くさって候

平成14年10月10日(日曜日) くもり、時々雨

東京に台風が通過した翌日、空はどんよりとした。

その中をいつものように奥方と買い物ツアーへ出ようとしたときに些細な不具合を思い出した。
方向指示器を右に出したときと左に出したときとで点滅の早さが2倍くらい早いのだ。
これはどこかの電球が切れている証拠である。

正直に言ってそれが右側の前方だと気づいていたのだが、最近雨が多い上に連日遅くまで仕事をしていて整備どころではなかった。
しかし、思い立ったが吉日ばかりに重い腰を上げる事にした。

ところがドライバーを取り出して、ウィンカーのレンズを外した途端、中から水が『ジャーっ!』と、ばかりに流れ出した事に先ず驚いた。
電球を外して光にかざしてみたがフィラメントが切れている様子もない。
そこでソケットを覗き込んでみたら電極が完全に錆びきっているだけでなく、軽く触っただけであっさり折れてしまったのだ。
何故か入り込んだ水によって電極が浸食されたのは明らかで、通電しないのも当たり前である。

[図:方向指示器の断面図]
単純な構造なので、原因はすぐに判明しましたが・・・


買い物に出ようとした矢先だったこともあり、組み戻してそのまま出かけようかとも思ったが、あるべき物が あるべき姿にないのはやはり嫌な気がした。
そうかといってハンダゴテも無いし、そもそも電極の見えている部分は完全に錆びきっているので少々磨いたくらいでは どうにもなりそうもなかった。

そこで、駄目で元々とばかりにアルミホイルと電線を使って無理やりに電極らしきものをでっち上げて見たら 辛うじて点滅を始めたのでシメシメと組み戻した。

しかし、所詮は付け焼刃。
手を洗って車に乗り込んだ途端に元通り(?)点灯しなくなってしまった。
やはり仕事が一段落してから本腰を入れて補修するか、部品を取り寄せたほうが早いようだ。
とほほ・・・


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