく全塗装までやらないと風化は止められない。
だが、それをやるとエアコンの利く立派な中古車が十分買えるようなお金が必要になってしまう。
2cvは何物にも変え難い車ではあるが、これは一寸どこでなく勿体無い気もする・・・

私は誰かがやりそうで何故か行わなかった『幌生地のみの交換』を画策していたのだが、奥方曰く
私が行った自転車のパンク修理の成功率『0勝2敗』を盾に断固拒否。
情けない話だがそれを言われると返す言葉が無い・・・
結局、奥方が発案したお金の掛からない『ダメモト』作戦を決行したのだ。


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