シートのゴムは電装品や機関系の部品と違い、交換しないと走れないという性質のものでないせいか、
あれだけ待ち焦がれていた(?)にも拘らず、作業をしないまま半月が経過しました。
しかし、これ以上作業を先延ばしにして梅雨の季節に突入してしまうと余計面倒な事になりかねないので
炎天下ですが、買い物へ出かける前に着手することにしました。
ゴムを交換する為にはシートの外皮を外さないといけません。
しかし、我が家のポンコツ車の場合、外皮下のスポンジが完全に風化しており、シート下のCDマガジンなどに
雪のように堆積して酷い状態になっていました。
その為、ゴムの交換よりも掃除機がけに時間が掛かったようなものです。
風化して粉上になったスポンジ
☆ 座面は崩壊していたので初期レストアでテント生地に張り替えてあります ☆
外皮を剥がしさえすればシートのフレームに明いているフック穴を参考にしてゴムを掛けて行くだけですが、
思わぬ誤算が生じてしまいました。
背もたれ部分のゴムは圧倒的に本数が足りなかった!
風化により切れてしまったり、切れる寸前のゴムが多数あることは想像していたのですが、その数が
想像を超えていたのです。
初期レストアの際に崩壊していた座面の補修は行っていたのですが、シートゴムを入手せずに行ったので
元々の数が少なかったのです。
故に購入した20本はたちまち使い切り、使えるゴムを再流用しても全く数が足りなかったのです。
写真を見れば一目瞭然ですが、一人分の座面だけでもゴムは20本使われていますし、背もたれも
同等以上が必要です。
FPSさんで商品を発注する際に50本セットだと$39.5と割安になる事は分かっていたのですが
『20本もあれば足りるだろう』位にしか考えず、数すら数えなかったのが最大の敗因となりました。
まともにレストアするのならばシートゴムは100本買っても良かった
訳です。
絶対数には不満があるもののゴム掛けと掃除が終わったので作業を終えて買い物へ出ることにしました。
何しろ暑い日だったので通気性を考えてトランポリン状態でも良かったのですが、流石にそれでは格好よすぎて
注目を集めすぎます。
そこで、スポンジが風化した外皮を捨てるか否かは脇に置いておき、以前から使っている奥方が縫ってくれた
キルティングカバーのみを掛けてみました。
するとお尻が陥没する事もなくなりましたし、背もたれ部分もしっくり来るようになりました。
(まあ、絶対数が足りなかったのですから当然ですが・・・)
とりあえず投資した分の効果が実感できたので今回の作戦は成功ですが、切れそうなゴムの方がまだまだ
多い状態ですので近々買い増しを考えていますが、他に注文すべき部品が出かねないので様子見をしている
状況です。
(一応、終わり)