私の2cvの燃料計は、ある日突然動かなくなってしまいました。
しかし、オートバイ式に走行距離と燃費から燃料の残量を計算すれば事が足りるので1年近く”ホッタラカシ”にしていました。
ところが相次いで原因不明のトラブルに遭遇した為、関係のありそうな箇所・・・特に燃料供給系
の再チェックをする事にしました。
燃料計の修理はその行きがかり上、突然始めてしまった作業でした。
燃料計のチェックについては『ヘインズ』にも出てはいるのですが、私の2cvは
室内から燃料計へアクセスできず、埼玉のM田氏に聞いてみたところ、
『ガソリンタンクがプラスティック製に変更された際に仕様変更された為、
修理をするにはタンクを下ろす必要がある』
と、言われました。
ついでに、良くある故障箇所と対策についてもコメントを頂き作業に取り掛かりました。
さて、私の2CV『給料の3箇月分号』の場合はどうだったかと言うと、上のどれにも当てはまりませんでした。
実は燃料計の
アース不良
だったのです。
タンクを下ろして燃料計を目視でチェックしたのですが、特に異常はなさそうでした。
その為、テスターでボリュームの抵抗値を計ったのですが、フロートの動きに合わせて
抵抗値も変わる為、これも異常なし・・・・
念の為、車に仮設で取り付けてフロートを動かしてみると、それに合わせて運転席の
燃料計もゼロから満タンの間を行き来しました。
『少なくとも燃料計自体は壊れていない』
と、判断した私は元のとうりに組みなおしたのですが、今度は動きません・・・・(T 。T)
仕方なく私の親父に見せたところ
『アースじゃないか?』
と、言われてしまいました。
元々つながっていたアース用(マイナス側)のケーブルは私の目にも劣化が酷く
新品に交換したのですが、ギボシの持ち合わせが無かった為、接点を磨いただけで
流用していたのです。
渋々オートバックスまでギボシのセットを買いに行き、圧着して組み立てると
何事も無かったかのように燃料計は動き出したのでした。
『アースマニアの親父の勝ち』と、言うところでした。