我が家のポンコツ2CVを車検に出した時のことですが、車検屋さんに
『ドライブシャフトブーツが裂けて穴が明いていますよ』
と、指摘されてしまいました。
幸い車検はそのまま通ったのですが、帰ってきた車を確認すると運転席側の
シャフトブーツが極わずかですが裂けていて、グリスをまき散らす原因になっていたのです。
(どうりで『タイヤハウスに内側の洗浄に1日かかった・・・』と車検屋さんから泣きが入ったはずです)
ショックは隠せないものの、自動車整備関係の本を読んだところ、
『ドライブシャフトブーツの破れはベアリングなどの潤滑が出来なくなるので当然交換しなければならないが、
グリスが全て無くなるまでは猶予がある(意訳)』
と、書いてあったので一安心・・・・
まあ、当然の事ながら直ぐに治したいところですが、車検の直後でお金が無く、
とりあえず様子をみながら策を練ることにしました。
試しに某ショップに問い合わせてみると、『6箇所のブーツを全て交換して数万円』と見積もりが出たのですが、
交換が必要なのは1ヶ所だけなので一寸ナンセンス。
とりあえず、
CML
などで情報を集める日々が続きました。
発見された『破れ』を放置する事4ヶ月、結局DIY作業に踏み切る為、最寄のシトロエンショップ
『デカポ』さんへ
ドライプシャフトを注文する事にしました。
全く動けなかった2月の1ヶ月を経て、騙しダマシ動かしていたのですが、(止せばいいのに)
岐阜までのロングドライブを決行してブーツの状態に不安を感じたからです。
タイヤ側のドライブシャフトブーツの交換作業には
タイヤ側から攻める
『正攻法』
と
ブレーキ側から攻める
『非正攻法』
とがあります。
<平成12年6月初旬?>
実際作業をしてみると『意外と簡単だった』というのが感想です。
これが最新式のFF車であったら、まず手は出していなかったでしょうから、
2cvの簡単な構造に感謝する限りです。
今回の体験により6箇所すべてのドライブシャフトブーツの交換が可能であることが確認できた
有意義な作業だったと思います。