ポイントチェックをしました

<平成15年09月28日(日曜日)>

<何年かぶりにポイントチェック>

奥方が実家に用事があり、土日続けて送り届けた後の事でした。
季節は秋。 暑くも無く、寒くも無いく、雨も降っていない何をするのにも絶好の気候です。
家にこもって見ていないビデオを消化するのも良いですが、面倒くさくて放置していた2cvの整備を 急に思いつきました。

まずは運転席側の車幅灯です。
ヘッドライトを外し、スモールランプを覗くとフィラメントが見えません。
接触不良だと思っていましたが、完全に切れていれば点くはずがありませんから買いに行くことにしました。

しかし、時刻はまだ3時。 これだけで終わらせるのでは時間が余りすぎます。
そこでトランクから『ストロボ』を出してきて、点火タイミングのチェックをしてみたところ、以前ペイントペンで引いた上死点を示す線が見当たりません。
昔ストロボで光るか光らないかの位置に合わせた記憶がありますから、大してずれてはいないのかもしれませんが、 半年間の燃費が2割ほど低下している事と、低速時に多少力不足を感じる事が多く厳密にあわせることにしました。

お約束の手順(ファンベルトの交換を参照)でクーリングファンを取り外し、ポイントケースを露にしたところで、ついでにポイントギャップも見る事にしました。
この作業はフライホイールをドライバーで回しながらポイントを開閉するためのカムの位置を見る必要がある為、 1人ではやり辛いのですが、なんとかカムの頂点付近を捜しました。

[図:ポイントギャップ]
ポイントギャップの説明( 今回は手が汚れていたの写真は撮りませんでした)

このあとポイントの隙間を所定量(0.35〜0.45mm)に調整するのですが工具箱には隙間ゲージはありません。
そこで葉書を使って計測すると若干隙間が狭くなっていたので、ポイントを紙やすりで磨いた後に微調整を行いました。 (手元の資料では”官製はがき2枚分よりも若干せまく”と、あります)

この調整の後改めてストロボで点火タイミングを見ましたが、やはりペイント線は見当たりません。
この時点でポイントケースの2箇所のボルトを緩めて点火タイミングを調整してみたところ、ペイントラインは 早すぎる位置(ウサギの耳のようなところ)に隠れていたのです。

ヘインズによるとエンジンが動いている時の上死点は止まってる時よりも早い位置に調整が必要なものの、 その角度は目検討で行うしかありません。
今回は少なくともエンジン停止時よりも点火タイミングが早い位置にありつつ、エンジンが力強く回る音のする あたりに勘で合わせてしまいました。
それでもエンジンを空ぶかしした際にボディーやバックミラーが振動する事が無くなり、試運転しても 低速時のピックアップが良くなった気もして一応効果はあったようです。


<スパークプラグを中古へ交換!?>

部品の組み戻しが終わった時に、なんとなくスパークプラグを中古に戻してみました。
今年に入ってから燃費が悪くなった原因を考えてみると、長年の整備サボり以外にはプラグの交換以外に 思いつかなかったからです。
(1本1,500円ほどした高級品だった為、交換したことに後ろ髪を引かれていたのも理由の一つですが・・・)
いざ交換して走り出してみても、不都合らしい物はありません。
DIYショップで電球を買って帰る際にエンジンの始動が少々悪い感じでしたが、キャブ調整も行ったので そのせいかと思い深く考えませんでした。

しかし、夜になって奥方を迎えにいって帰る際に、別になんでもない場面で不意に『プスン』と失火する 事があり、信頼性は明らかに低下してしまいました。
やはり、スパークプラグは新しいに越した事は無いようですね。


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